テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ランドールとフェデール

王都レサリナス フェデール私室 数時間後朝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「………こちらフェデール。」ピッ

 

 

ランドール『よう俺だ。』

 

 

フェデール「ランドール………。」

 

 

ランドール『用件は分かってんだろ?』

 

 

フェデール「夜中に光ったそちら側の光のことかい?

 その件ではこちらからも話がしたかったところなんだけど。」

 

 

ランドール『やっぱそっち側まで光が届いてやがったのか。

 あんだけ光ってたら当然だな。

 まるで地上に太陽が発生したんじゃねぇかってくらいの魔術だったからな。

 間近にいてあんなもん食らってたら人溜まりもなかったぜ。』

 

 

フェデール「…と言うとお前………、

 あの光の発光地点付近にいたのかい?」

 

 

ランドール『いたも何もありゃ俺とダインに対して放たれた魔術だったぜ。

 たく、

 飛んだ怪物に遭遇しちまったもんだぜ。』

 

 

フェデール「その口振りだと大魔導士軍団に会ったんだな?

 そしてあの光を放ったのも大魔導士軍団の奴なのか。

 ………よく生きてられたな。

 あんな巨大な光の術を放てるような奴に出会って無事でいられたんだから運が良かったのかな?」

 

 

ランドール『無事なんかじゃねぇよ。

 ダインはともかく俺なんて両手が無くなっちまった。

 一度そっちに戻って怪我の具合を治したいんだが戻ってもいいよな?

 このままじゃ戦えねぇ。』

 

 

フェデール「戻ってきてもいいけどその前に教えてくれないか?

 大魔導士軍団がどんな奴等だったのか………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランドール『カオス=バルツィエだよ。

 アイツら生きてやがったぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「…!」

 

 

 カオス………やはり生きてたか。

 

 

ランドール『あの光もカオスの仕業だ。

 光の術………てよりありゃカオスが撃ったバニュシュボルトだ。

 

 

 俺達は随分と検討違いな見解をしてたらしい。

 ユーラスを葬ったあの流星群はどうやらカオス一人の術だったようだぜ?

 レサリナスじゃ何で魔術使わねぇのかなって疑問だったんだが今回の納得したぜ。

 ありゃあんなとこじゃ撃てねぇわ。』

 

 

フェデール「そんな馬鹿な………。

 あんなものをたった一人でだと……?」

 

 

ランドール『俺も疑っちゃいたんだがな。

 目の前であんなもん撃たれちゃ信じるよりないぜ。

 ついでに言っとけばアイツは別に他の奴を媒介にして魔術を放ってたりはしてなかった。

 カオス個人のマナの許容範囲内であれが撃てるらしい。』

 

 

フェデール「………だがカオスは二十年前にはまだマテオにいた筈………。

 俺達のレアバードのような飛行手段でもない限りダレイオスに渡ることは……?」

 

 

ランドール『俺もそう思ったぜ。

 どうやら大魔導士軍団は“二組”いたようだ。』

 

 

フェデール「二組………?」

 

 

ランドール『二十年前のゲダイアンと共に消えた大魔導士軍団と………、

 今回のカオス達の二組だ。』

 

 

フェデール「………術者はカオス一人だったんだろう?

 警戒すべきはカオス一人なら大魔導士軍団と言うよりも大魔導士カオスと言うことになるんじゃないか?」

 

 

ランドール『そうでもないらしいぜ?

 カオスの存在が大きすぎて目を背けガチになってたが他にもヤバそうな奴がいた。』

 

 

フェデール「俺の知ってる奴か?

 カオスの仲間で言うと例えばレイディー=ムーアヘッドか後はウインドラ=ケンドリューぐらいしか思い当たらないが………。」

 

 

ランドール『一回カオスのこと調べ直してくんねぇか?

 なんか“カオスの姉”とか言う奴がいてな。

 お前が知ってるかって言うと知ってると思うが………。

 レサリナスでユーラスがカオスにぶっ倒された辺りでカオスの回りウロチョロしてた女がいたろ?

 あの女だ。

 一見するとそこら辺にでもいそうな女だったんだが術の撃ち合いで俺が負かされただけじゃなく俺達も知らないような魔術を使ってきやがった。

 かなりのやり手だったぜありゃ。』

 

 

フェデール「………分かった。

 そちらの件は俺が直接調べてみる。」

 

 

ランドール『頼むぜ。

 これ以上カオスの兄弟姉妹がいるってなると流石に俺達だけじゃ手に負えないぜ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……それとな。

 もう一つ面白い話があるんだ。』

 

 

フェデール「まだあるのか?」

 

 

ランドール『あぁ、

 奴等と鉢合わせたのは奴等の根城にしていたスラート族の街でな。

 奴等地下になんか隠れて俺達の目から逃れてやがったんだよ。』

 

 

フェデール「道理でお前等がダレイオスに渡っても中々何の報告もしてこなかった訳か。

 てっきり殺りすぎて夢中になってただけかと思ってたよ。」

 

 

ランドール『ラーゲッツの奴はそうなんじゃねぇか?

