テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 カオスが殺生石に半年後に世界を破壊し尽くす宣言を受けカオスが戸惑っていたらアローネが様子を見に来ていた。

 カオスは只の独り言と片付けたがアローネはカオスを心配しつつ屋内に戻りウインドラと話をし出す………。


アローネとウインドラ2

王都セレンシーアイン 中央建築物 夜

 

 

 

「…カオスとお前は一体どういう関係なんだ?」

 

 

 

「カオスとの関係ですか………?

 それはこの前にお話した通りですが………。」

 

 

 

「カオスがお前をミストの森で見つけたにしてそこから俺達がお前達二人を指名手配してミストから故郷の手掛かりを探すためレサリナスまで来たのは聞いた。

 レサリナスに着いてからはウルゴスの情報も見つからずにさ迷い歩いていたところを教皇に発見され保護されたことも聞いた。

 ………カオスとお前とではそこから決定的に違う方向性の目的ができたと思うのだが………。」

 

 

 

「………カオスはミストへといつかは戻ることになるでしょう………。

 私は………世界に散らばる同胞達をカタスと共に見つける………。

 ………そうですね………。

 カオスとは友人という関係だとは思っていますがいずれはお別れすることにはなるのですかね………。

 寂しく感じますが………。」

 

 

 

「その同胞達を探すのは途方もない時間がかかるんじゃないか………?

 教皇と二人と言っても一人見付けるのにも苦労するだろう?」

 

 

 

「例え何百年………何千年かかったとしても私は探しますよ………。

 見付かっていない同胞達の中には私の大切な家族もいますから………。」

 

 

 

「家族か………。

 それは見つけてあげないといけないな………。」

 

 

 

「はい………。

 必ず見つけてあげます………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………もし………。」

 

 

 

「はい?」

 

 

 

「………………もし………、

 その………協力者……………ではない…………。

 アローネ=リムの………家族…………………。」

 

 

 

「?」

 

 

 

「………………、

 お前と接してるうちにお前が悪いやつではないと分かったからこそなんだが………………。」

 

 

 

「はぁ………………?」

 

 

 

「………………お前と教皇のその同胞達を探す目的についてなんだが………カーラーン教会を拠点にして探すのだろう?」

 

 

 

「そうなるとは思いますけど………?」

 

 

 

「もしその時期が来れば教会の者達は同胞を探すのに協力してくれそうなのか?」

 

 

 

「それはまだ分かりませんよ。

 まだ会ったこともない方々に宛のないことをお願いすることなど考えもしませんでしたし………。」

 

 

 

「………それなら今のうちに協力者を見つけるのも手ではないか?」

 

 

 

「私がまだカタスに相談もしていないのにそんなことは………。

 ………ウルゴスのことも極力秘密にはしたいですし………。」

 

 

 

「それならば事情を知ってる者なら協力者として仰ぐのもいいのではないか?」

 

 

 

「事情を知ってる方ですか?

 私達以外にそのような方はいないと思うのですけど………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カオスがいるだろう?」

 

 

 

「カオス?

 カオスは………ミストに戻られるじゃないですか。

 どうしてカオスを………?」

 

 

 

「ミストに戻るのは殺生石のアイツを元の岩に帰した時だ。

 元に帰した後のことは何も決まってはいない筈だぞ。」

 

 

 

「ミシガンはカオスと貴方をミストへと連れて帰ると仰っていましたがそれはどうなさるのですか…?」

 

 

 

「カオスは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミストに殺生石を戻すつもりはあってもそのままミストに住む気は無いだろう………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………?

 カオスはミストにはいずれは戻ると前にタレスが………?」

 

 

 

「ミストに戻るは戻る………。

 それはミシガンや村長達がいる方のミストではなく村長達が昔いた方の………、

 旧ミストの方だろう。

 カオスは殺生石を元に戻したとしてもあそこへ居住まうと思うぞ。」

 

 

 

「そんな………!

 殺生石を元に戻したとしてどうしてそんなことに………!?」

 

 

 

「事件の当事者だったから分かる………。

 あの村の連中はカオスのことを昔から毛嫌いしてたからな………。

 アルバさんがいたとはいえあいつは村の連中とは違った。

 同世代でも仲が良かったのは俺とミシガンくらいなもので俺達以外にカオスと関わろうとしてくれたものはあの事件で皆死んだ……………。

 ミシガンから話を聞かなかったか?

