テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
最初に立ち寄った街リトビアにてカオスが暴走してしまったため街にいられなくなりカオス達は急ぎ次の街へと向かう。
ムスト平原 北
「ここから北上してトーディア山脈を越えて三つほど街を通り抜けたら王都につくね。」
【ヴェノムがあらわれてからはひとのこうつうがすくなくなりましたからモンスターとヴェノムがあふれかえってるそうですよ。
ていきてきにぼうけんしゃやきしがかりにでているみたいですがだいじょうぶでしょうか?】
「ヴェノムが出たら僕とアローネに任せてよ。タレスはモンスターが出たらひきつけててくればいいからさ。」
「本当は子供の貴方に戦闘はさせたくないんですけど。」
【そんなわけにはいきません。
おふたりのたすけになれなければぼくにはいみなんてありませんから。】
「前もいったけどそんなこと気にしなくていいんですよ。タレスはリトビアで活躍してくれましたから。」
「そうだよ。タレスがいなかったら僕達はここまでこれなかったんだから。」
「(ただ一般常識を教えただけでこのいわれよう…。)」
「それにしてもモンスターって時間帯によってかわるもんなんだね。」
「夜行性のモンスターもいますから眠る際には気を付けないといけませんね。」
【ぼくがよるはみはりをしましょうか?】
「タレスだけにはまかせないよ。交代でしよう。」
「私もしますよ。」
【おふたりにはヴェノムをたいおうしてもらいますしこのふきんはずかんによるとそんなにつよいモンスターはでないのでひとりでもできますよ?】
「図鑑?図鑑持ってるの?」
【はい、ぼくはじぜんにしらべておかないとあぶないときがあるのでモンスターにかんしてはしたしらべはにゅうねんにします。これがずかんです。】
「どれどれ?」
「……ほとんど情報が載ってませんね。」
【あまりとちをいどうしませんのでこのあたりのモンスターしかのってないんですよ。】
「これって記入式?」
【スペクタクルズをつかってにゅうりょくされたせいたいをこのずかんにセットするとずかんがこうしんされますよ。】
「へぇ~、面白そうだねこれ。」
【スペクタクルズはきのうのしょうにんとおなじようにかくまちでとりあつかっていますよ。かかくもやすいです。】
「ではこれから街を訪れる際は購入しておきましょう。」
【じつはいまひとつだけもってますよ?つかってみます?】
「これがスペクタクルズ?」
「虫眼鏡のような形ですね。」
【つかいかたはしらべたいあいてにむけてスイッチをおすだけです。モンスターとそうぐうしたらつかってみてください。】
「ふ~ん…。」
「カオス?モンスターに向けるのですよ。私に向けてどうするんですか。」カチッ
「あ」
「カオス!」
「ゴメンゴメン、つい使っちゃったよ。」
「もう!」
【ひとにむけてつかってもモンスターずかんにはきさいできませんよ?】
「本当だ。簡単な特徴だけで他のモンスターみたいに詳しくかかれてないなぁ。」
「私はモンスターではありません!」
「分かってるって冗談だよ。」
「まったく!」
【いまのでスペクタクルズがなくなりましたね。】
「カオスが無駄遣いするからですよ!」
「悪かったよ。次はちゃんとすらからさ。」
「次から気を付けてください!」
【アローネさんおこっちゃいましたね。】
「ゴメンねタレス。」
【どうしてあんなことを?】
「…ここ数日さ。毎日真面目にアローネに叱られてるんだ。」
【アローネさんにですか?そんなにおこるようなひとにはみえないんですけど。】
「アローネは僕に対して頭が上がらないというか上げられないというか…。
色々あってね。
アローネしゃべり方も丁寧だからストレス溜めてないか心配なんだ。短い間でいろいろあったし。」
【それがアローネさんをおこらせることとどうかんけいが?】
「もう少しアローネには肩の力を抜いてほしいんだ。
僕は正義でも聖人でもなんでもないそこらへんの普通の人……とはちょっぴり違うけど中身はそのつもりだよ?
