テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 オサムロウとの試合を経てオサムロウとファルバンはカオス達の目的に賛同はしてもらえたが他のスラート族からは賛同を得られなかった。

 スラート族の皆から賛同を得るには致命的に成果と知名度がないと指摘されカオス達は一先ずヴェノムの主を倒しに行くからから始めることに………。


ファルバンの心意

スラートの地中都市シャイド 族長邸

 

 

 

「地上での話の通りダレイオス復興のためソナタ等には一肌脱いでもらうこととなるが………。」

 

 

 

「それは………、

 こちらもそのつもりではあるが………。」

 

 

 

「皆はまだ余とソナタ等の計画を完全には信用してはおらんようだ………。

 無理もない話だからな。

 マテオとの再戦のためにもう一度ダレイオスを統合するなどと………、

 ヴェノムの主が一体だけ討伐されただけではまだダレイオスはヴェノムが地上を支配しておるのに変わりはないのだから………。

 ソナタ等がこれから少しずつでもヴェノムの主を倒していってもらえれば皆も分かっていってくれるだろう………。」

 

 

 

「………そうですね。

 こんな話されても成果をあげないことには誰も現実味を帯びた話にはとってくれないでしょうし………。」

 

「私達がヴェノムの主を倒して行ければ皆さんもちゃんと受けとめてくれるでしょう………。」

 

「頑張っていくしかないんだね私達が………。」

 

 

 

「…そうだな。

 ソナタ等の働きには期待しているよ。

 我等には到底不可能な仕事であるからな………。

 族長と我はここでソナタ等を陰ながら支援するとしよう。

 ………始めはソナタ等の技術支援をしようとは思うが…………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時にカオス=バルツィエ。」

 

 

 

「はい?

 何ですか…?」

 

 

 

「ソナタは………、

 いつまでその壊れた手錠を着けているのだ?

 それがあっては満足に術技も使えないのではないか?」

 

 

 

「!

 ………これのことを知ってるんですか?」

 

 

 

「当然だろう。

 その手錠はマテオが侵攻してきた時に我等の同族や他部族を捕らえる時に奴等が捕虜に使用していた物だ。

 それを取り付けられるとマナを放出できなくなる。

 ………筈だがバルツィエ程の高い魔力を持つものにはあまり意味がないのか?」

 

 

 

「そんなことはないぞ。

 カオスもこの手錠でマナを封じることはできた………。」

 

 

 

「だが先程の試合では普通に術技を使用していたように思えるが………?」

 

 

 

「カオスは特別なんですよ………。

 カオス程の魔力があれば手錠を付けられても完全に封じることはできないようでして………。」

 

 

 

「マテオの技術力を持ってしても封じることができぬマナか………。

 地上での試合で見せたあの魔術はあれで不完全ということか………。

 底が知れんな………。

 あのような威力を発揮しておきながらそれでいてまだ上昇する見込みがあるとは………。」

 

 

 

「カオスが本気で魔術を使ったりなんかしたら闘技場どころか世界が大変なことになるんだから!」

 

 

 

「世界が………?

 地上でも我との試合の最中に世界がどうこうと言っておったな。

 それほどに凄まじいと言うのか?

 ソナタの魔術は………。

 ………もしや他の四人も………?」

 

 

 

「あんなに強い魔術を使えるのはカオスさんだけですよ?

 ボク達は………ちょっと特殊な体質をしてるだけで………。」

 

 

 

「特殊な体質………先程の話のことだな。

 これからの計画のためにそれは詳しく知っておきたいな。

 …マテオがいつ侵攻してくるか分からぬからな。

 

 時間も惜しい。

 早速ソナタ等の技量を見たい。

 ヴェノムの主を相手にするにはそれなりの立ち回りが必要であるからな。

 我がソナタ等の旅を少しばかり助力するとしよう。」

 

 

 

「え?

 それって俺だけの話なんじゃ………?」

 

 

 

「ソナタ等五人に頼むのだ。

 これから最初に討伐してもらうヴェノムの主の情報をレクチャーするのに一人だけと言うのはいささか不十分だろう。

 相手はヴェノムの前にギガントモンスターなのだからな。」

 

 

 

「………確かに私達はあまりギガントモンスターを相手に戦ったことがありませんからね。

 マテオではギガントモンスターはそこまで出没してはいませんでしたから。」

 

 

 

「ダレイオスはマテオよりもギガントモンスターは多いぞ 。

 ギガントモンスターとの戦闘経験が薄いのならそこを重点的に指導していこう。

 覚悟はよいな?」

 

 

 

「………なんか厳しそうだなぁ………。」

 

 

 

「戦闘の指導に優しさなどはないぞ。

 モンスターとの戦闘は命懸けなのだからな。

 ギガントモンスターとなると尚更だ。

 

 ………ではまた闘技場の方へ上がっておいてくれ。

 我も準備をしたら向かう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「はい。」」」」」ザッザッザッ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………あの手錠をつけたままであれほどの魔術を放つか………。」

 

「オサムロウ、

 これは大いに期待が持てそうだな。

 ヴェノムの主が全て討たれるのもそう遠い話ではあるまい。」

 

「そうだなファルバン。

 あの五人には是非とも我がダレイオスのために尽力してもらいたいところだな。」

 

「あの力がダレイオスの力に加わればマテオとの形勢を巻き返すことも可能だ。

 あの五人………、

 決して他の勢力に引きわたらぬよう注意せねば………。」

 

「ゲダイアンを攻撃したのがバルツィエでない可能性が浮上した以上ダレイオスの他の部族達にも警戒が必要だな。」

 

「ダレイオス再建に至ってまた我等スラートが玉座に付くには力は不可欠。

 だが今の情勢では全部族がほぼ均衡しているだろう。

 ………彼等を率いれた部族こそが玉座に最も近いと言えようぞ。」

 

「彼等が最初にこのスラートの地へと赴いたこと………、

 最早運命がスラートに味方しているとしか思えん。」

 

「あぁ………、

 あれでまだ更に上があるとなると彼等は恐らく化けるぞ………?」

 

「彼等は己の力の強さに溺れる………、

 ………そんな傾向は見られなかった。

 あの強さを持ちながら欲が深いなんてこともない………。

 つまりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼等の機嫌をとって勢力に引き入れたものこそが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真にこの世界を掴む者となる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダレイオス再建の目処が立ち次第我等スラートも立ち位置を定めねばな。

 この地にはスラートが上に立つことを快く思わぬ部族しかいない。

 なれば我等は彼等を頂点に奉り次席に甘んじるとするのが良かろう………。」

 

「それが我がスラートに恩を返すこととなるのなら喜んでこの任を引き受けよう。」

 

「頼んだぞオサムロウ。

 彼等と敵対することのないようにな。

 今の内に友好的に接しておれば彼等もスラートに対して不利になるようなことはせんだろう。

 ………まだまだ彼等は若い。」

 

「若さゆえに利用されやすい………。

 そのことをさとられぬようにせんとな。

 

 ………それでは彼等を待たせてはいかん。

 行ってまいる。」ザッザッザッ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………………………………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (……………しかし…………、

 あのカオス=バルツィエとかいえ青年はどれ程の魔力を蓄えていると言うのか………………、

 マテオで開発された魔術封じの枷を装着しながらあの破壊………。

 あの手錠はある程度の強さの者なら完全に術技を使用できなくするというのに………。

 バルツィエですらあの手錠を嵌めれば常人まで力が落ちると聞く………。

 それを………………。

 ……………それならば………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………あのお方もその身に纏う封印を解けば彼に匹敵する程の力があるのではなかろうか………?)」

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