テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 ユーラス、ダイン、ランドールを打ち勝つカオスだったがその直後フェデールがカオスが王アレックスの息子だと言う。

 困惑するカオスだったが民衆もその様子を受け…。


引き込み

王都レサリナス 北部 城前広場 カオスサイド

 

 

 

「アレックス………?

 何を言ってるんだ。

 俺はおじいちゃんの………。」

 

 

 

「時期の剣術は若き日のアレックス王のお姿を想わせるような大変素晴らしきものでした。

 アレックス王の血が世代を越えても色濃く残っているのですね。

 時期のお顔もよく拝見させていただくとアレックス王の面影がございますよ。」

 

 

 

「それは王様は俺のおじいちゃんと兄弟だからで…。

 それに王様にはお妃様がいるし俺が子供な訳がないだろ。」

 

 

 

「…貴方様はアレックス王が王となられる前の遠征でお付き合いなされた女性の方との御子息なのです。

 てすからアレックス王の御子息であるならば貴方様は我らが同胞も同然。

 あのクリスタル王妃一筋のお堅き方でも多少のお遊びは経験なさっていたのですね。

 いやはやこれはすぐにでも時期の所在を明らかにして我等が宮殿へ迎え入れる準備を早急に執り行わなければなりません。」ニヤァ

 

 

 

「話が噛み合ってないぞ…?

 何をしようと「皆のものッ!!」!?」バッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先程の剣客としての腕前をご覧いただいたであろう!!

 この御方は我らが偉大な王!

 アレックス王の血を継ぐカオス=バルツィエ子息である!!

 機密情報につき報告が遅れてしまいこのような騒ぎを起こしてしまったが時期は間違いなく我らバルツィエの貴族の資格を持つ御方だ!!」

 

 

 

「!?

 何言って…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックスオウノ?

 

ッテコトバルツィエガワジャネェカ!?

 

アルバートサマノコドモナンジャ…?

 

ドウイウコトダ?

 

ナゼイマニナッテソンナヤツガデテクルンダ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆この王都で報道が流した情報を既知だと思うが我らバルツィエも流出した情報を抑えるのに尽力していた!

 だが一度流れた情報を完全に無かったことにはできずこの時になってまでそれを放置してしまったことをここに謝罪しよう!

 

 

 それによって我らの知らぬところで国家転覆を謀るこの者達により子息の手配書が出回るという悪質な事態を招いた。

 そのことから極秘にしていた御子息の出自をこのような場でかわさなければならぬことを深く反省する。

 侯爵として返す言葉もない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エ!?

アノテハイショッテバルツィエヲトオシテダサレタモノジャナカッタノ!?

 

ダリントンタイノヤツラガカッテニツクッタッテコト!?

 

ソンナコトガデキタノカ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの手配書に関してはバルツィエは全くの無関係だ。

 我らが承認する前にあの手配書を今日この場で暴動を起こした部隊が独自にばら蒔いたのだ。

 何故そんなことをしたか。

 

 それは我らバルツィエの名を陥れるためバルツィエの名を持つ時期の存在を調べ凶行に及んだと推測する。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………

 

 

 

デモナゼゴクヒダッタンダ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「御子息の存在を極秘にしていたのには理由がある。

 知っての通りアレックス王にはクリスタル王妃がいる。

 極秘にしていたのは御子息はクリスタル王妃と婚姻を結ぶ前に王と南方のとある国の非管理下にあった村にいる女性との間に生まれたからだ。

 通常なら側室として迎え入れることも可能なのだが王妃との婚姻を前に先に側室がいると言うのは体裁が悪く公表出来なかった。

 なので御子息の存在は伏せておくしかなかったのだ。

 時が来ればいづれは女性と御子息をレサリナスに招き入れる準備はしていた。

 そして王の血を受け継ぐ御子息をそこでバルツィエに迎え入れることになっていた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………だが十年前!

 女性と時期のいるその村にヴェノムが押し寄せ村は国に助けを求めた。

 それにより村は正式に国の管理下に置くことになった。

 その際、この反逆者共に御子息の存在を嗅ぎ付けられ御子息は我々への攻撃材料にされてしまったのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我々バルツィエは必死になって対策を考えた。

 極秘にしていた御子息の存在の情報を漏洩させてしまった上に犯罪者として公表されてしまったことにどう講じればいいのかと!

 

 

 

 そして出した結論は何も出来ないということ!

 我々バルツィエが大形に動けば時期の真実を知られてしまう!

 それだけは正式な場で公表するまで避けたかった!

 御子息がレサリナスに招かれるまでは何としても御子息が王妃以前の子だという不名誉を暴かれてしまうことは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし先日のこと我々はイクアダにて反逆者共の愚行で追われる御子息と接触に成功した。

 そこで我々バルツィエは御子息と共に反逆者達を一掃することと反逆者共によって貶められた御子息の名誉の回復と………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この場を借りて御子息を国中に知らしめる紹介の席とする作戦を考案した。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「改めて紹介しよう!!

 この御方こそが我らバルツィエを率いるアレックス王の後を継ぐべき御方カオス=バルツィエ時期当主だ!!

 反逆者一掃も私と時期が策を練り工作した。

 今日の時期の乱入も時期の真の戦士としての力を皆に知ってもらう為に時期が画策なさったのだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回時期は長き間バルツィエの当主と王を兼任なさっていたアレックス王の当主としての任を受け継ぐためレサリナスへと参上したのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!

 

 

 

ソンナコトガ………?

 

カオスハバルツィエガワノヒトダッタ………?

 

ハジメカラコウイウコトヲシクンデイタノカ?

 

オレタチノキボウハサイショカラソンザイスラシテナカッタノカ………?

 

アイツハ………アルバートサマノムスコナンカジャナクアレックスノ………。

 

………フェデールナラソルクライノコトシコンデテモオカシクナイナ。

 

アイツナラサッキノヨウナザンコクナゲンジツヲツキツケテクルヨウナコトスルダロ。

 

アンナニツヨイヤツガマタアラタニバルツィエニクワワッタノカ………。

 

コレジャアダリントンタチニキタイスルダケムダダッタンダナ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ククク………、

 よくこんな出任せに騙されるな。

 普通に考えたら穴だらけの計画だというのに………。

 それも日頃の俺を知るからこその反応だが。

 

 この場において必要なのは真実などではなく真実みを味を帯びた虚実だ。

 それらしいことさえ言ってれば俺の知名度が後は勝手に脳内補完して大衆を納得させられる。

 対してこの男はあくまで街の外での噂でしか人物像を描くしかない。

 

 こいつがどんな存在なのか?

 それは誰にも分からない。

 主役かのように登場はしたが直前のユーラスの茶番がいい具合に働いて民衆は疑心暗鬼を起こしている。

 一体何が事実なのか?

 そんなものは誰にも定義できない。

 俺の芝居でこいつはあちら側にもこちら側ともとれる存在となった。

 

 

 

 一度疑いの目がかかればどんな純白でも段々と汚く見えてくる。

 こいつをこちら側のように語れば民衆はもうこいつを完全には信用しなくなる。

 そうなったらカオスはこの場において孤立する。

 

 そこまでいけばカオスを手にするのは容易だろう。

 ………ラーゲッツじゃないが民衆が不要なものは俺達が手にしてしまっても文句はないよな。

 家の連中は説得するのは面倒だがこいつの力………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なかなかに使えそうだ。)」

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