テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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過去の始まり

秘境の村ミスト 十年前事件当時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村人一「………一体何が起こったんだ………?

 今の光は何だったんだ………?」

 

 

村人二「アルバさんとアルバさんとこのガキがあのスライムの化け物どもに喰われたと思ったら急に………。」

 

 

村人三「!!

 スライムの化け物が……!?」 

 

 

村人四「!

 スライム共が消えた……!?」

 

 

村人五「さっきまですぐそこまで押し寄せてきていたのにどうなってるんだ……!?」

 

 

村人六「まさか今の光で……消滅したのか………?」

 

 

村人七「あの力は………何なんだ………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

村人一「!

 アルバさんとこの子がまだ生きてるぞ!」

 

 

 

 

村人三「!

 本当だ!

 

 

 おいッ!

 大丈夫かしっかりしろ!」

 

 

村人四「ちょっと待て!

 ソイツに触るな!!

 さっきあのスライムの化け物に覆い被さられてたんだぞ!?」

 

 

村人三「え!?

 ……うっうわ………!?」

 

 

ドサッ…!

 

 

カオス「………」

 

 

村人二「おっ、お前………、

 感染しちまったんじゃ………!」

 

 

村人三「待て待て!?

 俺はどうもなってないぞ!?

 触ったのは一瞬だったし感染してなんかいない!!」

 

 

村人五「でもその子に触ったんなら……。」

 

 

村人三「感染してないって言ってるだろ!?

 その子だって触った感じ普通の肌をしてたぞ!?

 

 

 それに俺なんかよりも他にさっきスライムに襲い掛かられてた奴の方が………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

村人六「…………えッ………?

 ……サリー………?

 サリーは………どこに行ったんだ………?」

 

 

村人七「しっ、知るか………!

 そこら辺にでもいるんじゃないのか!?」

 

 

村人六「そこら辺にいないから聞いてるんだろうが!!

 おいっ!

 誰かサリーがどこに行ったか知らないか!?

 さっきまで俺の直ぐ後ろに………!」

 

 

村人二「サリーだけじゃない!

 ビートもいないぞ!?」

 

 

村人四「ネスは………!?

 ネスはどうしたんだ!?

 あの光が光るまでは俺の隣で俺の手を握っていたんだぞ!?

 それがどうして光が消えたらスライムと一緒にネスも消えちまうんだ!!?」

 

 

 

 

村人一「………」

 

 

 

 

村人二「もっとよく探そう!!

 他に消えた奴等はいないのか!?

 他にまだ生き残ってる奴達にもこのことを話して手分けしていなくなった奴等を探そう!!」

 

 

村人三「おっ、俺は村長のところに行ってこのことを話してくる!!

 

 

 そもそも今回のこの突然のスライムがどうして起こったかも検討を着けないとまた次奴等が押し寄せてきたら全滅は確実だ!!

 一度生き残ってる全員を集めて対策会議をしよう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「……………………おじいちゃん……………………。」

 

 

 

 

 

 

村人一「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村長「………生き残っているのはこれで全部か………?」

 

 

村人一「はい………。」

 

 

村長「そうか………。

 随分と減ったな………。」

 

 

村人一「……それよりも村長………。

 今回のことは一体何が発端になったと思われます……?」

 

 

村長「………そのことについてだが………、

 先日調べて分かったことなのだが実はこの村の守護神、殺生石がその力を失っていることが判明した………。

 今回の事件はそれによって村の外に生息していたとされるあのスライム達がこれまでは殺生石の加護で侵入を阻めていたのだがそれが無くなり今回の事態を招いたのだと推測できる……。」

 

 

村人一「殺生石が……!?」

 

 

村人二「じゃあまたあのスライム達がこの村に襲いに来るかもしれないってことですか!?」

 

 

村長「その線も無きにしもあらず………。

 またあれらが襲ってきたとしたら今度こそ全滅は免れられん………。

 そうならないためにも一度外界との連絡を諮るのが我等に取れる最後の手段であるな……。」

 

 

村人三「外界との………?

 !

 まさか…!!

 また王国の統治下に入るって言うんですか!?」

 

 

村長「そうする他ないだろう。

 私達にはあのスライムをどうにかする方法を知らない。

 アルバが死んでしまった以上あの存在を詳しく知るものはここにはいないだろう。」

 

 

村人四「しかし…!!」

 

 

村長「皆が懸念することも私はよく理解している。

 しかし村長としてこの村の皆を守るためにはもうそれしか無いのだ。

 殺生石という絶対の守りの力が無くなった以上私達はどうしても他の者の助けがいる。

 

 

 この村の存在をレサリナスへ使いを出して報告するべきなのだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

村人五「………………どうしてこんなことに………!」

 

 

村人六「大体何で殺生石が急に力を失ったんだ……!?

