テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

125 / 972
 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 開戦式にて偽物の死体を見抜いたカオス達はレイディーの機転により虚実を大衆に知らせることに成功するがそれでも剣は修まらず…。


ラーゲッツ進撃

王都レサリナス 城西 研究所外 カオスサイド

 

 

 

「とうとうダリントンとことバーナンのとこが敵味方関係なくやりあい始めたな…。」

 

「何をしてるんだ…!?

 誤解は解けたのにどうして?」

 

「連中らは両方ともバルツィエに敵対してたようだがその前に互いに剣を向けあったことでその意識が上書きされたんだ。

 ………フェデールが関わってるだけあってそう易々と状況は覆せねぇか。

 こういうとこは流石としか言いようがねぇな。」

 

「敵の目の前で味方同士がやりあっても意味ないのに…!」

 

「アタシ達は外野だからそんなことが冷静に判断できるが向こうの奴等はそうも言ってられないんだろ。

 自分達に剣を向ける一番近い敵から排除しようといっぱいいっぱいなんだろうさ。

 なんせ統率者が両軍共にいないんだ。

 各々が身を守るために戦うしか出来ないんだろ。」

 

「…こんな状況になってまで…、

 ウインドラ達の作戦はまだなのか…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 ウインドラサイド

 

 

 

「死ねえッ!

 バーナン隊ッ!!」ザンッ!

 

 

 

「地獄に落ちろッ!

 ダリントン隊!!」ズバンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…!!

 ………何か!

 何か皆を落ち着かせる方法は………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒイィィイヤッハハハハハハハハハッッッ!!!

 オラオラオラアッ!!

 ハーッハッハッハッハッッ!!!」シュシュシュシュシュシュッ!!!

 

「ぐあっ!?」「グハッ!!」「なっ…!?」「やっ、やめ…!?」「「うっウワァァァッ…!!?」………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?

 ………ラーゲッツ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファァァァァッ!ハハハッ!!!

 こんなもんかぁ!?

 こんなもんかよテメェらっ!!

 こんだけ弱いんなら纏めてかかってきた方がいいんじゃねぇかァッ!!!?

 同士討ちなんて下らねぇことしてねぇでよぉっ!!?」シュシュシュシュシュシュッ!!

 

 

 

「うっ…!?

 ダッ、ダリントン隊ッ!

 奴を止めろォォッ!!」

 

「バーナン隊ッ!!

 一旦俺が指揮を取るッ!!

 ラーゲッツをやれェッ!!」

 

 

 

オオオオオオオッ!!

 

 

 

「ハハハッ!!

 気分がいいぜッ!!

 こんなに大量の獲物!!

 俺一人で相手していいなんてよォッ!!」

 

 

 

「ファイヤーボールッ!!」ボシュッ!

 

 

 

「ケッ…!!」バフッ!

 

 

 

「!?」

 

 

 

「欲を言いやぁもちっと歯応えのある獲物を喰いたいもんだがなぁっ?」ザクッ

 

 

 

「ブッ…!?」ドサッ…

 

 

 

「おいおいおいッ!?

 もっと強い奴はテメェらの中にはいねぇのかッ!?

 こんなんじゃあ、不眠症になっちまうぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラーゲッツめ……!

 ………俺がやるしかないのか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 アローネサイド

 

 

 

「…!?

 あの方はこの間の…!?」

 

「ラーゲッツとかいうバルツィエの奴です…!」

 

「カオスの友人の部隊が殺られていきます…!

 あの中にはウインドラさんも………!?」

 

「あの突進力には誰も手に負えないんでしょう!

 あれを止められる人なんてバルツィエ以外にはいませんよ!」

 

「あのままでは部隊が全滅してしまいます……!?」

 

「何か騎士達に手は………。」

 

「!

 見てくださいタレス!

 あの先を………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 ウインドラサイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウッハハハハハッ!!

 この勢いで皆殺しにしてやるぜッ!!

 反逆者共ッ!!」

 

 

 

「そうはさせんぞ!

 バルツィエ!」バッ

 

 

 

「何をさせねぇんだ?」シュッ!

 

 

 

「……うっ!」バタンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………テメェらはいつまで寝ぼけてんだ?

 ちったぁやる気出せよ?

 殺しに来てる相手に手を抜いてる場合じゃねぇだろ?

 それともこの程度が本気だとでも言うのかよ?

 どいつこいつも兵隊のくせして民衆どもと変わらねぇだろ。

 よくそれで…

 ………あぁ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ゲホッ………。」

 

 

 

「………テメェはさっきのカラサスのガキ…。

 何の真似だ?

 俺を止めようってのか?」

 

 

 

「もう………止めろよ。

 お前達がやってるのは…

 ただの殺人だ。

 お前達こそが悪い奴等じゃないか。

 お前達が死ぬべきなんだ!」

 

 

 

「………ハハハッ!

 まさかこんなガキが今日一番威勢がいいなんてなぁ!

 おい?

