テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 カオス等一行の実力を計るためにオサムロウは闘技場へと案内をする。

 闘技場でオサムロウは一騎討ちの試合を申し込みそれにカオスが応じる。

 試合が始まってもにらみ合いの続く二人をよそに観戦していたウインドラ達だったがファルバンからオサムロウの話を聞いて………。


ダレイオス最強の戦士

王都セレンシーアイン 西区 闘技場 アローネサイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オサムロウ殿が………!?」

 

「ダレイオス最強の………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「剣闘士ィッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それも昔の話になるのだがな………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしてそんな人がこんなところにいるの!!?」

 

 

 

「ダレイオス最強の戦士がここにいても奇妙なことはなかろう?

 何せこの都市はダレイオスの首都でもあり闘技場もここにあるのだ。」

 

 

 

「でも………、

 オサムロウなんて名前ボク初めて聞きました。

 そんな凄い人ならボクの村でも名前くらいは残ってるのでは………。」

 

 

 

「少年が知らないのはヴェノムの出現で闘技場が運営を停止したこととオサムロウ自身が大会に参加する時に“サムライ”の名で出場していたからであろう。

 オサムロウという名ではダレイオスではどこもあまり認知されておらん。」

 

 

 

「サムライ………?」

 

「サムライとは………何ですか?」

 

 

 

「さぁなぁ………。

 サムライとはあやつが“オサムロウ”の名と“カタナ”を授かった“ある方”からサムライというカタナを持った戦闘スタイルがあると聞いて自身をサムライと称するようになったそうだ。

 ………あんな武具を扱うサムライという戦士はダレイオスでもオサムロウの他には見たことないのだがな。」

 

 

 

「ある方………?」

 

「ご両親でしょうか………?」

 

 

 

「ソナタ………。

 アローネ嬢と言ったな?

 教会の関係者ならそのある方のことも存じているであろう。

 教会のものならば知らない者はおらん筈だ。」

 

 

 

「私が知っている方………?

 私は最近教会に保護された身でして知り合いも少なく私にはあのような武具を扱うような方に心当たりは………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カタスティア=クレベル・カタストロフ教皇。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?

 カタス…!?」

 

 

 

「オサムロウに名とカタナを授けたのはあのお方だ。

 オサムロウにはとある事情で名を持っておらんかったのでな。

 

 

 

 あやつは始めは獣………のようなやつだった。

 平凡な人として我等スラートの民と共に生きるには名と戦うための武器が必要だったのだ。」

 

 

 

「獣のような………?」

 

「オサムロウ殿はスラートの方ではないのか?」

 

 

 

「オサムロウはカタスティア教皇に連れられて余のもとへと参ったのだ。

 オサムロウは余の友ではあるがスラートではない。

 オサムロウは「族長!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カタスをご存知なのですね!?

 カタスは数日前にダレイオスのカーラーン教会を訪問すると仰っておりました!

 

 カタスは…!

 カタスは今どちらにおられるのでしょうか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…やはり知っておったか………。

 教皇は数日前にマテオへと帰途なされた。

 次にダレイオスへ参るのは数ヵ月後となる。」

 

 

 

「………そうですか………。」

 

 

 

「アローネ嬢は教皇にお会いするためにダレイオスへと渡ってこられたのか………?

 マテオでは教皇にお会いできなかったのか?」

 

 

 

「私達がダレイオスへと亡命する寸前………、

 カタスがダレイオスへ訪問するまでは一緒にいましたが………、

 私達がレサリナスで暴動に巻き込まれダレイオスへと亡命することになりその事をカタスには何も伝えられないままここまで来てしまったのでどうにかカタスに会う機会を探していました。

 カタスはダレイオスにもカーラーン教会の支部があると仰っていたのでダレイオスの街を訪れればカタスに会えると思っていたのですが………。」

 

 

 

「…それは間が悪かったな。

 教皇が帰途なされたのは五日ほど前だ。

 彼女は今頃マテオへと帰還しているであろうな。」

 

 

 

「………カタスには色々と相談してみたいことがあったのですけど………。」

 

「カーラーン教会と言えば!

 族長!

 この街にも教会ってあるの?」

 

 

 

「この街にはもうないな。

 教会支部はダレイオスの街には置いていない。

 教会支部は全て街とは離れた場所に建てられておる。」

 

 

 

「何故街から離れた場所に…?

