テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 別の人格が出てきたカオスとユーラスが対峙しカオスはユーラスに力を得る機会を与える話を持ちかける。

 その話にユーラスは飛び付くが………。


飛来する巨石

シーモス海道 日の出

 

 

 

「『よくぞ言った。

 人の子よ…。』」サッ

 

 

 

「先に聞いておくがアンタの術が発動してから終わるまで俺が生きてりゃいいんだよな!?

 その間俺が耐えればいいだけの話なんだろ!?」

 

 

 

「『そうじゃよ。

 ワシの術が終わりきった時お主が立っておればよい。

 術を耐えるもよし、かわすもよし、

 お主の術で撃ち消すという手もあるぞ?』」

 

 

 

「!?

 ………完全に受ける体で考えてたぜ!

 それができるんなら俺に有利になるがいいのかよ!?」

 

 

 

「『よい。

 ワシの術をお主が打ち消せればの話じゃしの。』」

 

 

 

「………その言葉、

 後で取り消したりしねぇだろうな?」

 

 

 

「『そんなことはせんよ。

 定めた法則を覆すのはワシの存在意義を否定するも同義。

 ワシは世界の定めに従うのみじゃ。』」

 

 

 

「よく分からねぇが俺にとっては願ったりかなったりだ!

 とっととおっ始めようぜ!

 どこからでもかかってきな!!」

 

 

 

「『もう始まっておるぞ…。』」

 

 

 

「あ?

 それはどういう………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………!

 ………何だこの音は………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………どっから聞こえて………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!!!!????」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ、何だ!?

 ありゃあ!!!!!?」

 

 

 

「『来たのぅ…。

 あれがワシの術じゃ。

 あれを凌ぎきればお主に宿主を変えよう。』」

 

 

 

「!?

 あれがアンタの術だってのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あんな……………バカでけぇ隕石が!!!???」

 

 

 

「『そう。

 あれが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お主に課せられた試練じゃ。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ、ふざけんじゃねぇぞ!?

 どう考えてもあんな隕石受け止められる筈がねぇ!!?

 あんな上空に離れてても分かる!!!

 あの隕石一つでレサリナスの城くらいあるじゃねぇか!!!???

 あんなもん食らってどうやって生き残れるってんだよ!!??

 

 こっ、こんな試練は無しだ!!

 無しだ、無し!!

 中止にしろォッ!!!」

 

 

 

「『それはできんのぅ。』」

 

 

 

「何でだよ!?

 術を発動したらもうアンタの力でも止められねぇってのか!?」

 

 

 

「『お主が申したのじゃぞ?

 “後で取り消すのは無し”じゃとのぅ。』」

 

 

 

「!!??」

 

 

 

「『人の記憶というものは希薄じゃのぅ………。

 お主らの言葉で言うとまだ“三分”も経っておらんというのに自らの発した言を忘却の海へと流してしまうとは………。

 

 移ろぐ世界は素晴らしきものじゃが自分の言ぐらい流さずに留めておれ。』」

 

 

 

「俺が……!?

 ………!!

 …こんな達成不可能な試練だなんて聞いてねぇぞ!?

 お前!!

 最初から俺を殺す腹だったんだろ!!??

 そうなんだな!!!???」

 

 

 

「『そんなことはありゃせんよ。

 ワシが表に出てきてほんの“挨拶”をすればお主がこの器を壊すのを諦めて帰ると踏んでたんじゃ。

 それをお主がしつこく器に迫るからこういうことになった…。

 それだけのことでしかない。』」

 

 

 

「………!!!」ギギギッ!

 

 

 

「『何を悔いておるのじゃ?

 あんな“石礫”に何を驚いておる?

 あれを乗り越えた暁にはあの術すらお主の物となるのじゃぞ?

 受けきる前から不可能だと決めつけるのはいかんのぅ………。』」

 

 

 

「………だが………!

 ………あんな…………………。」

 

 

 

「『自信を無くしたか?

 あれでも大分マナを抑えて発してある。

 それにお主がこの器に取り付けたこの“ワッカ”の力も働いて見た目通りの破砕力は出ておらんぞ?』」

 

 

 

「………(あの巨大な隕石を降らしておいて力を抜いてるってのか!?

 どんだけテメェは高位の存在なんだよ!!?

 あんなんが地上に堕ちたら………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界中が破壊し尽くされちまうだろうが!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『どうせ試練は途中放棄もできん。

 放棄したとなるとお主にはワシへの挑戦権が永久に剥奪されてしまうぞ?

 そうなってしまえばお主の野望もお主同様、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “無価値で叶わぬ夢だった”ということじゃな。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(…………なんつった?

 このジジィ口調………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『お主はお主の力を自覚し身の丈に見会った願いだけを叶えればよかろう。

 来世では「うるせぇぞ糞ジジィ!!」』」

 

 

 

 

 

 

「好き放題言ってんじゃねぇぞ!?

 この俺を誰だと思ってる!?

 

 

 

 俺はユーラス=オル・バルツィエ!!

 誇り高きバルツィエの血筋にしてマテオ国騎士団隊長!!

 そして………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “未来の舞台名俳優”になる男だ!!!!

 俺は何もかも最高クオリティの舞台を作るんだ!!

 俺が出演すればどんな作品も輝きを増す作品となるそんな未来の名俳優に!!!

 

 

 

 最高の演技をするには役者は設定だけじゃなく現実でも最高の力を持ってなきゃいけねぇ!!

 

 

 

 その為にお前の力を俺に寄越しやがれ神!!」

 

 

 

「『ホッホ………、

 それはそれは………………、

 ワシの力でそんなことがしたかったのかお主は?』」

 

 

 

「見てな神!?

 俺の野望達成にはアンタの力が必要だ!!

 それが叶えられるってんならこんな逆境くれぇで足踏みしてられねぇんだよ!!

 この試練とやらが終わったときお前は!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の者になってるだろうよ!!!

 そしたら無価値な叶わぬ夢ってやつにどんな価値があったか教えてやる!!!

 必ずな!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『小さき者は小さき者なりのホコリを持っておったか………。

 

 

 

 それではお主の力と夢が均衡を保てておるのか………、

 はたまたや遠大な幻に踊らされて叶わぬ夢となるか………。

 

 

 

 お主の夢への“流れ”が塞き止まるか否か、

 とくと拝見させてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お主にその試練が受けきれるかの?』」

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