テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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思い出せなかった記憶

カオスの弾劾空間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……一緒に行………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はミストの村から出て森に入った。声の主はどうやらこの森の奥にいるようだ。声の感じからして誰かが誰かに話しかけているように思える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな森の中で誰と誰が話をしているのだろうか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歩を進めていくごとに声は段々とハッキリ聞こえるようになってくる。方向は間違えてはいない。このまま進めばそこに何かがあるのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やがて進んで見えてきた景色は見覚えがある景色だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこは子供の頃よく大人達に内緒で森に入った時に行きつけにしていた何もない開けた秘密基地の場所であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこで目にしたものは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス「ブツブツ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事件直後で自らが祖父の死を招いてしまったことを嘆き立ち直れずに独り言を呟く自分の幼き姿があった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………なんなんだよ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今更自分の子供の頃の姿なんか見せられてどうしろってんだよ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………我ながらなんて情けない姿だよ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はこの頃からずっと変わってないんだな………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人と話すくらいには立ち直ったつもりだけど精神的には子供の頃のこの俺と今でも変わらない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ずっと後悔しかしてない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この空間はそれを俺に再認識させるためにここへと連れてきたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前はまだミストから外に出ることが出来ていないってそう言いたいのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………俺は永遠にミストの牢獄に囚われたままだってそう言いたいんだろうな………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………俺の心はずっとミストで立ち止まったままだって………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『カオス!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分の子供の頃の情けない姿から目を離せないでいると後ろから声がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この声は………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は俺の名を呼ぶ声の方へと振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこにいたのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???『ハァ………ハァ………!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………ウイン……………ドラ………………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうして子供の頃のウインドラがここへ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウインドラとはあの日おじいちゃんを探しに森へ入って以降会わなかった筈だが………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『ハァ…ハァ………、

 やっぱり………、

 ここにいたんだね………。

 カオス……。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『………君がいなくなったから心配して探しに来たんだよ………。

 村長に聞いたらカオスが村を出ていったって言ってたからカオスがどこかに行くとしたらここしかないと思って………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………これは何だ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はこんな記憶はないぞ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは俺の過去の記憶の中じゃないのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………どうしてこんな場面が………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『………全部話は聞いてきた………。

 大人達がカオスが殺生石の力を盗み出してあのスライム達を村に引き入れたって………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『………もしそれが真実なら………、

 俺は君を許せない………。

 君がスライムを連れてきたんだとしたら父さんは………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………そうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全部俺が悪いんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺がお前の大事な人やその他の人達を死に至らしめたんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺のことなんか許すんじゃない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この俺を憎み続けろ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺が許されていい訳がないんだから………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『………………俺は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………俺はやっぱり君を憎むことなんて出来ないや………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『……俺は君のおかげで俺が本当にやりたかったことを見付けられた………。

 父さん達大人が言うような将来じゃなくて俺は俺だけの夢を持つことが出来たんだ………。

 

 

 君に出会えたことで俺はただ言われるがまま……、

 命令されるがまま従う人生だけが人生じゃないって知ることが出来たんだ………。

 

 

 俺に夢を与えてくれた君には本当に感謝してる………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………ありがとう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………何故ここで俺はウインドラに御礼なんて言われるんだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウインドラは俺を憎むべきなのに………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このウインドラはどうしたんだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは素直に俺に恨み言の一つでも言っていいんだぞ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今ならここには俺と君以外の誰もいないんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 嘘をつく必要性や俺に気を使うことなんてどこにも………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『カオス………、

 ……もし他に行く当てがないんだとしたら………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺と一緒に王都………、

 レサリナスへ行かないか………?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レサリナス………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供の時の俺と………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウインドラから………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はウインドラにそんなことを言われたことは………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺から冗談で言ったことはあったけど…………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺がウインドラに誘われてレサリナスへ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供の俺はなんて答えるんだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………相変わらずか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 せっかくウインドラが話しかけてきてるのにお前は何やってるんだよ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんなにウインドラはいい奴なのに………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それをいつまでも落ち込んで無視なんかして………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………まさか………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当にあったことなのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの事件の後は記憶があやふやで何も覚えていない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウインドラは本当に俺を誘って………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『……今のミストはなんだかギスギスしてる………。

 大勢の人が亡くなったせいもあるけど………、

 

 

 一番の原因はアルバさんと君がいなくなったからだと思うよ………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………いやまさかそんな筈はない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは俺の記憶がそうであってほしいと思っただけの願望の世界だ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あのミストの人達は俺がいなくなったらそれだけで清々するだけで………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『本当は皆分かってるんだよ………。

 子供だった君が殺生石の力を盗み出せる筈がないって………。

 百年間ずっと誰も殺生石について何も分かっちゃいなかったんだ………。

 

 

 殺生石の力が人に移動出来たなんて………。

 一旦落ち着いて考えれば分かることだったんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 君も俺達と変わらない被害者だったんだって………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………違うよ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は被害者なんかじゃない………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの事件の加害者だ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はあの事件で皆をヴェノム達に襲わせて………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『一度気が立ったら中々人の気持ちは止めどころが無くなるよね………。

 ………皆も“君達の家を燃やそうとして”自分達の過ちに気付いたんだ………。

 この間の事件の怒りのぶつけどころを探していたら丁度よく君がいて………。

 

 

 君に対して強い怒りを覚えて家を燃やした後に頭が冷えてやっぱり間違いだったって気付いた後に火を消して………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のカオス『ブツブツ………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………俺の家燃やされてたんだな………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなことすら知らなかった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの事件の後何度かミストの近くにまでは行ったのに自分の家を確認することはしなかった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もうあそこは俺の居場所じゃないんだって思ってたから燃やされても………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『これ………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「…………………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………どうしてそれを君が………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………どうしてそれを君が持ってくるんだよ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………それを持ってきたのはおじいちゃんじゃ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のウインドラ『君の家が燃やされたって聞いて慌てて君の家に向かったんだ………。

 そしたらもう家は半分ほど焼けてたんだけど家の中の方はあまり燃えてなかったから何か大事なものだけでも取り出せないかって思って中に飛び込んで取りに行ったんだ………。

 ………結局無事だったのはこの二つだけだった………。

 俺も君と話をするときはこの関係の物しか分からなかったしこの二つだけは君の大切な物だって思ったから拾ってすぐに避難した………。

 これ以外の物は全部焼けちゃったよ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………ごめんね………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言ってウインドラが子供の頃の俺に差し出してきたのは俺にとってはずっと見覚えがあるものだった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………そう、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウインドラが差し出してきた物は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺が死んだおじいちゃんから村を守るようにと託されたのだと思い込んでいた………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 焦げ跡の残るおじいちゃんの奥義書と木刀だった………。

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