テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 ユーラスによって仲間共々傷つけられたカオスはユーラスに食らい付くも返り討ちにあい剣で貫かれてしまう。

 その時ヴェノムがカオスの体を覆い………。


剣を納める時

シーモス海道 深夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………ファーストエイド………。」パァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

「何だまだ意識があんのかよ?

 だがファーストエイドなんかでヴェノムは………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………………!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……!?

 ヴェノムが………消えていく………!?

 傷も………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………腕が………!?」パァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?

 何だと!?

 戦闘不能どころか致命傷レベルの負傷が回復していく………!?

 そんな治癒術聞いたことねぇぞ!?」

 

 

 

「…………腕が………、

 切り落とされた腕が治っていく………?

 こんなのは………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」チラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「」」」」ジュゥゥゥゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!

 そっ、そいつらはもうゾンビになるぜ!?

 今更治そうったって無意味「ファーストエイド」………!」パァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「………」」」」パァァ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………おいおいまさか………。」

 

 

 

「………………本当に回復させちまうのか………?」

 

 

 

「………」パァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………うっ、うぅん?

 ………あれ…?

 ボクは………?」

 

「……?

 ………ふぁぁぁ!

 ……何かすごい体が軽いんだけど………。」

 

「………!?

 ミシガン!

 少年!?

 無事か…!?」バッ

 

「………!

 そうでした…!

 今はまだ…!?」

 

「!!

 あのユーラスとかいう奴に私は……!?」

 

「………どこも怪我は………!?

 ………怪我がない………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………マジでやりやがった………。」

 

 

 

「………何しやがったんだカオス!?

 そいつらにはヴェノムに浸からせてたってのにどうやって……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「答えろ!!

 この化け物野郎がッ!!

 ………んっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「」

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どっ、どうやらその女はさっきので止め刺しちまったようだな!?

 傷は治っちゃいるがそいつだけはどうにも………!?」パァァ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………手酷くやられたようじゃのぅ………。

 今はまだ……器が耐えきれんか………。

 ならばこの術じゃな………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『彼の者を死の淵より呼び戻せ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………レイズデッド………。』」パァァ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レイズ………デッド………!?

 何だその魔術は………!?」

 

 

 

「(レイズデッド!?

 確かそれは………古い文献で読んだことがある………!

 昔絶滅したっていう“ユニコーン”の力を借りて使える技だ………!

 それをどうして坊やが………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………まさか坊やに力を与えた殺生石の正体ってのは………!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ふぅ………。」

 

 

 

「………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………カオ………ス?」パチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………よかった………。

 アローネ………、

 

 

 

 完全に治ったみたいだね………。」

 

 

 

「治った………?

 私は………………。

 ………私は確か………ユーラスに………?

 ………目が………?」

 

 

 

「目はちゃんと見える…?」

 

 

 

「………目は見えますけど………、

 これは………カオスが治してくれたのですか………?」

 

 

 

「………俺の力じゃない………。

 殺生石が………アローネを治してくれたんだよ。」

 

 

 

「殺生石が………?

 ………ではやはりカオスが治してくれたのですね………。

 有り難うございます………。」

 

 

 

「気にしないで………。

 俺が巻き込んで負わせちゃった怪我だから………。

 俺が治さないとね………。」

 

 

 

「それは…………そうなのでしょうか………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………何だ?

 展開についていけてないんだが今どういう状況なんだレイディー殿?」

 

「私達ユーラスに攻撃されてまた気絶してたんだけど………。

 レイディーが私達を治してくれたの…?」

 

「レイディーさん、

 治癒術使えたんですか…?」

 

 

 

「………」

 

 

 

「レイディーさん…?」

 

 

 

「………アタシじゃねぇよ。」

 

 

 

「レイディー殿ではない………?」

 

「では一体誰が………?

 この中で治癒術が使えるのはミシガンさん以外にはアローネさんと………あのユーラスしか………。」

 

 

 

「………ユーラスがそんなことする訳ねぇだろ。

 今の坊や見てなかったのか?

 

 

 

 ………………そうか。

 お前らが治った時、

 猿もお前らも傷は癒えてたからな。

 坊やが何をしているのか分からねぇか。

 ………信じられねぇがお前らの傷は坊やが治したんだよ。」

 

 

 

「カオスが………?」

 

「でもカオスは魔術を使えないんじゃ…。」

 

「ボクもカオスさんが魔術を使ったところは見たことありませんよ…?」

 

 

 

「アタシだってそうだ。

 坊やが魔術を封印していたのは猿やゴリラから聞いて知っていたがあいつにこんな秘術が使えることは知らなかったぜ。

 そういやあの坊やは使えなかったんじゃなくて使わなかったってだけの話だったな。

 あいつ………、

 すげぇな…。」

 

 

 

「それは………カオスは凄い奴だとは思うが………。」

 

 

 

「言っとくが戦闘能力に関してじゃねぇからな?

 アタシがすげぇって言ってんのはあいつが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………あいつの術が歴史上の生物の中で類を見ない異質の性質を持っているってとこだ。

 あれこそ“神の力”と言っても過言じゃねぇだろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神の………力………?

 カオスの術が………?」

 

「カオスにどうしてそんな力が………?」

 

 

 

「そんなもんお前らなら心当たりあるだろうが。

 お前らの村にあった殺生石………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“プロトゾーンの化石”のことだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プロトゾーン………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………何が“神の力”だよ!!

 ごらァッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなもんがそうそうある筈ねぇだろうが!!

 

 そんな力があったとして!

 何でアルバートの孫のそいつが持ってるんだ!?

 バルツィエの血筋の力だけでなく“神の力”とやらまで持ってるなんて反則だろうが!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ユーラス………。

 黙って見ていたから戦闘が終わったんだと思ったが………。

 レイディー殿………。」

 

「あぁ…。

 別にこいつとは和解したんじゃねぇ…。

 坊やがお前らを奇跡的な力で治したからそれに呆気にとられてただけだ。

 戦闘が終わった訳じゃねぇ。」

 

「まだこいつと戦わないといけないの!?」

 

「そのようですね…。

 ですがカオスさんの力のおかげで体力は万全にまで回復しました。

 それどころかいつも以上に力が湧いてきます!」

 

「…そうだな…。

 これならこいつとも善戦できそうなくらい力の高まりを感じる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「虫けらが!!

 体力が戻ったからっていい気になるなよ!?

 所詮は俺に敵わねぇ奴等が調子ずいたところで何も状況は変えられねぇさ!

 また地獄に再移送してやるよ!!

 

 

 ストーン「止めろ。」…!?」シュンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう止めろ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 決着はついた………。

 この戦いは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 引き分けで幕を下ろそう。」

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