笑ったり泣いたり怒ったりもする普通の人。
だからさっきみたいに自分の身を省みず危険なことをしてほしくない。
一歩間違えてたら死んでたかもしれないんだ。
アローネはいい子だよ。
僕なんかのために死んでいい子じゃない。」
【それでおこらせてきょりをおこうと?】
「その逆にしたかったんだけどなぁ。」
「?」
「怒らせて距離をおくんじゃなくてより近づきたくて怒らせた…そんな感じ。
アローネとは恩人とか上下関係みたいなのじゃなくて冗談言い合える友達になりたいんだ。」
「(カオスさん…。)」
「って言うのは実は建前なんだ。
本当はアローネを怒らせるのが楽しくてやってたりする。」
「…」
【どうしたんですかカオスさん。こどものようなことをいって。】
「やった後になってそれに気付いたよ。
けどさ、アローネとこうしてバカなことしてるのがとても楽しく感じるんだ。
アローネはどうなのか分からないけど家族みたいになったような気持ちになってね。」
「(カオスさんは…もしかして。)」
「昔おじいちゃんに散々からかわれていたのが懐かしく思えるな。アローネはそれを咎めてくれるお母さんかな。」
「(ボクとそんなに精神年齢変わらない?)」
「僕に対してあんなに真剣になって怒ってくれる人はミストでも一人くらいしかいなくて新鮮なんだよ。
それが面白くて楽しくて……嬉しくて。
アローネとは対等でいたいんだ。」
【それってさっきいったことをうやむやにするためのてれかくしですか?】
「指摘するなよ…。今言ってて恥ずかしいんだから。なんでこんなこと言ったんだろ。」
【アローネさんにいってみてはどうですか?】
「タレスだから言えるんだよ。本人になんて言えないよ。」
「何が言えないんですか?」
「うぉわっ!?アローネ!先に行ってたんじゃないの!?」
「カオス達が何時までたっても来ないから迎えに来たんですよ。」
「あ……ハハハゴメンすぐ行くから。」
「ちゃんと来てくださいよ。
……変に気を使わなくても私達は対等ですからね。」
「聞いてたんじゃん。」
【カオスさんがはなしにむちゅうになっているさいにうしろできいてましたよ。】
「なんでおしえてくれないんだ。」
【スミマセン、おしえようとおもったのですがアローネさんにジェスチャーでとめられました。】
「アローネ…、まぁもう怒ってないみたいだからいいか。」
【カオスさんのきづかいをアローネさんはわかっているんですよ。】
「…そうみたいだね。」
【おふたりともかんがえはおなじなのでないですか?】
「え?」
【カオスさんとアローネさんはおなじかんがえだったということです。】
「前後逆にしただけじゃない?」
【おふたりをみているとこのひょうげんがいちばんてきしているかと。】
「…アローネと同じ考えか。」
【ではそろそろアローネさんがまたよびにくるのでいきましょう。】
「そうだね、そうしようか。」
「(アローネと同じ…。)」
最初は誰かが傷つくのを見たくなかった。
目の前で傷つく人がいたらあの光景がよみがえる。
絶対に忘れてはいけない記憶。
あんなことが二度と僕の前で起こってほしくない。
だからアローネも助けなきゃって思ってた。
でも今回はアローネに助けられてしまった。
アローネがいなかったらあの悲劇を繰り返すところだった。
アローネは僕のことをなんか変に持ち上げて見ている。
今はアローネが僕を救ってくれたことの方が大きい気がするのに。
恩人には気負わずに前を向いていてほしい。
アローネもそんな風に考えていたのだろうか。
「さて、合流しないとな。」ポトッ
?
あぁさっきのスペクタクルズか。
さっき使ったときは冗談のつもりだったけどこれでアローネのことが分かれたらアローネの体のことも診てあげられたのに。
書かれていることは……他を知らないから分からないけど多分一般的なことがかかれているのだろう。
名称 エルフ
攻撃 ???
防御 ???
魔攻 ???
魔防 ???
種族 魔法生物