テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 フェデールの策略によって動けなくなったカオスはレイディーによって救われる。

 レイディーはアルバートファンクラブの初代会長とトーマスが騒ぎだし…。


氷上の華の舞

王都レサリナス 北部 城前広場 カオスサイド

 

 

 

「………!

 魔神剣ッ!」「魔神剣ッ!!」ザザバスッ!!

 

 

 

「邪魔はさせないって言ったでしょ?」

 

 

 

 

「何故です時期?

 貴方は私達と共に来ればこの国最高の貴族としてとても幸せな人生を御過ごしできるのですよ?

 その資格をむざむざと投げ棄てるのですか?」

 

 

 

「俺がいつそんな人生を送りたいって言ったんだよ?

 俺は別にそんな人生を与えてほしくはない。」

 

 

 

「何を世迷い事を………。

 では貴方は一体何を欲っしているのですか?

 名声ですか?

 それともお金ですか?

 バルツィエと共にあれば手に入らぬものなどこの国には何もない。

 それこそ何もかもが思うがまま。

 そんな地位を約束されて何が不満だと言うのです?」

 

 

 

「アンタ………フェデールって人だったよね。

 アンタは騎士なら………人から………、

 守るべき人達から化け物扱いされたことはないのか?」

 

 

 

「化け物ですって………?」

 

 

 

「俺はな。

 昔から化け物扱いされてきたんだよ。」

 

 

 

「………バルツィエの血族というのならそれも仕方のないこと。

 それが不満だと仰るのならそれこそ私達と共に「俺はな!」!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バルツィエとか血族とか関係無しに化け物扱いされてきたんだよ。

 ………それも誰かに与えられた力によってね。」

 

 

 

「……?

 何のことでございますか?」

 

 

 

「………俺は守るべき人達とは友好的に付き合っていきたい。

 バルツィエってのはそういう人達を力で押さえ付けて支配してるんだろ?

 俺はそういうのが嫌だ。」

 

 

 

「何を仰いますやら………。

 国があるのなら当然のことでございますよ。

 力あるものが皆を先導し豊かな暮らしへと導いていく。

 今まで存在していた国はどれも例に漏れずそうした力あるものが国を繁栄させてきたのです。

 バルツィエもその一つの力に過ぎません。

 貴方様はその国の在り方が気に入らないと言うのですか?

 でしたら貴方様が我々のもとで貴方様の思う様に変えて行けば良いのです。」

 

 

 

「そんなんで変われるのか?

 バルツィエが?

 国中の人のヴェノムという弱味につけこんでのしあがった人達が?」

 

 

 

「全ての事柄はその時代に対応できるものたちこそが力を握るのです。

 我々でなくとも我々と同じことをする輩がいづれ現れるでしょう。

 バルツィエは時代を率先しただけの話です。」

 

 

 

「それなら力とワクチンで国の人達を自由にしてもいいってのか?」

 

 

 

「組織が巨大になればそういった者も出てくるでしょう。

 そこにいるラーゲッツ等がいい例です。

 気に入らないのでしたら貴方様が粛清なさっても良いのですよ?

 私が御協力致します。」

 

 

 

「結構だ。

 俺は始めからバルツィエには加わらない。

 俺はただ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大事な人達を守る戦士になりたかっただけなんだ。

 権力者になんか成り上がるつもりはない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このカオス=バルツィエはなぁ!

 アタシが直接ミストって村に行って確かめてきたよ!

 確かにアルバートはいたらしいさ!

 十年前に死んだようだが………。

 だがその孫は生きてたんだ!

 それがコイツ、カオス=バルツィエだ!

 その証がこれだ!!」サッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 アローネサイド

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザ………!

 

ナァアレッテマジナノカ?

 

ソンナンワカラネェヨ。

 

コレモエンシュツナノカ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな筈無かろう~~~~~~~~!!!!」

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「!!!?」」」」」」」」」」

 

 

 

「あの御方は我等バルツィエファンクラブ戻してアルバートファンクラブ初代会長殿でござる!!!

 あの御方レイディー殿はアルバート様がご健在であった頃!

 それはもう熱烈にアルバート様の起床から就寝まで追い掛け回すそれはそれは過激な御方であったのだ!!

 アルバート様行くところレイディー殿在りと言っても過言ではないほどでそれはもう正にストー………カーと呼べるような御方だァ!!!」

 

 

 

アレガデンセツノショダイ………カイチョウ!!?

 

ソウイエバオレシッテルゾアノヒト!?

 

アノヒトガファンクラブソウリツシャナノカ?

 

ソンナヒトガドウシテカオスト?

 

 

 

「あのストーカーめぇ!!

 アルバート様を追い掛けるあまり御隠居なされていた地までとうとう突き止めたと言うのでござるなぁ!!?

 レイディー殿ならそれくらいやってのけてもおかしくはない真のストーカーと呼べるべき御方なのだァッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………レイディーにそんな過去が………。」

 

 

 

「あれだけアルバート=ディランを貶していた人と同一人物なのか疑いますね………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソノアカシガコレダァ!!サッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………!?

 あっあれはぁ………!?

 生前アルバート様に授与された聖剣アドバンサー………の柄でござるゥ!!?

 それを見つけたということは本当にアルバート様が!!?」

 

 

 

セイケンアドバンサー!?

 

キイタコトアルゼ!?

 

ソレッテタシカムカシアルバートサマガモッテイタツルギダヨナ!?

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!?

 

ッテコトハカオスハホントウニアルバートサマノ!?

 

マゴノダイマデイタノカ!?

 

ムスコハ!?

 

ムスメハイタノカ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 北部 城前広場 カオスサイド

 

 

 

「よくもやってくれたね。

 ムーアヘッド。」ザスッ!

 

 

 

「レイディーさん!?

 そっちに…!?」

 

 

 

「!

 おわっ!?」バッ

 

 

 

「君のせいで俺は赤っ恥だよ。

 あれだけのことを言った後に君がしゃしゃり出てくるからね。」シュシュシュシュッ!!

 

 

 

「口調の割りに必死さが滲み出てるぜ!

 らしくねぇなぁフェデール!

 女相手するときはもう少し紳士的だったと記憶してたが違ったか?」ササササッ!

 

 

 

「君にそんな対応する必要があるのかい?

 これから俺に殺されようとしている君にね。」

 

 

 

「へぇ…。

 だったら………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アタシも久々に自慢の武器を振るえそうだな。」パキパキッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地面が凍った………!?」

 

 

 

「相手が人なら何の遠慮もいらねぇ!

 見せてやるぜこの『氷上の華』と謳われたムーアヘッドの舞を!!」

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