テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
盗賊団を壊滅させタレスという仲間を得て無事リトビアについたカオス達は質の悪い商人から洗礼を受けかけるもタレスのおかげで難を逃れる。
緑園の都市リトビア
「有り難うタレス。タレスがいなかったらあっというまにお金をなくすところだったよ。」
「タレス貴方がいて本当に良かったです。」
【はなしからしてアローネさんはしってそうだとおもったんですけど】
「そうだよ!アローネお金とかお店とか知ってたのに値段は分からなかったの?」
「……お恥ずかしながら私の知識は義兄の体験話によるところが多く私の体験は殆どないのです。義兄はお店に行って道具を買うという話をしてはくれましたが具体的な値段とかは……。」
【あに?】
「タレスには話してなかったね。アローネのお姉さんの旦那さんのことで話を聞く限り凄い人らしいんだ。アローネもそのお義兄さんのこと尊敬してるみたいなんだけど若干ブラコン?っぽい。」ボソボソッ
「ブラコンって何ですか!!」
「あっ、ゴメン、聞こえた?」
「目の前で言っておいて何言ってるんですか!!」
「ハハッゴメンね。」
「もう!!」
【……ではカオスさんもアローネさんもおかねのことにかんしてはまったくのむちということですね。】
「うん、ガルド自体最近知ったからね。タレスも僕が知った現場にいたろ?」
【あの時ですか。】
「あれは別に冗談とかで言ってたんじゃないんだ。本当に知らなかった。」
「私も世間知らずではあると思いますがカオスはそれ以上でしたね。」
「僕にとっての世間はミストだからね。」
【おふたりはどのようにすごしてきたのですか?】
「私は屋敷に軟禁されていましたのでお金を直接使うことはありませんでした。欲しいもの義兄が買ってきてくれましたから。」
「僕の村は皆でものを共有してたからお金がかかるものなんてなかったよ。」
【おふたりがおかねのかんりにたずさわってこなかったことはわかりました。ではおかねをつかうさいはぼくにひとことおねがいします。】
「頼める?」
「私達ではどう管理すればいいか分かりませんからね。使えば増えるとは聞きますが。」
【なにもしないでふえるということはありえませんよ。しごとをしたりものをうったりしてふやすんです。】
「物を売る?じゃあここに来るまでに取ったモンスターの毛皮とか爪とか売れるかな。」
【これはぼろぼろでよごれているのでうりものになりませんね。モンスターからはぎとるさいはきれいにはぎとりませんと。】
「スミマセンカオス。私もこうした物を取っておいた方がいいとは知っていたんですが保管方法はあまり…。」
「タレスはモンスターから素材を集めたり出来る?」
【ぼくはこのてのことにかんしてはいろいろとやらされてきたのでできますよ。つぎにそとへおもむくさいはおおしえします。】
「有り難うタレス!君がいて本当に助かるよ!」
「これからはタレス先生と呼びましょう。」
【おふたりのおやくにたてたのならほんもうです。それとせんせいはやめてください。】
「じゃあさっそく素材集めに街の外に行こう!」
「はい!」
【やどのほうはとらなくていいんですか?カオスさん!タレスさん!】
「やぁ~、すっかり目的を忘れて素材集めしてたよ。」
「私達は情報を得るために街を訪れたのでしたね。」
【おかねをかせぐことはいいことなのでなりゆきにまかせていましたがこんごはどうするおつもりなのですか?】
「ん~。知ってるひとがいれば聞きに行きたいんだけどそれがどこにいるのかも分からないしなぁ。」
「街に来ていきなり詐欺を働こうとした人に捕まってしまいましたしその情報が確かなのか判断がつけばいいのですが。」
【それではぼうけんしゃがたまりばにつかってるさかばとかはどうですか?】
「さかば?」
「お酒を飲むところですね?」
【さかばはいろんなばしょからぼうけんしゃたちがおとずれるのでじょうほうがほしいならうってつけですよ。】
「その冒険者達って一目で分かるかな?」
「それに関しては私達と同じような格好をしている人を探せばいいのではないでしょうか?」
【ぼうけんしゃはけんやつえをもっていますからみつけやすいですよ。】
「よし決まりだね。その酒場ってところに行ってみよう。」
「はい。」
緑園の都市 リトビア 酒場
「ここが酒場?」
「思ってたよりシックなお店ですね。」
【ここへはおさけをのむいがいにもギルドをやっていたりするんでないそうはひかえめなんですよ。】
「ギルド?」
