テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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聞き捨てなら無い暴言

カオスの弾劾空間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「……アンタを消し飛ばす………だって……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『そうさ、

 何も遠慮することはねぇぜ?

 本物は既に死んでいるってのはお前がよく知ってるだろ?

 試しに一度この俺に初勝利をもぎ取ってみねぇか?

 剣じゃ勝てなくても一度くらい俺に勝ってみたいと思うだろうよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さぁ撃ってみろよ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はここから動かないでいてやるからよ………。』  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………何を言っているんだこの幻影は………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんなんだこの幻影は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こいつは俺が作り出した心の闇………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺が魔術を生物に対して放てなくなった心の傷………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そいつが自分から俺に魔術を撃てだって………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………どうにもこの幻影は俺の心の闇らしくない一面が多いような気がする………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の知ってるおじいちゃんが言いそうにないことを言ったり………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の想像力のせいで強くなったかは知らないけど見たこともない技を使ってきたり………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………こいつは本当に俺の心の中の妄想なのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『この屑が!!』『お前なんか消え去ってしまえ!!』『ミストを元の体制に戻しやがれェェッ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………けど回りで罵倒してくる幻影達の中にはあの事件で死んでしまった人達やいまでも生きてる人達が混ざっている………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もしあの人達が全員あの事件で死んだ人達だったら全員が亡霊となって俺に憎しみの怒声を吐きに来たって納得がいくが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まだ生きてる人達もいるならあれらは俺の心の中で作り上げた幻ってことになる筈………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とするとあの幻達と一緒に出てきたこのおじいちゃんの偽者もただの俺の記憶が改変した作り上げた幻………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………こいつが本物のおじいちゃんである筈がない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………それなのに………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『さっさと撃ってみな?

 こうして時間を無駄にしてる間にも外の世界ではダインが死にかけてんぞ?

 ここで俺を倒す覚悟が出来ないようじゃ到底お前はこの先この世界を“お前の中の精霊”から救うことなんて出来ないぞ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………やっぱりこいつは本物じゃない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの事件の日に死んだおじいちゃんが殺生石が精霊だったってことやその精霊が世界を破壊しようとしてることなんて知ってる訳がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こいつは百パーセント俺の作り出した妄想なんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも俺は妄想が相手でも………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おじいちゃんを殺すことなんて出来ない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『………駄目だなこりゃ………。

 完全に心が折れてやがる………、

 まるで昔の俺だ。

 俺がレサリナスを逃げ出した時の俺を見ている気分になるぜ。

 俺はお前に俺のそんな姿を見習ってほしくはなかったな。

 これじゃいつまで経っても俺の本物が浮かばれることはねぇぜ?

 お前に全てを託して死んだ俺はお前に何を伝えたかったのかてんで理解してねぇ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「俺に伝えたかったこと………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『いいかカオス?

 お前のおじいちゃんはな………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前なんか目じゃないくらい弱虫だったんだよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『国民達に英雄と持て囃されて調子に乗った挙げ句弟と仲間達を残して国から逃げ出した臆病者だ。

 おまけに娘と義理息子ですらその手で守ってやることも出来なかった一人前の騎士からは程遠い奴なんだよ。

 そんな不甲斐ない馬鹿野郎を慕ってどうするんだよ?

 そんな臆病者の脱走兵なんぞは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの事件でヴェノムなんぞに殺されて当然だよな全くよぉ………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 違う………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『満足に国も守れなければ小さな村ですら守りきれない………。

 孫の心を癒すどころか余計深い爪跡を残して消えた馬鹿で間抜けな阿呆にはこの世に名前を残す価値すらない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前だってあんな老いぼれのことなんか忘れたっていいんだぜ?あんなどうしようもない奴をいつまでも覚えているのは疲れるだろ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 違う!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『何が騎士だってんだよ………。

 あいつはもうとっくに騎士なんぞ自分で辞めた身だろうが………。

 そんな奴が偉そうに何を孫に向かってご高説してたんだろうな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とんだ恥さらしのお貴族抜けきらないお坊ちゃんだぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「違う!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『違わねぇさ………。

 俺は何一つ自分の責任を果たさずに死んだ糞食らえな厄介者「おじいちゃんは!!」』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「おじいちゃんは俺にとって大事なおじいちゃんだったんだ!!

 それをお前のような偽者が本人かのように語るんじゃねぇよォッ!!!

 お前なんかおじいちゃんの姿をしてるだけのただの幻なんだ!

 俺の中でおじいちゃんを………!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 汚すんじゃねぇよ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はこの生意気な自分の妄想と一緒の空間にいるのが許せなくなった。

 この幻を俺の心の中から消してしまいたくなった。

 

 

 

 俺は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この幻に向かって魔術を撃つ決心をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバ『…やりゃ出来るじゃねぇか………。

 ずっとウジウジ悩んでたって始まらなかっただろ?

 そうやって気を楽にすりゃ魔術なんてお前はいつでも使えたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とっとと現実に帰ろうぜカオス。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「『火炎よ!!!我が手となりて敵を焼き尽くせ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ファイヤーボール!!!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ありったけのマナを込めてこの幻影に火の魔術ファイヤーボールを撃ち込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の前でおじいちゃんの悪口なんてもう言わせない………。俺の中にお前のような奴がいていい筈がない………。、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前はここで俺の中から消えてしまえ!!!

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