テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
ネーベル平原 南 夜明け
「………………ミシガン?」
「…あの嬢ちゃん、
自力でクラーケンの中から出てきやがった………。」
「ただ出てきただけじゃない………。
クラーケンの触手を水の力でバラバラに粉砕して………。」
「………何なのこの人達………?
ウイルスが効かなかったり雷撃で傷が治ったり………、
………クラーケンに吸収されたのに逆に中からクラーケンに攻撃を加えたり………。」
…さっきまでは意識が途切れそうなくらい痛かった………。
触手に叩き付けられて触手に締め上げられて本当に死ぬんじゃないかって思うくらい苦しかった………。
………でもクラーケンの触手に取り込まれて体中の傷口からヴェノムが私の中へと侵入してくるのを感じてから逆に痛みが引いていった………。
これは………?
………多分クラーケンの体内の墨……その墨に含まれている水分を私が吸収して傷を癒してるんだ………。
……………癒してるだけじゃない………。
水分を吸収したことによってまた私のマナがパワーアップしてる………。
今度のは………最初に墨を受けた時よりも強力に………。
………それだけじゃない…………。
何かが頭の中に入ってくる感じがする………。
これは………魔術………?
私の頭の中に魔術の…………呪文?
………こんな呪文は………今まで聞いたことがない呪文……。
…私の頭の中で未知の呪文が浮かび上がってくる………。
この呪文は………今なら放てる。
この膨れ上がったマナさえあればこの術は発動する!
そう思う!
まだ発動したこともない魔術なのに射てるって確信を持って言える………。
まるで昔からこの術を知ってたようなそんな感覚にさえなってくる………。
………この感覚が………アローネさんが言ってた声の正体………?
私達は………………、
自分の属性のマナを吸収すればするほど強くなって新しい術も使えるようになってるんじゃ………!?
「ミシガン!!!」
「………!!?」
「オオオオオオオオォォォォォォォォォッッッ!!!!」
「クラーケン…!!
流石にヴェノムの主………!!
最初の体の大きさの半分以上に小さくなってその状態から体の三分の一を吹き飛ばされてもまだ生きているのか………!!」
「ミシガン!!
避けて!!」
「オオオオオオオオォォォォォォォォォッッッ!!!」ブォォォォォォォォォンッ!!!!!
「!」
…………このクラーケン………。
………こんなに………………、
弱そうに見えるのは何でだろ………?
けどこんな相手ならこの術で倒せる………。
今の私なら………!
この一撃で倒しきることが出来る!!
「終わりだよクラーケン!!」
バシィィィィィィンッ!!!
「「「「「「「!!?」」」」」」」
「オオオオオオオオォォォォォォォォォ!!?」
「『清蓮より出でし水煙の乙女よ………
破浄なる柱を天へと結べ………、
スプレッド!!!!』」パァァァァァァ!!!!
ジョォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!
「オオオオオッッッ…!?……………………オッ!?
……………!!!!????」ザザザザザザザザザザザザザザザザッッッッ!!!!!!!
「ハァァァァァァァァ!!!!!!」
「オオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!?????」ザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!
「クラーケンが………水の………水の竜巻に飲み込まれていく……………!?」
「何だありゃあ!!?
あんな術見たことねぇぞ!!?」
「これが………ミシガンの力………!?」
「いつの間にミシガンさんはあんな術を使えるようになって………?」
「………恐らくこの戦闘の中で編み出したのでしょう………。
私達の力はまだまだ私達の知らぬ力が隠されている………。
その力がクラーケンの水流攻撃によって引き出された………。
……いえ………引き出されたのではなく………、
新たなる扉を開いた………。」
「………」
「……私達にもクラーケン程の敵の属性攻撃を受ければあのような術が発現するのかもしれません………。」
「………コイツらは…………、
どこまで人離れした力を持ってるんだ……………!?」
ザザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
「ィアァァァァァァァァァァァ!!!!」
「オオオ……………オオオオオ………!!?
オオオオ…………オオオオオオオオッッッ!!!!?」
「…!!
まだ倒せないなんて………!!
けれどアンタは……!!
アンタだけは私一人で倒す!!
私一人でカオスやウインドラと同等に戦えるってことを証明して見せる!!!」パァァァァァァァァァァァァァ!!!
「オオオオオオオオッッ!!?」
「!!?
まさか!!?
追撃!!?」
「『清蓮なる水煙の乙女よ!!破浄なる柱を天へと結べ!!
スプレッド!!!!!』」ザザザザザザザザザザザザザザザザバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「オオオオオオオオッッ!!!?」
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!
「オオオオッッッッ…………………ッ……!!!!」
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
「オ……………!オォッ……………!!!」
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
「オ………!!!!!」
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!
「オ……………。」
「ォ………………………」
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァ………………
「」
「………どっ…………どんなもんだい!!
私だって…………やれば出来るん……だから…………。」フラッ………
ドサッ………