テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 レイディーとミシガンに救出されたカオスはなにやらレイディーの用事に付き合わされることになったが…。


開会

王都レサリナス 北部 城前広場 フェデールサイド

 

 

 

「…聞け我が国民よ!

 我等マテオは今日より宿敵ダレイオスへの再戦を宣言する!

 

 準備は整った!

 ダレイオスとは建国以来長きに渡る争いを繰り返してきたがそれも今日この開戦で終わりを迎えることになる。

 これまでの戦いの歴史で失ってきた多くの同胞達もこの日を待ちわびてきたであろう!

 

 我等はこれよりダレイオスを討つ作戦に出る!

 ダレイオスの兵士には国民一人たりとも傷つけさせはしない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 城西 研究所外 カオスサイド

 

 

 

「百年前からダレイオスよりもお前らバルツィエに殺されてる数の方が多いんだけどな。」

 

「レイディーさん、

 あそこで話してる人って…。」

 

「あぁ、お察しの通りだ。

 あれがお前の大叔父にしてこの国のトップ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アレックス=クルガ・マテオだ。」

 

 

 

「あれがおじいちゃんの………。」

 

「その隣にはお飾りの女王クリスタル、

 ………壮観だなぁ。

 後ろにはこの王都の豪華隊長陣が揃ってやがる。」

 

「…!

 あの人は!?」

 

「?

 顔知ってる奴でもいたのか?」

 

「あの騎士団の一番前にいる人…、

 確かフェデールって。」

 

「フェデールを知ってるのか?

 奴には極力近づかねぇ方がいいぞ。」

 

「えぇ知っています。

 教会で聞きました。」

 

「そうなのか?

 ………奴はアレックスに次いで強いらしいからな。

 まさかお互いに顔見知りじゃねぇよな?」

 

「………」

 

「おいィッ!!?」

 

「五月蝿いよレイディー!」

 

「…チッ!

 ………それにしても妙だな。」

 

「何がですか?」

 

「騎士団の隊長達が全員じゃねぇ…。

 こういう政には全員出席する筈なんだがな。

 ブラムはいるようだが………、

 ダリントンの部隊が隊長不在とは………。

 坊やはダリントンに会えたのか?」

 

「いえ、俺達がこの街に来たときには既にいなかったみたいです。」

 

「………やられちまってるかもな。」

 

「ダリントンってアルバさんとあの王様の昔部下だった人なんでしょ?

 ここに来るまででレイディーからいろいろアルバさんの家のこととか聞いたけど友達だった人を殺したりはしないんじゃ…。」

 

「言ったろ?

 もう奴等は既にヒューストンって前例を作っちまってるんだよ。

 それにここにはつい昨日のうちに友達にはめられたどじっ子もいるんだ。

 昔友達だったとか関係ねぇんだよ。」

 

「………」

 

「でもそれって騎士団の任務中の事故だったんでしょ?

 それなら殺しってことにはならないんじゃないの?」

 

「…そういう話だったらよかったんだけどよ。

 ヒューストンに始まって騎士団だの評議会だのバルツィエに対して反抗的な奴等が次々と謎の失踪が続いた。

 そしてその後釜にはどれもバルツィエの家系やその手下についた奴等が宛がわれた。

 ………まるで最初からそいつらがいなくなることを知ってて用意されていたようにな。」

 

「…!

 じゃあ…!」

 

「………ダリントンは今のバルツィエにはあまり友好的とは言えない態度をとっていた。

 ここにいないってことは最近になって消された可能性がある。」

 

「………!

 でも!」

 

「ん?」

 

「昨日ウインドラが言っていたんです!

 ダリントン隊長が今日来るって!

 ウインドラ達は今日この集まりで何かをするみたいなんです!

 だからダリントンさんも後から来るんだと思います!」

 

「ウインドラが…?」

 

「………それが本当ならダリントンはこの日までに消されねぇように身を隠していたのかもしれねぇな。

 だが一体何をするつもりなんだ?

 あいつ一人が体張ったところであのバルツィエの連中には………………どういうこった?」

 

「今度は何ですか?」

 

「ダリントンがいねぇと思ったらよく見りゃ隣の部隊の隊長もいねぇぞ?

