テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
この宣言にはスラート族もカオス達もただ聞いているだけしか出来ず………。
王都セレンシーアイン 西区 闘技場
………アラタナ………、
………ミチ………?
「ソナタ等も先日この地を這い回る九体いるヴェノムの主の一体が討伐されたことは知っていよう!!
九体のヴェノムの主はゲダイアン爆撃後再び攻撃してきたバルツィエの後に現れた次なる我等への災厄!!
これまでのヴェノムとは違い時間をかけるだけでは絶対に倒せぬ無敵の刺客!!
そんなダレイオスに蔓延る無慈悲なる無敵の刺客を打ち倒し戦士達がこの者達だ!!」
「え!?」「大袈裟な紹介の仕方をしますね…。」「そんな見せ物みたいに…。」「ちょっ…恥ずかしいんですけど!?」「この流れは……!」
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ……………
アレガサネットガイッテタ………
マダワカソウダガ………
タッタゴニンデヴェノムノヌシヲ…?
「この者達は先日マテオより亡命してきた者だ!!
亡命してきた理由は近々マテオで遂に我が国ダレイオスへと大々的な進軍が始まるらしい!!
それを止めるべくこの者等と今はまだ合流していない別の部隊がこの地へとやって来て我等と共闘してバルツィエの野望を絶とうと申し出てきた!!
ダレイオスの民よ!!
この地に戦火が飛ぶ日は近いぞ!!!!」
…トウトウマテオガホンゴシヲアゲテキタノカ………
ワレラガドレダケテイセンヲウッタエテモキクミミモタズニソデニサレテキタガイヨイヨクルンダナ………
モウダレイオスハオワリナノカ………
「終わりではない!!!
これから始まるのだ!!
我等はこれから始まるダレイオスとマテオの戦争で!!
絶対に勝つのだ!!!!」
………ドウヤッテカツッテイウノダ………
ダレイオスガスデニクニトシテホウカイシテイルトイウノニ………
ナニカカツサンダンガアッテノハツゲンカ………?
ゾクチョウ、オサムロウハナニヲカンガエテ………?
「族長!!!」
「………うむ。」
……………………?
ゾクチョウ………?
「…皆のもの………。
オサムロウの話は聞いていたな………。
オサムロウの言は真のようだ。
先日ヴェノムによった滅び去ってしまったアイネフーレが管轄していたトリアナスで何やら大規模な戦闘の跡が見つかった。
余はその報せを聞きマテオがいよいよダレイオスを殲滅しに乗り込んで来るのかと予感した。
現場の状況は酷いものでダレイオスとマテオを繋いでいた海道が微塵もそこには無かったそうだ。」
タシカニトリアナスノバショニアッタホソミチガナクナッテイタナ。
バルツィエノシワザダロウ。
ワレラガリクヲコエテマテオニコウショウシニムカウノヲハバムタメダロウナ。
ワレラガハンゲキスルノヲソシスルイミモカネテソウダ…。
「皆が心配する通りあの破壊はマテオのバルツィエが我等が横断するのを阻止し海路にて我等を殲滅しようという作戦に出たものかと思われた。
海上では魔術戦が主で魔術を使われては我等には勝ち目は無い。
故にバルツィエは戦争の前に海道を破壊した。
我等との戦争をより勝率を上げるために………。
………………しかし真実は少しだけ違う………。」
シンジツガチガウ…………?
「バルツィエは二十年前ゲダイアンを攻撃し消滅させた。
あの事件があって我等はマテオに降伏をしようとしてきた。
あのような大破壊を行使する敵にはどれだけ足掻いたところで無意味だと。
刃向かったところでまたあの大破壊がダレイオスのどこかで起きるのではないかと。
そう思って我等はマテオに降伏を申し出ようとしてきたのだ………。
だがゲダイアンの惨劇以降マテオからは大火力魔術は放たれてはいない。
あの大破壊がマテオの仕業だと言うのならダレイオスを直ぐにでも攻め落としたいバルツィエは何故あの術を行使してこないのだ?
