テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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誕生、六首龍“シックスヘッドカイメラ”

新ウィンドブリズ山 麓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オサムロウ「………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これはもう生物の形態としては不出来過ぎるな………。

 遺伝子不良や近親相姦で生まれた奇形児でもここまで酷くはなるまい………。

 

 

 

 ………しかし誕生してしまったからには名前が必要だな………。

 六つ首の怪物………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 見たままに名を付けるのなら元の名に継ぎ足して、

 

 

 “嵌合体奇獣シックスヘッドカイメラ”と言ったところか………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ!!!!」「ブルルルルルアアアアアアアアアアアアア!!!!」「グゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」「ゲルルルルルルルルルルル!!!!」「コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」「オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォッッッッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オサムロウがその姿のカイメラに名前を付けると同時に六つの首がその名前が付けられたことを喜び呼応するかのごとく吼える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シックスヘッドカイメラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この世界に新たに誕生したヴェノムの主にしてヴェノムの王。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この世界に誕生したことを訴えるかのように咆哮するその醜き姿はエルフの赤ん坊がこの世に生まれてから上げる産声のようなとても愛らしい姿とはかけ離れた光景だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 産まれてすぐで申し訳ないのだが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この生物の誕生だけは祝福できない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一刻も早く、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このいかなる生物よりもグロテスクな姿の悪魔を葬り去らないと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この怪物は危険だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まだこの姿のカイメラがどのように危ないかは判らないがとてつもなく邪悪な力を感じさせるものを放っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この複数の生物を縫い合わせたかのようなフォルムをした物体を放っておけば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界が滅びる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう思わせるだけの力はこの姿になる前の時点で想像が付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ではこの姿は………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無論ここに来て他の六つの姿よりも劣る等ということはないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それどころか接触してすらしていないというのにこの肌を震わせるプレッシャーには体がそれだけで凍り付きそうな程の畏怖さえ込み上げてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自然の冷寒には耐えられるというのにこのカイメラを見て感じる悪寒には耐えられそうにもない。存在感だけでここまで圧力があるとは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦いの火蓋は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び切られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シックスヘッドカイメラの先制攻撃によって、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ヒュオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!

 ジャバウォックの首の冷凍ブレスか…!?

 だったら俺が『火炎よ!!我が手となりて』………「ホオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!」!?」

 

 

 

 

 ジャバウォックの首からブレスが上がる気配がするや否や相殺しようとするカオスだったが今度はレッドドラゴンの首からも火炎放射の徴候が発生する。同時に二体の首のブレス。それを感じ取って、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイン「『氷雪よ我が手となりて敵を凍て尽くせ!!』」

 

 

 ダインがレッドドラゴンの火炎放射の相殺にあたる。だが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「フォオオオオオオオオッッッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「!?『岩石よ!!我が手となりて「ゴスウウウウウウウウウウウウウウッッッッ!!!」』!?」「『疾風よ我が手となりて敵を切り裂け!!』」

 

 

 バタフライとマンティコアの首もブレスの前の深呼吸を始める。タレスとアローネもカオスとダイン同様に迎撃体制に入るがこれは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ジャボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!」「バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「『落雷よ!!我が手となりて敵を撃ち払え!!』」ミシガン「『流水よ!!我が手となりて敵を押し流せ!!』」

 

 

 予感はしていた。首が六つもあるのだ。その六つが咆哮を上げた時からその六つの首の内の五つは飾りではないことも予期していた。であるならその首の全てがお得意のブレスが吐けることも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてその吐息は巻き散らされた。カイメラのそれぞれの首が向く六方へと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!「ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」「ビュヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」「ズドトドドドドドドドドドトドドドドドドトトドドドドドドドドドドドドドドッッッッ!!」「ザブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 六方に同時咆哮、基本六元素基本六属性の地水風火氷雷による砲撃は頭上からその様子を見て後に夜空に輝く星の光に似ていることからその名にちなんでカイメラの放つこの技を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 六射咆哮砲撃(アスタリスク)と呼ばれることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後にも先にもカイメラが放つ技はこの六射咆哮砲撃(アスタリスク)以外には無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この技を見切ることが出来ればカイメラに打ち勝つことが出来ると言えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかしその一撃は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たった一度発動しただけで、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 周辺の山々から川、森、谷などの全てを凪ぎ払っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 果てはカオスが立て直したウィンドブリズ山ですらも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 粉々に吹き飛ばす威力を叩きだした。

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