テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
スラートの地中都市シャイド
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!!!!!
「ハッハッハッハッハッハッ!!
こんな土竜の巣穴なんざこの俺様がぶっ壊してやるよ!!!」
「あれは………竜巻!!?」
「こんな地面の中で…!!?」
「ただの竜巻ではありません!!
あれは水を纏った竜巻です!!」
「あんなのが吹き荒れたら壁が………!!?」
「奴め!!
そういう手で来たか!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!!!
ピシピシピシピシ……!!
「壁に亀裂が……!?」
オッ、オイ!!ナンダヨアレ!?
チカデアンナノガフキアレタラテンジョウガクズレルゾ!!
イキウメニナルマエニソトヘヒナンスルンダ!!
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
「おっほほ~♪
良い具合に混乱してやがんなぁ!!
隠れるのには丁度いいぜ!!」
「ランドールが人混みに紛れる!!
あれでは見失ってしまうぞ!!」
「…カオス!
奴を追ってくれ!!
これ以上奴の好きにはさせるな!!」
「はっ、はい!!」シュンッ!
「ウインドラとその他の者達はこの出口を見張っててくれ!
ここ以外にはこの街の出入り口は無い!
奴はここを崩落させようとはしているが奴自身も巻き添えを食うような馬鹿な真似はしないだろう!
絶対にここから出ようとする筈だ!
ファルバン!
我もランドールを追う!
この街をよく知らないカオスだけでは奴を追いきれまい!
我とカオスで挟み撃ちにする!!」
「気を抜くなよオサムロウ!
この混乱では奴の方が剣を振りやすい!
逃げ惑う街の者達を盾にされてはいくらお前でも……!?」
「……!!
承知している!!」ダッ!
「ランドーールゥゥゥ!!!」
「おぅ?
やっぱり追って来やがったかカオス!!」
「お前ェッ!!
卑怯だぞ!!
関係ないスラートの人達まで巻き込んで…!!」
「関係無くはないと思うぜ?
ここの連中は俺の素性を知ったら全員が俺を敵と見なす。
そうして俺一人に対して全員で袋叩きにかかるだろう。
…だったら先手を打つまでだ。」
「お前が……ここにやって来たのがいけないんだろ!!
お前さえここに来なければ……!!」
「ソイツは無理な望みだ。
どうせ俺がここに来なくても他の奴等がここを見つけ出して似たようなことをするだろうぜ?」
「他の奴等………?
まさか……!?
もうマテオはダレイオスに攻め混んできて……!?」
「あぁ~………、
それだったら良かったんだけどな。
残念ながらそうじゃねぇ。
俺達は家の連中だけ先行して先に来てんだ。
戦争はまだ始まってねぇよ。」
「………本当か?」
「俺達は戦う気満々だったんだがなぁ。
バルツィエ以外の連中がごね出したんだよ。
お前らがシーモスであの隕石騒ぎ起こしやがったからよぉ?
怖じ気付いてダレイオスに攻めいるのが怖くなったんだとさ。
まったく………、
味方に腰抜けがいると動きづらくてやりづれぇぜ。」
「…それなら戦争は回避されたのか………?
マテオがダレイオスに戦争を仕掛けることはもう無くなったんじゃ………?」
「だから俺達がこの国に来たんだよ。」
「…何だって………?」
「腰抜け共が怖じ気付く原因になったあの隕石を降らせる術を持つ大魔導士軍団を俺達の手で葬りに来たんだよ。
大魔導士軍団とかいう奴等を俺達が消しちまえばマテオの腰抜け共も怖じ気付く理由が無くなる。
晴れて戦争を吹っ掛けられるって手筈だ。」
「…そんなことになってたんだね………。
だけどここには大魔導士軍団はいない。
諦めて大人しく帰ったらどうだ…?」
「帰れって言われて帰る馬鹿がどこにいるんだよ?
