テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
その話の中でもファルバンやオサムロウもゲダイアン消失の不自然さを訴えてバルツィエがゲダイアン消失に関わってはいないことを考察する。
しかし最後にカオスがバルツィエだと言うことを話した瞬間………。
王都セレンシーアイン 西区 闘技場
バ………………
バッ…………………!?
「「「「「バルツィエッッッッッ!!?」」」」」
「そう!!
彼の名はカオス=バルツィエ!!!
我等がダレイオスにとって最も「うっ!?うわぁぁぁぁぁぁ!!!?」」
「なっ、何でバルツィエがここにいるんだ!!?」
「この闘技場を壊したのはバルツィエのしわざだったんだな!!?」
「ダレイオスに来たのは俺達を皆殺しにするためなんだろ!!?」
「おっ、おい!!?
アイツ等さっき地下の場所教えちまったよな!!?」
「まずいぞ!!
バルツィエの奴に俺達の隠れ家知られちまった!!?」
「ここで暴れてたのは俺達スラート全員を生き埋めにするためだったのか!!?」
「どうすんだ!!?
せっかくヴェノムの主から逃れられる空間を手に入れたってのにそれを壊されちまうのか!!?」
「この地下都市を埋められたら俺達はどこへ行けばいいんだ!!?」
「そんなこと気にしてる場合か!!
今まさにバルツィエが目の前にいるんだぞ!!?
それも闘技場を街ごと吹き飛ばすような魔術を使うバルツィエが俺達の前に………!!」
「そんな奴を相手になんかできねぇよ!!?
早く逃げねぇと!!?」
「逃げても街の外はヴェノムがいるだろ!!?」
「じゃあどうすんだよ!!?」
「相手はたったの五人だぞ!?
五人倒せばそれで収まる話だろ!!?
それにこっちにはオサムロウだってついてい「オサムロウボロボロじゃねぇか!!?」!?」
「オサムロウがあのバルツィエと戦って闘技場をこんなふうにされたんだろ!!?
オサムロウだって敵わなかったってことだ!!
俺達じゃどうにまならねぇよ!!?」
「だったらどうすりゃいいんだよ!!?
ここで何もせずに殺されるしかねぇのか!!?」
「…俺の名前だけでこんな………。」
「ダレイオスでも勇敢さを鼓舞していたスラートが…。」
「よっぽどバルツィエが怖いんだね………。
あの人達のこと思い出したら気持ちは分かるけどでも………。」
「このような連中に協力をしてもらうことなんて出来るのか………?」
「オサムロウさんは何を………。」
「落ち着かぬかァッ!!!!
このたわけ者共ッッッッッ!!!!!!」ゴォォォッ!!!
「「「「「………!!!???」」」」」
「バルツィエの名を聞いただけでそこまで竦み上がりおってからにィッ!!!
貴様等はそれでもスラートの戦士かッッッ!!!!?
他部族と己の地を奪われまいと勇猛果敢に戦ってきた貴様等はもう死んでしまったのか!!!?
情けない姿を晒しおって!!!!
状況をよく見てみろ!!!
この闘技場を破壊したのは彼カオス=バルツィエだが彼は我等を虐殺しに赴いたのではない!!!
亡命してきたと言うのも本当だ!!!
彼はバルツィエであって我等の知るバルツィエとは違うのだ!!!!」
……………………………………………………………………
ジャッ、ジャアナンナンダ………?
バルツィエガダレイオスニボウメイ………?
ゴニンモ………?
「………話を続ける。
彼はカオス=バルツィエ。
名前の通りバルツィエの生まれのようで実力も他のバルツィエと同等かそれ以上だった。
先程我との決闘でそれを確認した。」
………………
「次にカオス=バルツィエの仲間達だが彼等はバルツィエではない。
素性を聞いてみたらマテオの村の者や騎士、我等の知らぬ国の者、それから先のバルツィエ襲撃で拉致されたアイネフーレの少年もいる。」
アイネフーレ………!?
イキノコリガイタノカ!?
ソイツガダレイオスヘモドッテキタノカ!?
ナラナンデバルツィエトイッショニ………?
ドレイトシテツレテキタノカ?