 マテオでは街の中にも教会支部は置かれていたぞ?」

 

 

 

「ダレイオスの民はな、

 国が統合したにはしたがとどのつまりは他国の他部族だ。

 九の部族にはそれぞれの習慣や決まりがある。

 それの食い違いでよく衝突が起こり争いが絶えん………。

 

 

 

 教会は救いを求める場だ。

 救いを求める場に争いの火が届くようでは救いは訪れん………。

 そういった思議のもと争いが起こりやすいダレイオスの街の中には教会は建ってはならないそうだ。

 

 “争いがしたければ街で、

 争いから逃れたいのなら教会へ”、

 と教皇のお考えでな。」

 

 

 

「………カタスらしい考えですね………。」

 

「それじゃあこの街に留まっててもカタスさんって人には会えないんだ………。

 教会に行くしかないんだね。

 会ってみたかったんどけどなぁ………。」

 

「会えますよ。

 カタスなら教会を訪れれば必………。」

 

「でも数ヵ月後なんですよね………?」

 

「その数ヵ月の間に私達にはやるべき仕事があるではないですか!」

 

「ヴェノムの主討伐か………。

 ………しかしそれをするにはカオスがダレイオス最強の戦士であるオサムロウ殿を倒さなければ依頼の話は無かったことになる………。」

 

「試合の方は今どうなって「魔神剣ッ!!!」!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都セレンシーアイン 西区 闘技場 カオスサイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………この人全然動く気配がないな………。

 

 

 

こういう速さに反応しない相手の時はウインドラの時みたいにカウンターを警戒しないといけないけど時間をかけすぎるとこの間のように飛葉翻歩で俺のスタミナが早めに切れる………。

 

 

 

この状態を動かすにはどうすれば………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近付かずに攻撃する方法………、

 

 

 

さっきは斬り裂かれたけど俺にはこの技しかない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔神剣ッ!!」ズザザザッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一度目で防がれた技が二度目には通用するとでも」ザザッ!!スパンッ!!チャキィンッ!!「魔神剣ッ!!」ザザッ!「!!」ザザッ!スパンッ!!チャキィンッ!!「魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣ッ!!!!」ザザザザザザザザッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都セレンシーアイン 西区 闘技場 アローネサイド

 

 

 

「全方位からの魔神剣の乱れ撃ち!!

 あれなら一振り一振り鞘に剣を納めていてはいずれ振り遅れるだろう!!

 この勝負カオスの」「そんな単純な手で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダレイオスの覇者は倒せんぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都セレンシーアイン 西区 闘技場 カオスサイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ………!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………そんなに動き回りながらよくこれだけの精度の魔神剣を放てるな………。」スパパパパパパパパパパッ!!!

 

 

 

「この使い馴れた魔神剣ならマナの消費も少ないし貴方の間合いに入ることなく貴方を一方的に攻撃し続けられる!!

 貴方の懐に入るのは危なさそうなんでちょっとズルいかもだけどこれでそのうち貴方に魔神剣が届き「見くびられたものだな。」」ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソナタに我のカタナが届かぬとどこで決めつけた?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…魔術か!?

 だけど魔術なら俺には!?」チャキィンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「真空破斬。」フォンッ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザッ!ザザッ!ザザッ!ザザッ!ザザッ!ザザッ!ザザッ!ザザッ!ザザッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また魔神剣を斬って……!!?「」?」ザザザザザザザザザザッ!!ガガガガガガガガガガッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今のを防ぐか………。

 良い反射神経だ。

 技の質も良かった。

 ソナタぐらいの魔神剣でなければソナタに届く前に魔神剣が霧散していただろう。

 ソナタの魔神剣からは血の滲むような修練を積んできたことが窺える。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔神剣が…………俺に返された………?

 今何をしたんだ………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何てことはない。

 ソナタの魔神剣の軌道をずらしてソナタに送り返しただけのこと………。

 それしきのこと我には造作もない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔神剣の軌道をずらすだって………?

 そんなことができるのか………!?

 魔神剣を初見の戦闘で………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………初見ではないぞ。

 ダレイオスは百余年の歴史でバルツィエとは何度も戦ってきた。

 バルツィエの戦法はダレイオスの民なら誰もが知っている常識だ。

 バルツィエと遭遇してしまった時の護身用の対バルツィエ教育まであったほどにな。

 ダレイオスの者達は皆がバルツィエに狙われる身にある。

 

 

 

 ダレイオスの民はバルツィエと接触した時を見越して………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すべからくして対バルツィエ戦闘のプロへと成長する。

 接近戦戦術に関してダレイオスは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バルツィエを凌駕しているのだ。」チャキィンッ!!

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