 カオスを擁護するものがあの村の中には………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 村長とミシガン以外には誰もいないと………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………そうでしたね………。

 カオスのことを心配して様子を見に来ていたのはあのミストの方々の中ではミシガンだけだったと伺ってます………。」

 

 

 

「ミシガンはカオスを連れ帰るつもりだがあんな村にあいつを連れ帰るのは酷な話だ。

 村の生まれだというのにカオスの場所はどこにも無い。

 カオスの故郷だと言うのにカオスには帰っても安らぐ場所なんてあのミストの中にはどこにも無いんだ………。

 殺生石を復活させて表面的には元に戻ったのだとしてもミストの連中が煙たがるマテオの統治下だけは元に戻せない。

 カオスは………もう昔のようにあの村で生活することは不可能だろう………。」

 

 

 

「………まるで今の私と同じ………。

 ……いえ………、

 私よりも酷いですね………。

 この時代の生まれなのにこの時代に彼が受け入れてもらえる場所が無いのでは………。

 ………ハーフエルフのサタン義兄様ですらクラウディアに迎え入れられたのに………。」

 

 

 

「……そのハーフエルフと言う人種についてはよく知らんがカオスはミストに戻ってもアルバさんが亡くなって天涯孤独の身だ。

 村長が養父とはなってるのだろうが村の連中からは白い目で見られてカオスが傷付くのは想像がつく。

 ミシガンと村長と………、

 俺だけではカオスを守りきることは無理だろうな………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………だからアローネ=リム………、

 お前にはカオスを………、

 ミストからカオスを解き放ってほしい!」

 

 

 

「私がカオスを………?」

 

 

 

「短い時間でカオスとアローネ=リムとタレス君を観察していたがカオスは二人には心を開いているようだった………。

 昔のあいつしか知らない俺だがカオスが俺とミシガン以外の誰かと普通に接してる所は初めて見た………。

 カオスは劣等感の塊みたいな男でな。

 馬鹿にされたりすると誰かれ構わず噛みついていくような奴だったんだ。

 ………それがお前達と一緒にいる姿はとても落ち着いていて居心地が良さそうな感じだった………。

 子供の時に俺とミシガンが一緒にいる時もそうだった。

 あの時のカオスがお前達と一緒にいても表に出てくるということはお前達二人を心から信頼してる証だ。

 お前達にならカオスを安心して任せられる。」

 

 

 

「まぁ私もカオスのことは信頼はしてますけど………、

 ………それでウインドラさんはカオスを私とカタスの元へと預けたい、と

 そういうことでしょうか?」

 

 

 

「あぁ。」

 

 

 

「宜しいのですか?

 ウインドラさん達がミストにお戻りになられたとしてカオスが私達の元へと来てしまってはカオスとは………その………。」

 

 

 

「カオスに会えなくなるのはミシガンも寂しがるだろうがカオスが幸せな道を歩むにはあいつはあの村にいない方がいいんだ。

 あいつが幸せになれるのなら俺はその後押しをしたい。

 カオスは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう十分一生分の不幸を味わった………。

 カオスはもう幸せな人生に歩んでもいいだろう………。」

 

 

 

「………友達想いな方ですね。

 貴方は………。」

 

 

 

「友達想いなやつだったら友を利用したりはしないだろう………。

 俺はカオスを指名手配した作戦を実行するようなどうしようもない男だ。」

 

 

 

「そうですね。

 貴方は最低な人です。

 人ではなく人でなしですよ。」

 

 

 

「………確かにな………。」

 

 

 

「…カオスが私と共に来てくれるかはカオス次第ですが旧ミストでまたあのような孤独の生活をされるよりかはどこか別の場所へと連れ出した方が良さそうですね………。」

 

 

 

「カオスの力ならバルツィエさえ気を付けていればどんな所でもやっていけるだろう。

 あいつはミストみたいな小さな村に収まるような器じゃない。

 カオスならより良い環境を見つけられる。

 ここまででそれはよく分かった。

 あいつなら絶対に力の使い方を間違えない。」

 

 

 

「はい………、

 ですが連れ出すにしても同胞を探す目的に付き合わせてしまうという理由では流石にカオスに申し訳ありません………。

 何かよい口実があればとは思いますけどどのようにお誘いしたら………?」

 

 

 

「そこは心配は要らないだろう。」

 

 

 

「え?」

 

 

 

「カオスは昔騎士を目指していたんだ。

 騎士を目指していたのは子供心の夢でもあったが本心では誰かの役に立ちたいという願望から来ている。

 カオスは誰かから求められればそれに応じるそんなやつだ。

 アローネ=リム、

 お前が頼み込めば奴は断りはしないだろう。」

 

 

 

「それは………、

 カオスの人の良さを利用するようでお誘いしづらいですよ………。」

 

 

 

「ならいっそのことカオスを身内にしてしまうというのはどうだ?

 身内の問題と言うことなら奴も喜んでお前に協力するだろう。」

 

 

 

「身内に?

 どういうことでしょうか………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カオスとお前が結婚すれば解決するのではないか?」

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