テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
スラートの地中都市シャイド
「ミシガン………、
あまり素性を敵に教えるものじゃないぞ?」
「えぇ~!?
だってこいつらってレサリナスの時からカオスやウインドラばっかり狙ってるんだよ!?
私だって戦えるんだから注目されたいし………。」
「どうしてこの人は敵に狙われたがってるんですかね………。」
「ミシガンも強くなったことで多少好戦的になっているようですね。
…いい傾向とは言えませんが………。」
「カオスの………“姉”………だと?
……ってことはあの女も………アルバートの………!?
……どうなってんだ!
カオスの仲間に他にバルツィエの血筋がいるなんて聞いてねぇぞ!!?
(………さっきの俺の魔術を打ち消したところを見てこいつもバカ高いマナを保有しているのは間違いねぇ………。
……ここにきて誤算か………!
カオスに姉弟がいるなんて聞いてねぇよ!!?
…まさかまだ他に兄とか姉、もしくは弟か妹でも出てこねぇだろうな!!?)」
「………?
ランドールが………止まりましたね?」
「どうしたんだろ?
私がカオスの姉って言ったら急に………。」
「………!
そうか!
ランドールの奴………!
………いいか?
このままミシガンがカオスの姉と言うことで通すぞ?
奴に何を聞かれても正真正銘ミシガンはカオスの姉だ。
いいな?」
「…!
なるほど………そういうことですか。
分かりました、それで進めましょう。」
「ミシガンさんがカオスさんの姉と言うことでいいんですね?」
「いいもなにも私はカオスの義理の姉のつもりだけど………?」
「この場では“義理”ではなく“実の姉”だ。
ランドールはミシガンがカオスの姉と聞いてミシガンがバルツィエの血族だと勘違いしているんだ。
………上手く奴が騙され続けて時間が稼げれば……、
後はカオスがランドールを倒しにやって来る。」
「…………お前ら………まだ他にバルツィエの血筋を持つ奴がいるんじゃねぇだろうなぁ?
お前はどうなんだ!!
そこのもう一人の女ァッ!!」
「………私ですか………。
私は………。」
「お前に関してだけは全くの謎だ!!
どっかの国のスパイだったって話しか手配書には記載されてなかった!!
テメェ等は一体どういう繋がりで一緒にいやがるんだ!!?
カーラーン教会は何を企んでやがる!!」
「カーラーン教会は私の事情には関与していません。
私はウルゴスという国の者で手配書のことも事故だったのです。」
「事故だぁ?
………にしてはお前等は今こうして繋がってたじゃねぇか?
レサリナスでの件もお前等が全て仕組んだことなんじゃねぇのか?」
「ですから全ては事故から始まったのです。
そのような勘繰りは無意味で「そうだよな無意味だよな。」」
「お前らが何かよからぬことを企てようともダリントン隊やバーナン隊、
それから“カーラーン協会の本部もぶっ潰したんだ”。
今お前らがダレイオスでやってることはレサリナスでの件とそんなに関係ねぇんだろ?」
「………何ですって………?」
「俺達に反抗的なデカイグループはもうほとんど潰し終えてんだよ!
今更マテオでお前らが何かやろうとも先に大元を断っちまえばいくらダレイオスのゴミ共をかき集めたところで出来ることなんざ高が「カタスは!!?」」
「カーラーン教会を潰したと言うことは………カタスは、
カタスはどうなったのですか!!?」
「…カタスティア=クレベル・カタストロフ公爵か………。
奴ならこの間………。」
「この間………何ですか!?」
「……俺を通してくれたら話してやるぜ?
話し込んでたらカオスに追い付かれ「もう追い付いてるさ!!」!!?」
「もう逃がさないぞランドール!!」
「終わったなランドール。
もうこれでお前の勝ちの目は無くなった。
バルツィエの連中は仲間を蔑ろにして一人で作戦を決行しがちだが一人で出来ることというのは案外幅が狭く行動を読みやすい。
お前が魔術でこの地下都市を破壊しようとしてから街中に走っていったまでは俺達も呆気に取られて出遅れたが状況が進んでみたらこの通りだ。
所詮はいくら大きな力を持とうが一人の能力と言うのは限界があるということだ。
お前がここに来たのは独断だろうがその単独行動のせいで今お前は二人のバルツィエに囲まれる事態に陥っている。
………お前の敗因はミシガンという切り札を事前に知ることが出来なかったことにある。
運………………は別に悪くない。
悪かったのはお前の頭だ。」
「……言ってくれるねェ偽カオスが。
もう勝った気でいるのかよ?
まだ俺は他にも技があるんだぜ?」
「無駄だ。
水系の技だったらミシガンとカオスがいる限り「物理的攻撃ならどうよ!!」!!」
「最初から常に本気な俺でも取っておきぐらいは取ってあるんだよ!!
オーバーリミッツ!!」パァァ!!
「いかん!!
カオス!!
何かする前に奴を仕留め「待ってください!!」」
「彼を…!!
ランドールを生け捕りにして下さい!!
彼にはまだ聞きたいことがあるんです!!」
「しかし奴が何かしでかしてからでは………!?」「ハァーハッハ!!」
「そうやって偉そうに群れて意見が纏まらねぇから単体に出遅れるんだよ!!
こういうのはなぁ!!
早いもの勝ちなんだぜ!!?
水蓮旋流閃!!!!」ゴォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッ!!!
「ヤバッ!!?
剣は私じゃ防げないよ!?」
「なら俺が受け止めて「ウインドラさんは水の攻撃が弱点じゃないですか!!」」
「………でしたら私が…………。」
「この水の回転斬りで纏めて吹っ飛ばしてやるぜェェェェッ!!!
さっさと退かなかったことを後悔して……!!!」
ガキィィィィィィンッッッ!!!!
「………なっ!!?
俺の奥義が服で止められた!!?
なんて硬い服を着てんだテメェ!!?」
「今です!!」
「分かった!!」「やるぞカオス!!練習の時に考え付いた技を!!」
「しまッ…………!?」
「「衝破!!!十文字!!!!」」ズバァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!!!」