テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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クリティアの村ヴィスィン 長老宅

 

 

 

 外での作業を終えたカオス達はもう一度オーレッド宅に戻り次の進路を話し合っていた。

 

 

オーレッド「今は有り合わせの物でしか魔封じの道具は作れんかった。

 今回はこれで我慢しとくれ。

 ほれ、

 

 

 “スキリアリング”じゃ。

 これにはコンシュームアタックというスキルの付与されたレンズが入っておる。

 これを装備しておれば常時身体機能が向上し常にシャープネスやバリアーなどを張ったような状態になる。

 普通の者が装備すればたちまちマナが枯渇してしまう欠陥品じゃったんじゃが無限にマナが溢れ出てくるソナタにならこの欠陥品でも有効活用できるじゃろうて。」

 

 

カオス「!」

 

 

タレス「欠陥品を渡すんですか……。」

 

 

オーレッド「仕方ないじゃろ!

 ワシもこんな物を渡すことになるとは思わなかったんじゃ!

 カオスの話を聞く限りじゃとどうしてもマナを常に発散し続けるて役に立ちそうなものを探すと非効率なアイテムくらいしか無いんじゃ!

 普通ならこんな昔に思い付きで作ってみたはいいが結局直接攻撃するよりかは魔術を使った方が強い上にマナも少なくすむという結論に至ったこのガラクタを使いこなせる者がおるとは思わんじゃろ!?」

 

 

カオス「…俺だからこそ使いこなせるアイテムですか………。」

 

 

 カオスはオーレッドから渡されたスキリアリングを指に嵌める。手錠はそのままつけた状態だ。

 

 

アローネ「……どうですかカオス?」

 

 

ミシガン「それでカオスのマナが異常に高くなっていくのを抑えられるの?」

 

 

オーレッド「それで足りんようなら指全部に付けてみるか?」

 

 

ウインドラ「それだと剣を握りにくくならないか?」

 

 

カオス「………」

 

 

オサムロウ「指輪の類似品は他に無いのか?

 腕輪や衣類に装備できそうな物があれば着用しても気にならないだろう。」

 

 

オーレッド「そういうことであればいくつか用意できるぞ?

 ガラクタ故に使わなくなったものが沢山余っておるかな。

 いくつ欲しいんじゃ?」「全部下さい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「このスキリアリングと同じ効果がある装備品を装備出来るだけ全部………。」

 

 

オーレッド「全部じゃと………?

 残念じゃがこのコンシュームアタックはいくつ装備しても効果は重複はせんぞ?

 デメリットのマナが消費される効果だけは大きくなるが………。」

 

 

カオス「それがいいです。

 俺にとってはそれが最高のアイテムだと思います。」

 

 

オーレッド「………コンシュームアタック一つのメリットにマナ消費率十倍以上………、

 常人なら自殺行為の装備の仕方じゃがソナタにはそれでも足りんくらいなんじゃな………。

 ………よかろう。

 技術者としては許可出来んところじゃがソナタなら許可しても構わんじゃろ。

 なんせこのヴィスィンのクリティア二百人分のマナを内包しておるソナタならこのくらいの物でなければ割りに合わんと言うことか。」

 

 

 オーレッドはそう言って部屋の奥に向かう。

 

 

オーレッド「これと………これと………、

 これもそうじゃったかな………?

 ………まぁいいか、これもこれも………。」

 

 

 物置のようなところからオーレッドが次々と箱を拾い上げていく。かなりの量がありそうだった。

 

 

 

オサムロウ「……少しは整理をしたらどうだ?