我等は何か大きな見落としをしているのではないか?」
ミオトシ………?
ナニヲミオトシテルンダ………?
アレハバルツィエガハナッタトシカカンガエラレナイダロウ………。
アノジケンガアッタチョクゴニバルツィエモハッケンサレテルシ………
「あれがバルツィエの仕業ならバルツィエは何故我等のもとへ何も言ってこないのだ?
何故バルツィエは何も盗らずに破壊だけを行った?
今までのバルツィエであったなら蹂躙した村から民を連れ去ったり虐殺したりしていたであろう。
蹂躙した村には我等が取り返すまでは滞在したりなどもしていた。
それなのに何故あのゲダイアンだけは破壊だけを行ったのだ?
何故破壊だけを行いそのまま立ち去ったのか?
ゲダイアンはダレイオスの中でも栄えていた都市だ。
価値のある物は何でも奪っていくバルツィエにとってもあの都市はただ破壊するだけというのはどうにも不自然だ。
破壊する前に盗れるものは盗れるだけ盗ってから去るのが奴等であった筈………。
だというのに何故ゲダイアンは………。」
タッ、タシカニソウダナ………
アノジケンマデノヤツラダッタナラソウシテイタダロウ………
ナゼゲダイアンダケハイキナリコウゲキシタンダ………?
「余は思う………。
あのゲダイアン消滅は我等が敵として認識していたバルツィエがやったと先入観でとってしまい本当の黒幕を見逃していたのではないか、と。」
ホントウノクロマク…?
ゲダイアンショウメツハバルツィエジャナイノカ!?
デハダレガヤッタトイウノダ!?
アンナハカイガデキルノナンテバルツィエイガイニハオモイツカナイゾ!
「こんなことを言い出してしまっては誰がゲダイアンを消してしまったかを問いたくはなるが今となっては何の証拠も残ってはいまい………。
バルツィエ………の線が薄いことだけは確かだ。
………して、
ゲダイアンの件は置いておくとして………、
そうなってくるとバルツィエは大火力魔術は持っていないことになる。
ならばあのトリアナスの海道はどうなる?
あの道は細く破壊するだけなら造作もないが一夜にして端から端までを消滅させるとなればバルツィエといえどもそう容易いことではないだろう。
………皆は誰が破壊したのだと思うか?」
「「「「「………」」」」」
エ………?
トリアナスモバルツィエガヤッタンジャナイノカ?
デモゾクチョウノハナシヲシンジルナラバルツィエデモムリソウナンダロウ?
アンナトコロハカイスルトシタラバルツィエイガイニハイナイダロウ………
ダカラソレガムリナンダッテ…
「………まだ皆は分からぬようだな………。
あの海道を破壊した者が誰なのか………。
周りを見渡してみよ。
答えはこの場にあるであろう。
ソナタ等は何故地上へと集まってきたのだ?」
ナゼッテ………、
ソリャア………ジシンガオコッテ………、
チジョウニマタヴェノムノヌシガアラワレタノカトオモッテ………
チカガホウカイシソウダッタカライソイデヒナンシテキタンダケド………
………ソウイヤトウギジョウガコワサレテル!?
トウギジョウノムコウモダ!?ナンデェッ!?
…ヴェノムノヌシハミアタラナイガジュツカナニカデブットバシタヨウナカンジダナ………
オレタチヨリサキニゾクチョウタチガトウギジョウニイタミタイダケドナニシテタンダ?
ヨウスミルカギリジャトウギジョウデケットウデモシテタヨウダゾ?
オサムロウガボウメイシャトタタカッテタノカ………
ッテコトハオサムロウガコレヲヤッタノカ!!?
オサムロウガコンナマジュツヲ………?
「………我がやったのではない!!
この破壊をやってのけたのは我の決闘相手、
ここにいるそこの………、
カオス=バルツィエだ!!!!」