テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 カオスはオサムロウとの試合で魔術を発動させる。

 狙いは外されるがオサムロウを戦闘不能に追いやりオサムロウから及第点をもらう。

 そしてカオスの魔術によって地震が起き地下にいたスラート族が集まりだして………。


再興宣言2

王都セレンシーアイン 西区 闘技場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナンダ?ドウシタンダ?

 

オサムロウ………?

 

マテオニサイセン………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このスラートと怨敵マテオの歴史の始まりは今から約二百年程前に遡る!!

 

 当時はまだこの国も部族統合前で他の八部族との領土をめぐった小競り合いを続けていた!!

 

 あの時代は九の部族がそれぞれの地の領有を奪い合う獲得戦争をけしかけ日夜激しい戦闘を行っていた!!!!

 

 この中にもその当時の記憶が残る者もいるだろう!!

 

 戦わなければ殺される!!

 

 戦わなければ大事なものを奪われる!!

 

 奪われないためには戦うしかない!!

 

 我等はそう自らに言い聞かせて戦って来た!!

 

 

 

 そしてある時!!

 

 東の国より勢力を拡大して遂には大陸の統一を果たした軍勢が現れた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう!!マテオだ!!

 

 マテオは急速的に国を発展させ領土を大陸全土まで拡げとうとう我等が地ダレイオスまでへと手を伸ばしてきた!!

 

 この巨大な敵に対抗するため我等九の部族はこれまでの紛争を一旦止め一つの軍勢を作り上げてマテオからの侵略を防ぐ手立てとしダレイオスを、我等が故郷を奪われぬよう剣を握り続けてきた!!

 

 

 

 しかしながら敵の攻撃は凄まじく部族が統合され大国となった我がダレイオスも進軍してくる敵を追い返すのがやっとだった!!

 

 我ですらマテオの軍を率いるバルツィエという名の騎士達には一人を相手にするのが限界だった!!

 

 奴等は常人には計り知れない程のマナを保有しそれでいて一人一人が常人の数倍に及ぶ魔術を駆使する!!

 

 戦況は常に劣勢を強いられてきた!!

 

 

 

 それでも我等は抗い続けてきたのだ!!

 

 如何に強靭な敵とはいえ人の身であるのなら必ず勝つ方法はあると!!

 

 如何なる魔術も底は付き!!如何な戦士であってもどこかに隙ができる!!

 

 敵が我等を圧倒する程の強者であるなら確実に慢心が生まれ我等にもそこに付け入り勝利を勝ち取る機会が訪れると!!

 

 そう信じ不屈の心でダレイオスは一丸となってマテオと戦争を続けてきた!!

 

 

 

 

 

 

 我等はマテオから見れば弱者だ!!

 

 だが心までは奴等には劣らぬ筈だ!!

 

 力で負けようとも心だけはマテオに負けてはならぬと誰もがそう己を戒め戦った!!

 

 

 

 マテオだけではない!!

 

 他の部族にもだ!!

 

 共戦を張っているとしても始めは地を奪い合っていた敵だった!!

 

 敵だというのなら負けてはならぬ!!

 

 共戦している敵がマテオを打ち倒したりなどすればその功績を理由に終戦後は多くの土地を要求してくるだろう!!

 

 

 

 そうはさせまい!!

 

 貴様等他の部族が大きな功績を上げるのならこちらはそれよりも更に功績を上げるのみ!!

 

 更に敵を打ち倒し貴様等他の部族は我等スラートの配下となるのだ!!

 

 

 

 卑しきながらもこのような信念で九の部族がマテオとの戦争に挑んでいたであろう!!

 

 人に誇るような思想では無かったがあの時代はあの時代で九の部族が皆全てが確かに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “誇り”というものがあった!!!!

 あの時代こそがダレイオスが最も輝いていた時代だったと我は本気でそう思う!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………

 

…マァアノコロハワタシタチモミナヲマモルタメニヒッシデタタカッテイタカラ………

 

ホカノブゾクニモマケタクナンテナカッシナァ………

 

デモソレモアトキヲキニ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………だが我の心を奮わせたその時代も奴等がダレイオスの各所に現れてから終わりを告げた………。

 

 今ダレイオスで最も猛威を奮う敵………、

 

 

 

 ヴェノム!!!

