テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
騎士団との戦闘中フェデールに捕まったカオスだったがそれを難なく逃れる。
だが騎士団の数に呑まれかけカオス達はダリントン隊とバーナン隊の生き残りと共にレサリナス脱出を試みる。
王都レサリナス 西部 西城壁門 カオスサイド
「どけどけどけぇ~!!
カオス=バルツィエがお通りだ!!」
「カオス=バルツィエだと!?」「先程入った連絡によるとこちらの方に向かってきてるらしい!!」「バルツィエ隊長達がことごとくやられたようだぞ!?」「何だと!?」「しかしここを通すわけには…!?」
「まどろっこしい!!
アイスニードル!!」パキパキパキッ!!
「「「「「おわぁぁぁぁぁぉっ!!?」」」」」ザクザクザクッ!!
「さっさとやられときゃいいんだよお前らは。」
「レイディー悪党みたいだよ。」
「悪党みたいと言うより悪党ですよこの人は…。」
「悪党か………、
そうなる覚悟はしていたがこんなふうに悪党のように振る舞うことになるとは………。」
「ウインドラ…、
そこは俺達がどうこう言える立場じゃないさ。
彼らのおかげでなんとか生き延びられているのだから。」
「だがな………。」
「今は俺達が助かっているだけでも有り難い。
文句なんてないさ。」
「………」
「……それに当初の予定とは違ったがこちらには期待以上の方が味方してくれているんだ。
お前!
カオス=バルツィエと知り合いだったのなら何で俺達に知らせなかったんだ?」
「それは………「魔神剣ッ!!」「うわっ!?」!」ザザッ!
「まだ外に出れてなかったんだね。
後ろの騎士団はある程度気絶させてきたよ。」
「カオス!」「ご苦労坊や。」「カオスさん!」「早いよカオス!?」
「カオスか…。」
「後はここを突破するだけなんでしょ?
早く出よう!」
「いいんですかカオスさん?
教会に黙って出ていっちゃっても…。」
「………やむを得ないだろ?
もうこんなことになってる訳だし。」
「カタスには留守番を頼まれていましたが…
カタスなら分かってもらえるでしょう。」
「カタスティア教皇か…。
申し訳ない事態になってしまったな。
このままカオスを連れ出せば教会は………。」
「大丈夫ですよ。
カタスは強いですから。」
「アローネ=リム・クラウディア………。」
「アローネでいいですよ。
ウインドラさんですよね?
カオスと一緒にいたということは。」
「………そうだ。」
「貴方がカオスとお姉さんとミストで過ごしていた……。」
「あぁ………。」
「………」
「何故ウインドラさんは一人でミストをお出になられたのですか?」
「………それは、」
「お待ちしておりましたよ臣民様方々ご一行!」
「!!
………お前は………、
ブラム=バベル!!」
「久方ぶりでございますねぇ、
臣民様。」
「どうしてお前がここに…?」
「私はこの国の騎士団の隊長でございますよ?
どこにいようと不思議ではございません。」
「そうだな………。」
「ブラムさん!
アンタのせいでカオスやアローネさんが大変な目にあったんだからね!?」
「…貴方のせいでカオスまで巻き込むことになってしまって………、
私は………。」
「おやおや、それはそれはご迷惑をおかけしましたねぇ。
ですが私もこの国の脅威となりうる方々をそのまま野放しにはできなかったのでございますよ?
そこは悪しからず。」
「何を白々しく…!」
「誰かは知りませんがカオスさん達の敵と言うのならボクの敵です。
殺してでも通してもらいますよ?」
「あれまぁ?
あまり歓迎される空気ではありませんねぇ?
そんなお怖い顔をなされると私も畏縮してしまいますなぁ。」
「とりあえずぶっ飛ばしておこうか…。
こいつなら少しぐらい痛い目にあわせても「ブラム隊長。」」ザッ
「そこを通していただけますか?
ブラム=バベル隊長。」
「ウインドラ?」
「おや?
貴方は確か………、
ダリントン隊の………
ウインドラさんではございませんか。
今はカオス=バルツィエと名乗りをあげたのですよね?」
「………それはもう失敗した作戦です。
俺はもう普通の騎士ウインドラ=ケンドリューです。」
「おやおやぁ……、
まぁ、ご本人様が目の前にいらっしゃいますからねぇ……。」
「………?
ウインドラ………、
もしかしてブラムも?」
「協力関係にはある。
ブラム隊長にはバルツィエの情報を流してもらう工作班として潜入してもらっていたんだ。」
「そもそもが私の作戦から始まったことですからねぇ。」
「………そうだったのか。」
「それでも私は許しはしないわよ?
カオスのことはともかくアローネさんのことは絶対にね。」
「嫌われてしまいましたなぁ。
ミシガン様は私もファンでしたのですが…。」
「べぇ~だ!」
「………コホンッ!
ですが私にはまだやらなければならぬことが多数ありましてね。
このまま共に逃げ出すことはできないのですよ。
そして皆様をお通しすることも。」
「ブラム隊長?」
「ですので………
私を倒してからお通りください。
それでしたら私の面目もある程度は保てますので。」
「ブラム隊長それは…。」「分かった魔神剣ッ!」「ウインドカッター!」「ストーンブラスト!」「アイスニードル!」「アクアエッジ!」「オホォッ!?」ザザザザザッ!!!!
「………そっ、そんな躊躇なく………」バタンッ!
「これで恨みっこなしにしといてあげるよ。」「カオスを巻き込んだ報いです。」「味方のようでしたがマテオの隊長なら遠慮しません。」「急いでんのに長話すんじゃねぇよ。」「サイッテー!」
「そこまで恨まれるような人ではないのだがな………。(もともと対バルツィエ戦闘での手解きもしてくれた人だし。)」
王都レサリナス 北部 城前広場 フェデールサイド
「うぉおぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「うるせーぞユーラス!!
静かにしろ!!
傷に響くだろうが!!」
「復活して早々喧しい…。」
「カオスは!?
あの野郎はどこにいる!?
今度こそぶっ殺してやる!!」
「落ち着けユーラス。
カオス達ならもう王都を脱出しかけている。」
「あぁ!?
だったらさっさと追い掛けて殺しにいきゃいいだろうが!!
お前が何をこんなところでボサッとしてんだ!?
お前ならあんな奴サクッと殺れるだろうが!!」
「そうもいかなかったさ。
俺ですら剣を交えてみて一太刀浴びせられちまったからね。」
「お前が…!?
………だったら今度は四人で一斉攻撃だ!
それならあの化け物でも手足の一本くらいとれる筈だろう!」
「そうしてみるのもいいと思うがそういう訳にもいかなくなってねぇ。
俺はこの騒ぎを修めるのに尽力しないとねぇ。」
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………!!
「は!?
こんなんほっときゃいいだろうが!?
それより今はあの化け物を仕留めに行くのが先だ!」
「そうも言ってられないんだよ。
俺は俺の失言をフォローしないといかんしな。
この場を取り締まらねばならねぇんだわ。」
「そんなん必要ねぇだろ!?
お前の不始末なんざ俺達には「俺はよ!」!?」ドンッ!
「お前の不始末のフォローをして失言しちまったんだよユーラス………。
まだ俺に尻拭いをさせるか?
………お前もラーゲッツと同じ目にあってみるか?」
「………」
「分かったらお前も協力しろ。
いいな?」
「………あぁ。」
「………だっせぇな。」
「ユーラス調子に乗るから…。」