テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ダレイオス王即位宣言

スラートの地中都市

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ…!

 

 

 

「げふぅ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何とか事なきを得たな。」

 

「もう一度さっきの水の竜巻を起こされていたら都市が壊滅してましたね…。」

 

「…こいつ一人だけで来たのかな…?」

 

「!

 他にも外に仲間がいるかもしれません。

 ファルバン族長、

 地上を警戒していてもらえませんか?」

 

 

 

「あいわかった。

 ……結局ソナタ等だけでランドールを倒してしまったな。

 バルツィエがこうもあっさりと………。」

 

 

 

「こちらにはカオスがいましたから。

 互いにバルツィエが一人ずついるのなら数が多いこちらの方が勝利するのは必然です。」

 

「それにカオスなら一対一でもランドールには勝つだろうしな。」

 

 

 

「……なんと頼もしき者達だ。

 ソナタ等ならこのダレイオスを任せきってしまっても良さそうだな………。

 

 

 

(………しかしこの時期にバルツィエが攻めてくるとは………。

 目的は大魔導士軍団を捜すためと申していたな………。

 ……やはりゲダイアン消滅がバルツィエが無関係という話は真であったか………。

 すると奴等はダレイオスにいるという大魔導士軍団を倒しに来たということ……… 。

 定期的に東側の海を見張らせていた者からはつい先日にマテオが海を侵攻してきたと言う話は聞かなかった。

 とすればランドールは警戒網を抜けてくる程度のごく少数で潜入してきた可能性が高い。

 …どのような手段で海を渡ってきたと言うのだ?

 

 

 いづれにしても少数だけで潜入し大魔導士軍団を討ちにやって来たのならそれが達成された時こそがマテオとダレイオスの本格的な戦争再開の合図となるであろう。

 奴等マテオ側にとっては大魔導士軍団の存在こそが開戦に待ったをかけているということに間違いない………。

 

 その大魔導士軍団がもし………ゲダイアン消滅で共に滅びていたとしたら………、

 ランドール達潜入者に奴等が恐れる大魔導士軍団が存在しないと判断された時は………どうなる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………決まっている。

 討つべき者達が存在しないのならそれこそマテオが攻めいるのに障害が無いのだ。

 マテオに大魔導士軍団がいないと伝わればマテオは直ぐにでも軍を率いてダレイオスに乗り込んで来るであろう。

 そんな事態に陥ってしまえば………スラート、ミーア、クリティアと彼等だけではとても数が足りない………。

 まだあと“五つの部族達”にも立ち上がってもらわねばならぬと言う時期にバルツィエの来襲………。

 ヴェノムの主退治のペースは早めに進んではいるがそれよりもバルツィエの大魔導士軍団探しをどうにかせねば………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………これは“彼等に一役買って”もらおうか……。

 彼の魔力は偽者だとしても疑われるようなこともあるまい。

 幸いにも彼等とバルツィエは敵同士なのだ。

 戦う運命なのは変わらない。

 ただよりバルツィエに狙われてヴェノムの主退治に遅れが生じるのみ。

 後五ヶ月の期間でならバルツィエの妨害があっても彼等なら主の全討伐を成し遂げるであろう………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファルバン殿………?

 他の皆を警戒に当たらせないでいいのか?」

 

 

 

「!

 そうであったな。

 ではランドールはソナタ等に任せるぞ?

 そやつに関しては………余も後で話をする。

 殺さずに残しておいてくれ。」

 

 

 

「それはこちらにも奴に話があるからいいが………?」

 

 

 

「頼りにしておるぞ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大魔導士軍団の者達よ………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ん?

 大魔導士軍団の者達………?」

 

 

 

「どうしたのウインドラ?」

 

「……今ファルバン殿が大魔導士軍団の者達と………。」

 

「大魔導士軍団の者達…?」

 

「どういう意味でしょうかね…?」

 

「……分からん………。

 後でもう一度ファルバン殿に聞いてみるとしよう。

 

 

 

 ………それよりも今はこいつだ。」

 

 

 

「ランドール………、

 気絶程度に加減したつもりだけど………。」

 

「………息はあるようですね。

 ウインドラさん、

 前にカオスが使っていた手錠をお借りできますか?」

 