「彼等からマテオが戦争の準備を整えダレイオスに進軍してきつつあることとそれを止めるべくマテオが開発した“ワクチン”なるヴェノムの対抗手段をダレイオスへと持ちより我等ダレイオスも対マテオとの戦争に向けての準備を進めることを申し込まれた………。
しかしながら我等ダレイオスの情勢はマテオとの戦争どころではなくヴェノムの主による災害で国はマテオとの開戦以前のように再び分散し一堂に介していた他の部族もこの地を離れていき残ったのは我等スラートのみとなった。
このような情勢ではマテオの軍が押し寄せてきても立ち向かうことなどできはしない。
マテオの軍がやって来たら我等は一方的に殺られてしまうだろう………。
………そこで我等はそのような結果で終わらぬようダレイオスを再度建国し直すのだ!!!」
…ダレイオスヲケンコクシナオス………?
ドウイウコトダ?
「我等は地方に散っていった他の部族達をもう一度この地に呼び戻す!!
呼び戻してからこの国を立て直しマテオとの決戦に備え軍を再編するのだ!!」
グンヲサイヘンスルッタッテドウヤルンダヨ………
ホカノブゾクタチハヴェノムノヌシガイルセイデデテイッタノニドウヤッテヨビモドスンダ………?
「皆の懸念は理解している!!
ヴェノムの主がいるせいで他の部族達はそう直ぐには呼び戻せぬだろう!!
ヴェノムがダレイオスを支配している間は外に出ることも叶わぬ!!
先ずはヴェノムの主の問題を解消するのだ!!
彼等カオス=バルツィエ等五人の亡命者達にはヴェノムの主討伐の任に就いてもらう!!」
………!!!
ヴェノムノヌシトウバツ………!!
ヌシヲタオシニイクノカ!?
マテオノボウメイシャタチガ………?
「彼等はその身にヴェノムを滅ぼす力を宿している!!
彼等がその力でヴェノムの主を全て討伐できればダレイオスのヴェノムはこれ以上増えることは無くなる!!
彼等がその任を達成すればダレイオスは再度全部族をかき集めることができる!!
ダレイオスは………!!
かつての姿を取り戻すことができるだろう!!!」
…………………!!!!!!?
………ソッ、ソンナニウマクコトガハコブノカ………?
ヴェノムノヌシヲタオシテクレルノハアリガタイガ………
マダアトハチタイイルシナ………
ソレニバルツィエガミカタシテクレルノハココロヅヨイガヒトリシカイナイミタイダシ………
ソノマエニバルツィエナンカシンヨウデキナイダロ………
オレタチノカクレガヲゼンブシラベアゲテカラコウゲキスルツモリナンジャナイカ………?
ソウダヨナ………
ブルータルイッタイダケジャマダシンヨウシキレナイゾ………
「………まだ疑う者がいるようだな………。
突然現れた彼等を信じきれないと言うのも納得がいく話だ………。
だと言うのなら期限を設けよう!!!」
キゲン…………?
「彼等が我の指定した期日までにヴェノムの主を全て討伐できなかった場合は今の話は無かったこととする!!
逆に期限までに彼等がヴェノムの主を全て討伐できたのなら族長と我の宣言通り皆はダレイオス再建に勤しんでもらうぞ!!!」
…ソレナライイガ………。
アマリヘタナコトシテマテオノヤツラヤヴェノムノヌシニミツカリタクネェシナ………。
「決定だ!!!
我等が指定する期日は………!!
半年だ!!!
半年でヴェノムの主を全て討ち取ってもらおう!!!
半年以内に達成の目処が立たぬようならこれまで通りに地上を捨て我等は暗き地の底で余生を過ごすとしよう!!!
カオス=バルツィエ!!
そういうことだ!!
ソナタ等に託したぞ!!
我等!!
ダレイオスの命運を!!!」
「………とんでもないことになったな………。」
「半年でヴェノムの主討伐達成………。」
「あのブルータル級のギガントモンスターをあと八体も倒すなんて私達にできるかな……?」
「倒すだけではありませんよ。
ヴェノムの主をボク達の足で探し出さなければなりませんし半年の期限よりもマテオの動向にも気を付けなければなりません。」
「半年………………。」
「どうしましたカオス?」
「………何でもないよ。
何でも………………。」