 俺の方は割りと真面目に仕事してたぜ?

 成果は今報告してるしな。』

 

 

フェデール「……それで何が面白い話なんだ?

 その隠れてたって話だけじゃないんだろ?」

 

 

ランドール『当たり前だろ?

 面白いのはここからだぜ。

 

 

 ダレイオスは今二百年前に統合されていた九の部族達が元の形に戻っていてそれぞれが同じ様にどこそこの穴蔵に引き込もってるみたいだ。

 

 

 何を思ったかそれを今カオス達が再統合させてるみたいだぜ。』

 

 

フェデール「!

 ………ダレイオスが再び一大国として名乗りをあげようとしているのか。

 今じゃ分裂して小国になっていたのに………。」

 

 

ランドール『そうだ。

 ………そしてかつての大国ダレイオスが出来上がった時………、

 ………誰が王になるんだと思う?』

 

 

フェデール「ここで問題かよ………。

 現場にいなかった俺が分かる訳ないだろ。」

 

 

ランドール『まぁまぁ、

 適当で良いからとりあえず誰か言ってみろって。』

 

 

フェデール「お前………。」

 

 

 朝っぱらから突然連絡してきては無駄に時間を引き伸ばそうとしやがる………。お前達がいない分こっちは余計に仕事が多いんですがね?しかも今こっちはそっちと違って朝なんですけど?

 さっさと話を進めるためにもここは無難所を挙げておくか。

 

 

フェデール「前回の王のファルバンかな。

 それかその懐刀サムライか………。

 それが無ければカオスと言った感じかな?

 アイツらは実質カオスの集まりのようなものだし。」

 

 

 ランドールが訪れたのはスラート族の都市と言っていたし王の候補に挙げられるとしたらこんなところだろう。コイツの口振りからすればこの三人以外の名前が出そうだが…。

 

 

ランドール『ブッブ~!!外れだよ!!

 その中にはいませ~ん!!

 残念だったなフェデール~!』

 

 

 ………帰ってきたら一発殴り飛ばしてやろうかこいつ………。

 

 

フェデール「…降参だ。

 俺にはそれぐらいしか思い付かないしもうお前に構ってられる時間も無い。

 茶化すようならこのまま通信を切るぞ。」

 

 

ランドール『待て待てそう慌てるなって!

 答え教えてやっから!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アローネ=リム・クラウディアだっけ?確か?確かそんな名前だったよな?カオスと一緒に指名手配されてたあの謎の女。』

 

 

フェデール「アローネ=リム・クラウディアが?

 なんだって彼女がダレイオスの王になるんだ?

 カオスなら分かるがアローネ=リム・クラウディアは素性も何もかもが謎だ。

 手配書にはダレイオスのスパイだと表記されていたがあれは注目を集めるためだけの嘘情報だった筈………。」

 

 

ランドール『ところがよ。

 どうにもアローネ=リム・クラウディアはダレイオスとは関係はないが妙なところと強い繋がりがあったらしい。

 

 

 あの女はカタストロフ公爵と繋がりがあったんだ。

 アローネ=リム・クラウディアも公爵も同じ同郷の生まれで一緒に育った深い仲だった。』

 

 

フェデール「………何だって………。」

 

 

ランドール『だから二人が繋がってたってことはこの間の反逆者達の粛清手前辺りでカオス達を匿ってたカーラーン教会のことは最初から反逆者達とカーラーン教会がつるんでたっていう証拠になるだろ?

 カオスを持ち上げたかった反逆者達とそれをサポートするために教会側からアローネ=リム・クラウディアが差し向けられてレサリナスまで護衛してたんだ。

 教会側は最終的には権力を手にするために反逆者達に加担したんだよ。

 カタストロフ公爵かそれと近しい関係のアローネ=リム・クラウディアがこの世界を握るために。

 だから言っただろ?

 面倒なことになる前に教会は俺が潰したってな。

 面倒に発展する前に公爵が消えてくれてよかったよな?』

 

 

フェデール「………」

 

 

ランドール『………フェデール?』

 

 

フェデール「……本当に教皇と同じ国の生まれなのか……?

