テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしていた。

 ユーラスへの試練は上空からの隕石一つだけではなくその後に無数の隕石が続けざまに降り注いだ。

 それを見たユーラスは対に自らの命を諦め過去の自分と来世への想いを吐露してこの世から消えた………。


託される神の願い

トリアナス砦 岸辺 日の出

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいっ!?

 猿何してんだ!!?

 早く逃げるぞ!?」

 

「ですがカオスがまだ………!?」

 

「アローネ=リム!!

 カオスも心配だが今はこの“津波”から退避することが先決だ!!」

 

「何だったのさっきの隕石!!?

 何でこのタイミングであんなのが降ってくるの!!?」

 

「カオスさんとユーラスがいた辺りに墜ちたのでカオスさん達は………!」

 

「…!!

 あの爆発ではユーラスも生きてはいまい…!

 

 

 

 だがカオスも……!!」

 

「大丈夫です!

 カオスならきっと…!!」

 

「そう思いたいところだがなぁ…!

 坊やの中の“何か”があったとしても!

 あの隕石に巻き込まれたとなると………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ…………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また降ってきてんぞ!?」

 

 

 

「えぇッ!?」

 

「どうなってるんだあれは…!?

 何故隕石があんなにも…!?」

 

「また津波が来るぞ!!?

 高台へ急げ!!!

 

 

 

 今度の爆発はもっと高い津波が………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!??」」」」

 

 

 

「(くぅぅぅっ…!?

 みっ、耳がいてぇっ!!?

 あんだけ離れてんのに…!!!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザザザザザアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(やべぇ!?

 波が押し寄せて………!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(……………カオス!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………パァァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「………………?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザァ…………ッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………今………

 私達………?」

 

「………津波に飲まれたんじゃ………?」

 

「………波が収まった………のか?

 …届かなかった…………ということか………?」

 

「そんな馬鹿な………。

 あんだけの爆発を起こしておいて波が収まる訳が………。

 津波だって砦の高さを越えていた………。

 なのに………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザァ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………波は穏やかですね………。」

 

「海道は………粉々に砕かれたようだが………。」

 

「あの爆発じゃそうなってもおかしくないが余波でできた津波が消えることはないだろう………。

 何がどうなってやがんだ………?

 坊やが変になってから異常現象が立て続けに起こってるぞ………?」

 

「!!

 カオス………!?」

 

「………坊やなら………

 さっきの隕石で「カオス!!」」タタタッ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………坊や……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無事だったかカオス!!?」

 

「良かったぁ~!

 もう心配したんだよ!?

 カオスが変な感じになって一人でユーラスとあんなところに残るから!!」

 

「カオスさん!

 あの隕石から回避できたんですね!

 ………ユーラスは?」

 

「どこも怪我はありませんよね!?

 怪我をしているようなら私が治療します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………どういうこったよこりゃあ………。

 まさかあの隕石は………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『………お主らに頼みたいことがある………。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 

「『この世界を………、

 ワシの代わりに守ってもらえやせんか………?』」

 

 

 

「まだカオス変な人格でてきてるの!?」

 

「これは………殺生石の人格か…!?」

 

「そうとしか考えられません!

 カオスさんとは違う別の人です!」

 

「世界を………守る………?」

 

 

 

「『お主らにはワシの力のごく一部を与えておる。

 その力でこの世界を守ってほしい………。』」

 

 

 

「………何から守るのですか………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『ヴェノムじゃ………。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

 

「『あの禍々しき存在からこの“世界”を守っておくれ…。

 あれに世界を奪われてはならぬ………。』」

 

 

 

「……確かにそれはそうですが………。」

 

「この力の源は………、

 殺生石の………、

 お前の力ではないか………?

 お前ならヴェノムを消し去ることも可能なのではないのか………?」

 

「そうです………。

 この力が貴方から流れてきた力なら貴方がヴェノムを滅することもできるのでは…?」

 

 

 

「『ワシは世界の流れの傍観者じゃ………。

 極力世界には干渉せんようになっておる………。』」

 

 

 

「傍観者………?」

 

 

 

「『ヴェノムとは………人が作り出した存在………。

 人が作りし物なら人がそれに対処すべきじゃ………。』」

 

 

 

「人がヴェノムを作り出した………?」

 

「………バルツィエのことだろうな。

 奴等以外には考えられない。」

 

「ですがヴェノムはアインス………、

 ………バルツィエが誕生する以前からこの星には存在していました………。

 バルツィエが作り出したとは………。」

 

「それなら話はこうだ。

 どっかの傍迷惑な奴がヴェノムをなんらかの目的で作り出した。

 それが暴走して世界は滅びた………。

 そしてこの時代に変わってからバルツィエができ、

 バルツィエが何かしらの方法でどっかの傍迷惑野郎が作り出したヴェノムを手に入れ世界にばら蒔いた。

 

 ばらまく際には緻密な研究が行われていたんだろうな。

 バルツィエしかヴェノムのワクチンを作れない現状を考えるとそれで話の筋が通る。」

 

「その傍迷惑な人って何の目的でヴェノムを作ったの?」

 

「そんなことは………知らんが………。

 

 ………今のバルツィエのように世界征服でも企んでたんじゃねぇか?