 俺の前に立つってことがどういうことか分かってんだろうなぁ?」

 

 

 

「………お前をこれ以上好きにはさせない。」

 

 

 

「さっきまでブルブルブル震えてたのにフェデールに蹴り入れられてどっかおかしくなったのか?

 テメェに止められる程俺は弱く見えるか?

 …フェデール!

 コイツ………俺が殺ってもいいんだよな!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ、殺しても問題ないよ。

 カラサスの血が残っていたなんて俺の名に傷がつく恥だ。」

 

 

 

「だそうだ。

 侯爵様からお許しが出たぜぇ?

 カラサス男爵さんよぉ?

 それじゃあ本日最高の粋のある獲物みてぇだが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あばよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 アローネサイド

 

 

 

「ダニエル君っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 城西 研究所外 カオスサイド

 

 

 

「ダニエル君がッ…!?」

 

「!

 あいつは………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 ウインドラサイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガキィィィンッ………………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あぁん?」

 

 

 

「………」

 

 

 

「テメェは…?

 ………この前門のとこにいた兵隊…?」

 

 

 

「これ以上は俺が許さんぞ。

 バルツィエ…。」

 

 

 

「………横からしゃしゃり出てきてたまたま俺の一撃を止められたくれぇでいい気になんなよ。

 テメェもユーラスの真似事かぁ?

 うっとおしいんだよ!!」シュッ!

 

 

 

「フンッ!」キィンッ!

 

 

 

「あぁ?」

 

 

 

「掌底破ッ!!」ドンッ!

 

 

 

「おぶふっ!?」ドフッ!…ゴロゴロゴロッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「有り難う…、

 少年………。

 君のおかげで機会が回ってきた。

 

 

 

 後は俺に全て任せろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 フェデールサイド

 

 

 

「何やってんだラーゲッツの奴。

 ぶっ飛ばされてやんの。」

 

「…アイツはダリントンの部隊の騎士……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 城西 研究所外 カオスサイド

 

 

 

「………助かった。

 ウインドラがダニエル君を救ってくれたみたいだ。」

 

「今あの人の攻撃を防いだよね!?

 ウインドラが…!?」

 

「………お前の友人ちっとは腕に覚えがあるようだな。

 ここからどうするつもりだ?

 大衆がこの後に期待してるぜ。」

 

「!

 いつの間にか街の人達や騎士の人達が静かになってる…!?」

 

「カオス!

 皆ウインドラ達を見てるよ!?」

 

「お前の友人はそれくらいのことをしてんだよ。

 あのラーゲッツはバルツィエでも突貫力が随一と言われてるような奴だ。

 それを止めるどころか逆に突き飛ばしやがった…。

 

 

 

 皆気になんのさ。

 ダリントンとバーナン以外でバルツィエに対抗できる奴が現れたことに。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 アローネサイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………、

 

 

 

「あの騎士の方がダニエル君を守ってくれました!」

 

「…またバルツィエの作戦ではないでしょうか。

 このように注目を集めてまたふざけた遊びでも…。」

 

「あそこまで追い込みながらそれは無いでしょう…。

 あの騎士の方は………、

 きっとダニエル君の味方です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 西部 ???

 

 

 

「………とうとう動かれるのでございますね臣民様。

 そうでなくては私がお膳立てした意味がございません。」

 

「ブラム………?」

 

「………一人言でございますよダイン様。」

 

「そう………。」

 

「………しかしこの状況は一体…?」

 

「フェデールの作戦…。」

 

「フェデール様の………?

 !?

 もしやまだ何かおするつもりで…!?」

 

「そうみたい…。

 なんでも…

 こっちの方に来る反逆者を殺してって…。」

 

「と言うことはフェデール様の作戦ではこちらの方に反逆者を追い込む作戦を計画しているのございますか?

 ですが今中央には国民の皆さま方がお集まりしているご様子。

 あの中に紛れられては手の出しようが…。」

 

 

 

「大丈夫…。

 フェデールの計画には抜かりがない…。」

 

「それはどういった……?」

 

「………ここから先は疑いのある人には教えられない…。」

 

「………私は謀反の嫌疑がかけられているのでございますか?」

 

「うちは信用はしてる…。」

 

「…この場にいてはあちらにいる方々と連絡の取りようがございません。

 このような配置で疑いも何もないのでは?」

 

「それを証明するために今日うちがブラムを監視することになってる…。

 だから…、

 何もしないでね…?

 ブラムはうちの隣にいればいいの…。」

 

「………隊長職が二人もこのような所にいてよいのでしょうか?

 城の方が乱闘騒ぎがあったと先程「いいの」」

 

 

 

「そんなこと気にしなくていいの…。

 うちらはここで待ってればいいの…。

 ブラムの容疑はここで何も無ければ晴れるんだから…。」

 

「…そうでございますね。」

 

「忘れないでね…。

 もしブラムが黒だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時はうちがブラムを殺るんだから…。」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。