「ここにギルドがあるんですね。ギルドとは街の人や国から仕事の依頼を受けその仲介をしてくれる人達の集まりのことですよ。依頼はモンスターの討伐や素材の採集、護衛と様々な種類がありますがクリア出来れば必ず報酬が貰えます。ですよねタレス。」
【アローネさんのせつめいどおりです。ただほうしゅうがおかねのときもあれば武具や防具といったかんせつてきなものもあります。もしかしたらぼくたちにはつかえないものだったりするのでいらいをうけるさいはほうしゅうのかくにんもひつようです。】
「お金が貰えるのかと思ってクリアしたら全然お金に関係ないものだったとか?」
「報酬の武具が欲しいのならそれでいいですけどそうでないのならお金が報酬の依頼を受けた方が良さそうですね。」
【いらいのけいじばんがあっちのほうにあるのでみにいきませんか?】
「そうだねどんなのがあるか見てみようか。」
「【キラービーの巣を発見し焼却せよ】【下水道のマウス退治】【新薬の治験】………。」
「どれも……なんか嫌ですね。」
【このようにできるけどじぶんじゃやりたくないといったしごとがメインのいらいです。だれでもできるのでほうしゅうもそこそこといったがくです。】
「よく考えたらここに来る冒険者に依頼を出すくらいだからそんな緊急性のある依頼はないのかもね。」
「生活するうえでそのうち解決してくれたらいいといった内容のものなのでしょう。」
「ウルフとかトレントみたいなそこら辺にいるモンスターの討伐とかはなさそうだね。」
【そういったものはいらいをださずにじぶんでたいじするのでしょう。かりにそういういらいがきてもすぐだれかにとられちゃいますよ。】
「う~ん、何か気軽に出来そうな依頼とかはないのかな………………………………ん?」
「どうしました?」
「これは………。」
「どの依頼ですか?………【盗賊団ダークディスタンスの情報求む】…。」
「…」
「これって依頼主がこの街の騎士団になってるね。」
「騎士団………ですか。」
「この間のこともあるから騎士団とは関わり持つのは気が引けるな。」
【騎士団と何かあったのですか?】
「………そのうち分かると思うよ。」
「あの言葉通りならそうなるのでしょうね。」
「?」
「ああいうのってすぐに張り出したりしないのかな。」
「彼等は王都に帰ると言ってましたよね。私達のことは王都に戻って報告してからになると思いますよ。私達がリトビアに到着する前にこの街を訪れたのだとしても騎士団の隊長一人の独断で手配書を作ったりは出来ない筈ですから。」
「作れないの?」
「作れるとは思います。作れはしますけどそのさいの手配書の賞金は国からではなくブラムさん個人のものになります。そうなった場合ブラムさんは訪れる街々で出費しなければなりません。」
「なるほど、ならこの街で僕達の手配書が作られてることはないんだね。」
「ブラムさんが余程の大富豪で、出張する度に大金を持ち歩く人でなければ安全ですよ。」
「よかった。ならこの依頼、直接騎士団にのところに行こうかな。」
「カオス?ダークディスタンスはもう…。」
「分かってるよ。ダークディスタンスがもう首領以外は全滅してるって教えにいくだけだよ。」
【このいらいしょはきしだんからせいしきにいらいされているためあのやけたアジトがダークディスタンスのアジトだったとしょうめいできなければふとうなクエストクリアとみなされてさいあくばっきんもありえます。】
「ばっきん?僕はダークディスタンスがもういないからこの依頼は必要ないですよって伝えにいくんだよ?」
「どういうことですか?」
「この依頼書って騎士団が盗賊達を捕まえたくて出してるんでしょ?その手助けが出来ればいいなぁとは思ったけど盗賊達はもういない。いない盗賊達を追い掛けてるのはなんか虚しいなって。そんなことしてるくらいなら他に誰かの為に頑張ってほしいんだ。だから騎士団にアジトのことを確かめてもらって依頼を取り下げてもらおうよ。」
「!?」
「そうしますと報酬は受け取らないということですか?」
「うん。だって盗賊達捕まえられなかったしね。それで貰ったらズルいだろ。」
【このいらいしょはあくまでじょうほうがほしいというだけでたいほするかしないかはぼくたちにはかんけいないんですよ?】
「それでもさサハーンはまだ逃げてるわけだし、アジトには死体が転がってるだけでどうすればいいのか騎士団も困るだろ。」
「「……」」
「早いとこ言ってこよう。これくらいしかできそうな依頼ないみたいだし。」
「カオス………貴方は正直者でもあるのですね。」