 自分で凶悪なウイルスを作ってそれを蔓延させて自分だけがワクチンで助かる。

 …そんな奴がいたって話は聞かんから多分ソイツも自分で作ったウイルスで死んだんだろうけどな。」

 

「どうせ死ぬのならヴェノムも一緒に消してくれたらよかったのに………。」

 

「それで消えるようなウイルスだったら誰かがどっかでヴェノムを完全に除去できる方法を見つけてたろうよ。

 それができないくらいにヴェノムウイルスは厄介なんだ。」

 

 

 

「『左様………。

 ヴェノムはどんなに時を経ても消えることのなかった遺産………。

 消し去るには一度全てを無かったことにせねばなるまい………。』」

 

 

 

「全てを………無かったことに………

 どうやって………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『ワシがこの世界の全てを無へと帰す………。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「!!!!!??」」」」

 

 

 

「何ですって……!?」

 

「お前にそんな力があるというのか!?」

 

「そんな………、

 …それじゃヴェノムなんてまだマシな方なんじゃ………!!」

 

「そんなの嘘よ!?

 殺生石にどうしてそんな力があるって言うの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ソイツにならそんぐらいの力あるだろうな……。」

 

 

 

 

 

 

「レイディー………?」

 

 

 

「………さっきの隕石と津波を止めたの………、

 お前の仕業なんだろ?」

 

 

 

「え!?

 あれが…!?」

 

「そんなまさか…!

 そんな訳………「『そうじゃ…。』」…!?」

 

 

 

「『ワシがあの石ころを降らせた。

 あやつ………、

 ユーラスとかいう小僧を試すためにな………。』」

 

 

 

「…試すだと?」

 

 

 

「『この世界は流れに伴い少しずつじゃが進歩していく………。

 進歩したその先で必ずこの世界の生物はワシやワシの眷属へと辿り着くであろう………。

 そこでワシは辿り着きし者に試練を与える。

 その試練を乗り越えし者にこの世界の全権を渡すのじゃ………。』」

 

 

 

「何のためにそんなことを…?」

 

 

 

「『新たな流れを取り組むためじゃ………。』」

 

 

 

「新たな流れ………?」

 

 

 

「『この世界の生命は時と共に“進化”をしてきた。

 進化とは次の段階へと移行すること………。

 それは永き時をかけて次第に形を変え術を知り徒党を組みいろいろな進化の姿を見せてきた………。

 今もこの時にお主ら生命は進化をし続けておる………。』」

 

 

 

「そっ、そうなんですか………?」

 

「レイディー…?」

 

「何でも間でもアタシに聞くんじゃない!?

 アタシですらコイツの話を整理するのがやっとなんだ!」

 

「…してこの世界の生命が進化していくとお前に辿り着くんだな…?」

 

 

 

「『そうじゃ。

 ………そこに至るには今の生命はまだまだかかるがのぅ………。』」

 

 

 

「………それでお前の試練を何故かユーラスが受けることになってさっきの流星群が降ってきたと………。

 ………お前は何なんだ?

 神か?」

 

 

 

「『お主らの概念とは少々異なるがのぅ………。』」

 

 

 

「フーン…、

 そんな神様が何で世界を滅ぼすっつったりヴェノムから世界を守れって頼んできたりするんだ?

 矛盾してねぇか?

 アタシらなんて自慢にもならないがただのそこら辺の一般人だぞ?」

 

「ボク達ってまだ一般人で通るんですか…?」

 

 

 

「『矛盾なぞしてはおらんよ。

 人の手にあまるようなら最期にワシがそうするだけじゃ。

 じゃからワシが手を下す前に世界からヴェノムを消し去って欲しいと頼んでおる…。』」

 

 

 

「…神さんよぉ……。

 この世界をずっと見てきたってんなら分かるだろ?

 十分手にあまってんだよヴェノムは。

 今最もヴェノムに強いとされているバルツィエでさえヴェノムの繁殖を止められずにいる。

 それでどうやってヴェノムを消し去れって言ってんだ?」

 

「ヴェノムの問題は古くから存在し長くその解決法を編み出せぬまま今の時代まできました。

 私達だけではどうにも………。」

 

「俺達などよりもヴェノムに対して深く研究を進めている機関はいくつかある筈だ。

 その者達を探して協力を仰げと言っているのか?」

 

 

 

「『それはせん方がよいのぅ…。』」

 

 

 

「………どうしてだ?」

 

 

 

「『お主ら人の科学によって生まれたヴェノムを別の災厄に変える恐れが生じる。

 この件はお主らだけに頼みたい。

 “資格”を持つ“古き民”に…。』」

 

 

 

「資格と古き民………?」

 

「………私のことですか?」

 

「アローネさん?」

 

 

 

「『ヴェノムを作り出したのは人………。

 それもヴェノムを作り出した時代の者ならば尚更じゃな。』」

 

 

 

「!?」

 

 

 

「『ヴェノムはお主が生まれた時代に作られた。

 ならばこの時代の者よりもお主の方が精通しておるであろう?』」

 

 

 

「そんな…!?

 私はヴェノムのことなんて何も…!?」

 

 

 

「『お主の中にある“それ”を世界に広めればよい。

 さすれば世界からヴェノムは無くなるじゃろう…。』」

 

 

 

「私の中にある“それ”…?」

 

 

 

「『………そろそろ時間じゃな…。

 こやつが目覚めようとしておるわい…。』」

 

 

 

「!

 待ってくださいまだ聞きたいことが!?」

 

 

 

「『頼むぞ古き民とその従者達よ…。

 お主らにはこの世界のヴェノムを消す鍵は託した………。

 その鍵でこの世界を救うのじゃ………。

 その鍵を使えばお主らのようにヴェノムに対して強い力を持つ者を増やせるじゃろう………。

 一刻の猶予もないぞ…。

 ヴェノムによる世界の滅亡はそう遠くないところまで迫って来ておる…。

 もしそうなってしまえばワシは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 躊躇なくこの世界全てを無へと帰す………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうならない未来になればよいのぅ………。』」

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