偶然とはいえダレイオスでもそれなりに強いスラート族を見付けたんだ。
帰るならこいつらを皆殺しにしてから帰るぜ。」
「そんなことは「させん!」!」
「…漸く追い付いたか……。
我が来たからには貴様の好きにはさせんぞランドール!
貴様はここで散れ!!」
「………無駄話してたら追い付かれちまったぜ………。
………まぁ予定通りなんだけどな。」
「さぁ……どうするランドール?
どちらに殺られたい?
我か……カオスか………。
それぐらいなら好きに選ばせてやるぞ?」
「ん~?
どっちがいいんだろうな?
カオスは前の時の件で確実に俺より強いのはわかってるし………、
サムライは………言わずもがなだよな………。
俺は………どっちに相手してもらうのがいいんだろうか?」
「決められないと言うのなら二人同時に貴様を相手してやるという手もあるが?」
「おほっ!!
二人同時かよ!?
それスッゲーお得感感じちゃうぜ!!
二人共選べるなんてありなのかよ!?」
「…オサムロウさん……、
ランドールの奴何かまだ余裕があるように思えます……。
ここは一気に二人で………。」
「…そうだな。
奴のペースを作らせては厄介だ。
ここは二人で左右から「作戦会議してるとこ悪いんだがもう選んじまったぜ!!」!」
「俺の答えはなぁ!!
お前らどっちに相手してもらうかだが………、
二人同時って手があるなら話は簡単だ。
………お前ら二人同時に…………、
相手なんかしてられっかよボケがぁッ!!
『流水よ我が手となりて敵を押し流せ!!
アクアエッジ!!!』」パァァ………、ザザァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!
「!?
足元に水が!!?」
「こんな水!!
俺には効か「あばよ!」…また逃げた!?」
「カオス!
我では奴の足に追い付かない!!
この溜まった水の中で奴と同速で追い掛けられるか!?」
「スッ、スミマセン!!
こんな水の中で走ったことがなくてとても追い付けません!!」
「くっ…!?」
「フハァーハッハッハ!!
その浅い水場で遊泳でもしときなァッ!!」
「アイツ………!
入り口の方に……!?」
「………水が引くのを待っていては奴には追い付けんな………。
中々考えられた作戦だな。
奴に対抗しうる力を持つ我とカオスが追いかけてくるのを見越して街の奥の方まで逃げたのか………。
入り口を見張る者達は念のために配置していたが街の者達が押し寄せて来るなかでは満足に力も引き出せんだろう……。」
「そんな……。」
「…咄嗟の判断が裏目に出たか………。
……やむを得ん………。
カオス!!
水に電撃を放って奴の足を止めるぞ!!
衝撃に備えておけ!!」
「え!?「ライトニング!!」」バリバリバリ!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!
「!!」ビビ…
「ぐぅぅ………!!!!?」
「オサムロウさん!?」
「…やっ……奴の足止めは出来たか………?」
「!
ランドールは…………。」
「無駄な雷撃で自滅ご苦労さん!!」
「「!!?」」
「水使いに皆安直に雷撃撃って来すぎなんだよ!!
お陰で電撃対策バッチシよぉッ!!
俺の来てるスーツには絶縁性があんだよ!
残念だったなァッ!!
俺に雷は効かねぇ!!
それじゃあバイビー!!!」
「くぅ……奴の前では何もかもが悪手になってしまうのか………!!」
「大丈夫ですかオサムロウさ「カオス!!」」
「奴を止めてくれ!!
我は情けないことに今の雷撃で直ぐには動けん………!
…だから頼む!!
奴から………スラートの皆を守ってくれ!!
我にとってはここの者達は家族のようなものなのだ!!
我の代わりに皆を………!!」
「………分かりました。
ランドールは…………、
………俺達で何とかします!!!
そしてスラートの人達を全員無事に守りきって見せます!!
もう誰一人アイツに傷つけさせません…!」