 使わない物は廃棄したりなどしてもう少し部屋のスペースを確保した方が快適に住めるだろう………。」 

 

 

オーレッド「そう簡単に作品を捨てたりはせんわ。

 もし研究に行き詰まればワシ等はこういった過去の作品からヒントを得てまた改良に改良を重ねていく。

 技術者にとっての地獄は研究に暇が出来ることじゃ。

 常に研究に忙殺されておることが何よりの多幸感が得られるんじゃ。

 捨てるとしたらこれらを悪用しそうな者の手に渡りそうになった時じゃ。

 そうなりそうになったらこれらを一同に爆破してしまう装置も備わっておるぞ。」

 

 

 

ミシガン「何でそんな危険なものが備わってるの…。」

 

 

ウインドラ「いや、

 爆破は賢明な措置だと思うぞ。

 道具というのは手にすれば誰でも使用出来てしまうからな。

 万が一これが敵の手に渡るようなことになってそれが脅威的な力を発揮してしまえば危険にさらされるのはこちらだ。

 こういった画期的な道具は制作者とその関係者のみに使えるようにしておかないとな。」

 

 

アローネ「………今渡されたカオスが嵌めている指輪は安全なのですか?」

 

 

カオス「え?」

 

 

オーレッド「安心せい、

 これらの道具は不良品と言うことで爆破装置は最初からつけておらんわ。」

 

 

タレス「それならいいですけど………。」

 

 

アローネ「ちなみに爆破の威力は?」

 

 

オーレッド「そんな大した威力にはならんぞ?

 精々道具を破壊できる程度の火力に抑えてある。

 ………こんな風にな。」

 

 オーレッドが懐からスイッチのような物を取りだして押す。すると近くにあったオーレッドの作品らしき者の中から軽い火花のような物が上がり指輪だったものが粉々に砕け散る。

 

 

ミシガン「……これ指に嵌めてたら指が吹っ飛んでたでしょ………。」

 

 

オーレッド「じゃからそのスキリアリングには爆破装置は付けてはおらんと………!?」

 

 

 説明しながらオーレッドがまた別のスイッチを押すとカオスが着けている指輪と全く同じデザインの指輪が爆散する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オサムロウ「…………おい。」

 

 

オーレッド「………すまんすまん、

 この爆破装置もワシの作品でな。

 そういえば試しに手当たり次第にそこらの作品で試しに施工しておったのをすっかり忘れておったわい。」

 

 

ウインドラ「道具の管理くらいしておいてくれ………。」

 

 

カオス「………ハハハ………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「………さて、

 ではソナタ等の用事も終わったことじゃろうし次の場所へと向かうのであろう?」

 

 

カオス「そうですね、

 ………次はここから西の………なんて部族の地方になるんですか?」

 

 

オサムロウ「ここから西の地方の部族はカルト族だ。

 ここと同じで寒冷な雪原地帯が続く。

 防寒対策はここでしっかりととっておくとするぞ。」

 

 

アローネ「カルト族………、

 次の主はどのようなギガントモンスターなのかは情報はありますか?」

 

 

オーレッド「…すまぬがワシ等もよく分かっておらぬのじゃ………。

 全部族がまだ統一されておった頃にカルト族の住む周域を荒らし回っておったのは何やら元は草食のモンスターだったとか………。」

 

 

オサムロウ「…我は獅子型の肉食獣と聞いたぞ?」

 

 

オーレッド「その話もあるし爬虫類の蛇型だったとも聞く………。」

 

 

ミシガン「え!?

 次のところってもしかしてヴェノムの主が三匹いるの!?」

 

 

 三種類のモンスターの特徴を聞き次の相手が三匹の主を同時に相手しなくてはならないのかと戦慄する。………がしかし、

 

 

オーレッド「一匹だけの筈じゃぞ。

 もし三匹もおったらカルト族は当の昔にアイネフーレと同じ運命を辿っておるじゃろう。」

 

 

カオス「?

 じゃあいったい何でそんなにモンスターの特徴が………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オサムロウ「………すまんが我等も分からぬのだ。

 他方に現れたヴェノムの主については我等はその土地の者の又聞きでしか情報を掴めぬ。

 不死のヴェノム事態危険すぎて調査に向かったものも捕食されてしまうからな。

 

 

 故にカルト族の主については名前すら定かではない。

 彼等の話では歩かにも様々な生物の特徴の話を聞かされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………まるであらゆる生物に変身できる伝説上の生物シェイプシフターの話でも聞かされてるかのようなぐらいに目撃者の意見が数多くあるのだ。」

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