 最近まではちゃんと機能していたんじゃないのか!?

 何が原因で殺生石は……!!

 そんな徴候全然無かったじゃないか!?」

 

 

村長「残念ながら殺生石が力を失う徴候はあった。」

 

 

村人七「何ですって……!?」

 

 

村長「最近の話ではなく数年前辺りからこの村の周囲に生息するモンスターの数が激増していたことが警備隊の調査報告で分かっていた。

 この村が建ってから今日まではそういった波の傾向が度々起こってはまた戻ることが何度もあったので自然界の気紛れなのだと思い深く受け止めることなく過ごしてしまった。

 

 

 だがその波が今年に入って例年の数倍にも膨れ上がったことから事態が緊迫したのを察し殺生石を調べた結果殺生石が機能不全を起こしていることが分かった。

 それに気付いたのはつい先日のことだ。

 その時にはもう既にあのスライム達がこの村に忍び寄っていたのだろう……。」

 

 

村人六「気付いた時には手遅れだったってことですか………。

 それでこんな被害を出す結果に………。」

 

 

村人二「……殺生石を管理していたのは村長!

 アンタだろ!!

 何で定期的に殺生石のことを調べておかなかったんだ!!?

 もしアンタがもっと早くに気付けていれば取れる手は他に沢山あったんじゃないのか!!?」

 

 

村人一「止せ!

 村長に当たるんじゃない!!」

 

 

村長「よい……。

 私が一番側にいながらその変化に気付くことが出来なかったのだ……。

 今回の一件の犠牲は全て私の監督不行きが出してしまったのだ……。

 謝って済むことではないが私の責任だ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 済まぬ………。」

 

 

 

 

 

 

村人達「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村長「……では村の再建と共に近場の街にこのミストの所在の書類を作成して提出しにいくとする。

 ……またスライムが森にいるとも限らんし皆にはここで村の整理をしていてほしい。」

 

 

村人三「!

 まっ、待ってくれ村長!?

 まだ国にこのミストのことを伝えるのは早計じゃないか!?

 さっきの光でスライム達は全部いなくなったんだ!

 あの光が何だったのかはまだ分かっていないがスライムがいなくなったんならそれで今まで通りでいいじゃないか!?」

 

 

村人五「そうですよ!!

 今俺達がやるべきことはスライム達の再襲撃に備えることとまだ見付かっていない行方不明者達を見付け出してまた自分達でこの村を守っていくことだけでいい筈です!!」

 

 

村長「……皆には悪いがもうこの件は私達だけでは手に余る事だ。

 私達だけでは次のスライムの襲撃は防ぎきれん。

 皆の命を預かる身としてここは国の統治下に戻る他ないと言わせてもらう。」

 

 

村人六「そんな………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村人一「待ってくれ村長。」

 

 

 

 

 

村長「……他に何か言いたいことがあるのか……?」

 

 

村人一「……今回の件は我々も村長の意見は正しいとは思う……。

 村長の言う通りここは王国の統治下に入るのも仕方ないことだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だがその前に一つだけハッキリとさせないといけないことがある。」

 

 

 

 

 

 

村長「………何だ………?」

 

 

村人一「………今度起こった殺生石の加護が消失してしまった件はどうにも腑に落ちない………。

 何故突然殺生石が力を失ったか………。

 村長の話ではそれは数年前から発生していたと分かっているんだよな………?」

 

 

村長「………その通りだ………。」

 

 

村人一「数年前から殺生石は力を失っていた………。

 数年前………、

 その時にはまだ確かに殺生石は力を失ってはいなかった………。

 数年前に何が起こったか………?

 

 

 数年前………と言うと殺生石の絶対的な力に対して唯一の例外が発生した時期じゃなかったか?」

 

 

村人達「!!!?」

 

 

村長「!

 それは………!?」

 

 

村人一「………あの事件はまだ皆の記憶にも浅いだろう………。

 触れれば絶対にその者を死に至らしめる殺生石がただ一人だけ殺すことが出来なかった者がいる………。

 この村ではその“少年”のことを奇跡の子と呼んで讃えていたがもしや今回の事件は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこにいるアルバさんとこの子供が原因なんじゃないのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

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