 アローネ=リム・クラウディアは………?」

 

 

ランドール『本人がそう言ってたしあの女が教会所属なのは間違いないんじゃねぇか?

 そうでなきゃレサリナスで公爵がカオスとアローネ=リム・クラウディアを匿ったりしねぇだろ。

 もし何の繋がりも無かったんだとしても教会が二人を匿ってたことに変わりはないしな。

 公爵自らデマ情報を流す程二人のことを手厚く囲ってたようだし。』

 

 

フェデール「………」

 

 

ランドール『……さっきからどうしたんだよ?

 そんなに信じられねぇのか?

 そこまで疑うようなことか?

 アローネ=リム・クラウディアとカタスティア=クレベル・カタストロフ公爵が繋がってたってことが。』

 

 

フェデール「………何て国の出身だと言っていた………?」

 

 

ランドール『は?

 国?』

 

 

フェデール「いいから答えろ。

 国の名だ。

 アローネ=リム・クラウディアはどこの国の出身だと聞いたんだ?」

 

 

ランドール『そんなに大事なことかねぇ………?

 ……………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウルゴスだよ。

 昔読んだ本にそんな国の名前があったからたまたま覚えてたぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「………そうか。」

 

 

ランドール『本当にどうかしたのか?

 アローネ=リム・クラウディアの話をしだしてから変だぞお前?』

 

 

フェデール「…何でもない。

 ………先のカオスの出身のこととカオスを筆頭に新たに出現した大魔導士軍団の件こちらでこれからのことを見つめ直すことにする。」

 

 

ランドール『おっ、おう?』

 

 

フェデール「情報ご苦労。

 一先ず戻ってこい。

 手のことはこちらについてからだ。」

 

 

ランドール『……分かった。

 じゃあ通信切るぜ?』ピッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「…………ウルゴスか………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アローネ=リム・クラウディア…………。“原初の民”だったのか………。……彼女が出てきたと言うことは……………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時代の終わりもそう遠くない内にやって来ると言うことなのだろうか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原初の民……………“終末を運びし風”となるか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……そんな風は必ず俺とアレックスでかき消してやる。お前達古の民なんかにこの時代を終わらせさせたりなんかしない。例えアルバートがいなくたって………カオスがいる。

 

 

どうにかしてカオスを仲間に引き入れることが出来れば……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………!

 それよりも今はカオスについて調べることが先決だ。

 あれだけの魔術を放てるマナ持つとしたらどう考えても個人の力には大きすぎる。何か特殊なアイテムでもあれば出来るだろうが………。ランドールにも催促されたしこれは一度カオスの故郷に俺が直接行って調べてみるのがいいか?カオスの故郷に行けばアルバートのこともカオスのことも同時に分かるしカオスを仲間にする方法が見つかるかもしれない。確かカオスの故郷は………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………ミスト………と言った名前の村だったかな……。




 精神科直行リハビリ系成長主人公物語今話から書き方を変えました。


 何故変えたかはこの先の展開を考えて表現力に限界が来たのを感じてそろそろ私も進化しなければならないと思いこのようにセリフにそれぞれキャラ名をふったのと間にどのような様子なのかを差し込みました。


 丁度この一つ前の話で今まで名も無き放浪者がやっと名のある戦士へとクラスチェンジしたのでいい節目だったと思います。


 これまではほぼセリフと擬音のみの描写しかありませんでしたが私の中では読者に臨場感のようなものを想像してもらいたかったということと“誰が何と発言してどのような反応をしたのか”というのを悟られないようにするためなるべく口調のみで読者にキャラを判断していただくような作品になってしまいまことに読者に対して任せっきりな作品だったということを反省しております。


 今のところは今後はしばらく今作のようの作風で続けていこうとは思っておりますので読んでくださる読者の方々には不定期更新ながら末長くお付き合いしていただきたいと思っております。









 最近元同僚のマッチャンに言われて気付きましたが私の作品のお気に入りに登録されている方が二十人もいたことに驚きました。それまではそんなものが見れることすら知りませんでした。


 私はこの作品の一話をだいたい仕事の合間の二、三十分の休憩で書き上げていて構想自体はおおよそは頭の中に入っているつもりですがこの作品を書き上げるための原動力はもうほぼ一年近く書き続けている日課みたいなものと後はストレスでこの作品を作っています。なので仕事のある日にしかこの作品を書いてなかったりします。



 せっかくお気に入りに登録している方が二十人もいるようなのでその二十人のために精一杯質のいい作品に仕上げられるよう精進していきたいと思います。
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