 いるのはバルツィエとその手下のブラムだけだ。

 どうなってやがる………。」

 

「…き、きっとウインドラの言っていた作戦か何かでいないだけなんじゃ…。」

 

「………だといいが………

 何だか胸騒ぎがする…。

 

 

 

 何か………もう取り返しのつかない事態に陥っているようなそんな嫌な予感が…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 アローネサイド

 

 

 

ナァ、ダリントンタイチョウキョウドウシタンダ?

 

サァ?サイキンミネェトハオモッタガキョウモイネェナァ。

 

ドッカエンセイニデモイッテルンジャ…。

 

ソレダッタラタイインタチモツレテイクダロ。

 

タイインハイルノニタイチョウダケガイナイ?

 

ホカノブタイノタイチョウモイナクネェカ?

 

エ?、ア!、ホントウダ!

 

ドウシタンダタイチョウタチハ…。

 

コレジャアバルツィエダケノシュウカイダヨナァ…。

 

タイインダケシュッセキッテドウナンダ…。

 

………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「?

 皆さんどうなさったのでしょうか?」

 

「フムゥ、

 どうやら騎士団の非バルツィエ傘下の隊長二人が不在のようでござる。」

 

「隊長がですか?」

 

「あの左端の方の部隊なんでござるが間から見えるでござるか?

 左から三番目以降の先頭にいるマントを着けたのがそれぞれの部隊の隊長なんでござるが…。」

 

「…左二列の隊の先頭の人達はマントを着けていませんね。」

 

「よく見たら他の隊よりも先頭の人が後ろに下がってます。」

 

「そうなんでござる!

 この会合は騎士団発足の元行われるゆえこの街にいる騎士は全員召集がかかる筈なんでござるが………。」

 

「何か別の用事とかなのでは?」

 

「それはないでござるよ。

 一人ならまだしも二人の隊長が揃って用事などと…。

  我々にも数日前にこの会合が開かれると知らせがあったてこざるから騎士団所属者ならばもっと前に連絡は行き届いていたでござろう。

 こんな日に用事を入れるなどバルツィエを挑発しているようなもの…。」

 

「…トーマスさんその非バルツィエ傘下の隊長二人はなんという方々なんですか?」

 

「へ?

 確かバーナン会長と「ダリントンです。」そう!

 ダリントン!」

 

 

 

「メルザさん!?」

 

「………やっぱりお兄ちゃんは来てないようですね。」

 

「…と言うとメルザさんのところにも…。」

 

「はい…。

 ………本当何してるんだか…。」

 

「…極秘の任務中とかでは?」

 

「この日にそういった任務は流石にないですよ…。

 …今日はカオ…サタンさんは来てないんですか?」

 

「………こちらも昨日から行方が分からなくなってしまって…。

 本当は来ないつもりだったのですけど…。」

 

「メデスさん達も探しに来たんですね…。」

 

「はい…。」

 

「何やら行方不明が続出しているでござるな。」

 

「…トーマスさんも来てたんですね。」

 

「当然でござる!

 今日という日をずっと心待ちにしていたのでござる!

 今日この会合で颯爽とアルバート様が「お兄ちゃんです!」」

 

 

 

「今日ここに来るとしたらお兄ちゃんなんです…。

 アルバート様じゃなくてお兄ちゃんが…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 フェデールサイド

 

 

 

「…フェデール、後は任せたぞ。」

 

「御意に…。

 さて親愛なるマテオの民達よ!

 今日!

 この場に集まってもらったのはただ開戦の狼煙を上げる為…

 だけではない!

 この場に集まってもらった多くの民には伝えておかねばならぬことがある!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 アローネサイド

 

 

 

「?

 開戦だけではないのですか?」

 

「もう一つ別の理由が?」

 

「………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 フェデールサイド

 

 

 

「今日我等は宿敵ダレイオスへと攻めいる前に………

 王国貴族、騎士、国民と心を一つにしなければならない!

 皆が同じ目標を掲げ共にダレイオスの強国に立ち向かいそして討つ!

 

 

 

 

 その大願を成し遂げる為にもそれを阻害する王国内へ潜入していたダレイオスの犬を今日この場で…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 処刑する!!」

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