 

 ヴェノムの出現によってダレイオスは壊滅的なまでに被害を被った!!!

 

 奴等には通常の攻撃は効かない!!

 

 魔術すら受け付けない!!

 

 それどころか触れれば我々の体を侵食し食い付くしてはまた新たなヴェノムが生まれる!!

 

 我々ダレイオスの戦士の数だけヴェノムは増えていく!!

 

 奴等が死ぬには長時間奴等の生物の捕食の栄養摂取を妨げるしかない!!

 

 ダレイオスの戦士達はその方法を見つけ出しダレイオスの地からヴェノムの対処に急いだ!!

 

 幸いマテオにもヴェノムが出現したらしく奴等とは休戦となりマテオとダレイオスは暫く交戦のない時間が過ぎた………。

 

 ヴェノムが現れてから百年………、

 

 未だにダレイオスではヴェノムを飢餓させることしかできないがどうにかヴェノム出現時の被害を修復する直前までには回復しその内にマテオへの進撃を開始できると………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その指令を出そうとした矢先、

 謎のの大爆発が西の都ゲダイアンを襲った………。

 

 

 

 ダレイオスの第二の都市として繁栄していたゲダイアンは突如どこかしらかの攻撃を受け周辺の山々を飲み込むほどの爆炎と共に消えていった!!

 

 あの爆発は何だったのか!?

 

 あの爆発はどこの攻撃を受けたものだったのか!?

 

 爆発の被害を受けなかったものでさえゲダイアンの近くに向かえば不調を訴え挙げ句の果てには死んでしまう……!!

 

 あそこは一体何だ!!?

 

 何故あのような爆発が起こり爆炎が消え去った後にもその影響が残る!!?

 

 調査しようにも現場は足を踏み入れられない魔窟と化した………!!

 

 原因究明に至れないままその地を封鎖していた直後………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バルツィエが現れた!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(…族長の家ではバルツィエがただその時の敵だったからって理由で犯人にしてたみたいだけど………)」

 

「(敵であるバルツィエならダレイオスを攻撃する理由は停戦中でも十分にあり得る………。)」

 

「(そんな事件が起こったタイミングで現れたのならバルツィエが疑われても仕方ないが………。)」

 

「(………この演説ってどういう意図で話してるんだろう?

 これ聞いてるとレサリナスでのこと思い出すなぁ………。)」

 

「(………)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソウダ!!

 

ヤツラバルツィエガアラワレテカラダレイオスヲマタコウゲキシテサッテイッタンダ!!

 

ソレデダレイオスハバルツィエニカナワナイトクッシテコウフクスルッテナッタンジャナイカ!!

 

ソンナハナシヲムシカエシテドウスルッテイウンダ!!

 

ダレイオスガヴェノムニモバルツィエニモカテナイコトハモウミンナワカッテルンダヨ!

 

ソレナノニナンデサイセンナンカ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソナタ等はいつからそんな弱腰になったのだッッッッッッ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「!!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………!!!!???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだヴェノムが現れる前!!

 

 ダレイオスは何度もマテオへ偵察隊を向かわせ敵の内情を調べあげ敵が途方もないくらいの巨大な組織だと言うことは理解していた筈だ!!

 

 それでも我等が地を乗っ取られることだけは阻止しようと応戦してきた!!

 

 

 

 それなのにヴェノムが現れ、逃げの策に徹している間に貴様等はどこで剣を落としてきた!!?

 

 貴様等は本当にあの時代を生き残ってきた戦士か!!?

 

 勝てぬからと敗けを潔く認めて敵に下るのか!!?

 

 確実に勝てる戦いでないと剣を振ることすらできないのか!!?

 

 貴様等はそんなところまで落ちたのか!!?

 

 己の地を奪われまいと懸命に戦ってきたソナタ等はどこへ行ってしまったのだ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………世界はいずれバルツィエの手に渡るか、ヴェノムに飲み込まれる………。

 

 誰かが口にしたこの暗示がソナタ等から誇りを奪ったのだろう………。

 

 今日この日まで我等は何一つヴェノムとバルツィエに対抗する術を編み出せなかった………。

 

 ソナタ等の今の有り様も現状が招いた結果だ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………だがそんな今もこれから変わる!!

 

 

 

 我等は今日この瞬間から再び息を吹替えし新たな道を進む時が訪れたのだ!!!!!」

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