「あぁ、

 意識を取り戻した時にまた暴れだされたら面倒だ。

 意識の無い内に無力化しておこう。」

 

 

 

ガチャ…。

 

 

 

「手錠は壊れているんじゃないんですか?」

 

「安心しろ。

 ちゃんと直してある。

 鍵はトリアナスで紛失したままだがな。」

 

「それじゃあランドールはずっと手錠を填められたままですね。」

 

「コイツがここでこの手錠を外すことは無ないだろう。

 鍵は無くとも問題ない。」

 

「そうですね………。

 

 

 

 では『ファーストエイド!』」パァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………よう。」

 

 

 

「先程のお話の続きをお聞かせ願えますか?」

 

 

 

「……仕方ねぇな……。

 どうせ話したってこのダレイオスにいりゃあその内情報も入ってくるだろうに。」

 

 

 

「先ず何故カーラーン教会を潰すと言う話になったのですか?

 レサリナスではカーラーン教会は貴殿方バルツィエには敵対的なことは何もしていない筈ですが………?」

 

 

 

「そう言うことは自分とカオスの服装をよく思い返してみるんだな。

 あの時テメェ等はどこの所属の服を身に纏ってた?」

 

 

 

「「!?」」

 

 

 

「教会がテメェ等を匿ってたことは発覚してんだよ。

 裏切者の騎士団と繋がってたテメェ等を匿ってたってことはカーラーン教会も同罪で処罰対象だ。

 処断対象が目の前にいるんなら当然処断するだろ普通。」

 

 

 

「私達のせいで………。」

 

「俺達がカーラーンを頼ったから………。」

 

「………それでカタスはレサリナスに帰ってから今はどうしてるのですか………?」

 

 

 

「レサリナスには公爵は帰ってきてねぇよ。」

 

 

 

「?

 それはどうして………?

 ダレイオスにまだ滞在していると言うことですか?」

 

 

 

「いや、

 レサリナスにもいねぇと思うぜ?」

 

 

 

「では何処に………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰ってくる時のカーラーン教会の船を俺が津波を起こして沈めてやったんだよ。

 今頃海の化け物どもの腹の中で快適に過ごしてるんじゃねぇか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「!!?」」」」」

 

「………それは本当のことですか?

 それとも冗談か何かで………?」

 

 

 

「冗談だったら笑ってくれるか?

 何やら公爵との繋がりが深いようだが残念だったな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 公爵は俺が殺してやっ「何てことをしたんですか!!」へぶぅ!? 」バシンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズザァァァ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方達はそうやって自分達にとって邪魔にしかならない人達を片っ端から殺していくのですか!!

 教会には身寄りの無い方や障害を持って満足に働けない方達が大勢いたんです!!

 あそこは貴方達のような人に追いやられて身を寄せていた方が何人も………!!

 貴方達が国を支えるべき立場の人を国民を殺めてどうするのですかッ!!?」

 

 

 

「………ペッ!

 どうするも何も俺達に刃向かってくる野郎共を殺して何が悪い?

 その内敵になるなら敵になる前に殺るだけだ。

 仕事は早めに終わらせておくたちなんだよ俺は…!? 」バシンッ!!

 

 

 

「何がその内敵になるですか!!

 貴方達の国政が粗末だから国民が不満を抱えることになるのです!!

 貴方達が自分達だけに利があるように仕向けるから…!!」

 

 

 

「…そうやって俺達が全マテオの国民の顔色伺って政治をやって何になるってんだ?

 どんなに最高な政策を取ったところで完璧なものは出来上がらねぇ。

 確実に不満ってのは出てくるもんだ。

 国がでかくなればなるほどにその規模も大きくなる。

 人ってのは長所よりも短所に目が行きがちになるんだ。

 悪いところ全部聞いて“はい直しましょう”で次から次に不満がやって来る。

 それを一々聞いていたら国で一番貢献している俺達が国民の声に忙殺されるだけだ。

 

 

 分かるか?

 国を背負って立つってのは妄想で出来ることじゃねぇんだよ。

 俺に怒鳴ったところで国の上に立ったこともねぇお前なんかにゃ分かる訳「私は!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はいづれこの地に誕生する新しい国で国王に立候補します!!

 私は貴方達バルツィエのような国民の訴える声を無視するような酷い国政者にはなりません!!」

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