テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
砕かれた山地
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!
カイメラの
違った………。発動させた術が気泡を作り周囲を覆ってカイメラに向かっていったためにその気泡内で水の中にいるかのような光の屈折が起こり視界がそれによってぶれただけであった。
その気泡はそのままカイメラを包み込んで停止し、
シックスヘッドカイメラ「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!「ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」「ビュヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」「ズドトドドドドドドドドドトドドドドドドトトドドドドドドドドドドドドドドッッッッ!!」「ザブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!」
先にカイメラの咆哮砲撃が発射される。
アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・オサムロウ・ダイン「!!!」
カオス「……!!」
こんな重圧のあるブレスを六つも同時に食らったらいくら強くなっていると言っても皆のような人よりちょっと装甲が厚い程度の耐久力じゃ堪えきれない!!俺は自分にくる属性のついたブレスは防げるけどこんな余裕で人を包み込むようなブレスを吐かれたら俺を通りすぎて皆に被弾する!それじゃ皆は………!!
カオス「止まれえええええええええええええええええェェェッッッ!!!!!!!!」
グラビティがカイメラを襲うよりも先にカイメラのブレスが皆に届くのが早い。吐き出された六つのエネルギーは真っ直ぐこちらを射抜こうと向かってくる。俺は………、
叫んだところで無駄だったとしてもそれでもカイメラの咆哮が止まることを願って必死になって声を振り絞って叫んだ。
………その思いが通じたのかどうかカイメラが吐き出したブレス達は………、
「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!」
カイメラを中心として発動させたグラビティの空気の膜のギリギリ内側の俺の目の前で止まった。
そして、
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!
シックスヘッドカイメラ「ギィヤアアアアアアアアアアアアア!!!!!」「フゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!!!」「キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイィィッ!!!!!」「ケアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」「グガアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
グラビティの空間内の圧縮が始まった。超重力によりカイメラは伸ばしていた首が引っ込み空間に押し潰されるかのようにその体積が収縮していく。
通じている………、
あのカイメラにグラビティの魔術が………。
「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!」
カイメラのブレスも重力に引き寄せられて中央のカイメラの元へと戻っていきそして、
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッッ!!!!
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリッ!!!!
カイメラとカイメラのブレスが衝突して弾ける音が木霊する。その轟音と共にグラビティで生じていた空間の膜も消え去った。
カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・オサムロウ・ダイン「………!!!」
あまりの衝撃に一同は顔を背け耳を塞ぐ。およそ十数秒。音が鳴り止んだのに気付いて耳を塞ぐのを止めてカイメラがどうなったかを確認するのにかかった時間。カイメラは………、
カイメラ「ジュウウウウウウウウウウウウ………!!!」
カオス「カイメラが……!?」
アローネ「効いています!!!」
タレス「カオスさんの術が一回でカイメラをジャイアントヴェノムに引き戻した……?」
ミシガン「しかもブレスまで打ち消しちゃって………。」
ウインドラ「………何はともあれ今がチャンスだ!!
この隙に体を削っていくぞ!!」
カイメラの変身が解けジャイアントヴェノムへと姿が変わったことでウインドラを筆頭に皆がカイメラへ駆けその体を削りとっていく。
オサムロウ「……悪いが我は少し休ませてもらうぞ………。
元の姿になると加減が出来ぬのでな………、
……もう………力を使い果たし………。」
シックスヘッドカイメラと一人で撹乱しながら交戦していたオサムロウはその場で力尽き倒れてしまった。突き飛ばされた以外では特に怪我をしている様子はないので気絶しているだけだろう。
カオス「……ダイン、
オサムロウさんを安全な場所まで運んでくれないか?」
ダイン「分かった……。」
ダインは素直に俺のお願いを聞いてくれた。勢いで共闘させてしまったがカイメラと対峙している今はオサムロウもダインもこれまでの敵同士だった関係を一旦引っ込めて共にカイメラ打倒に励んでくれている。ダインは俺の言う通りオサムロウをレアバードに乗せて遠くの方まで飛んでいく。彼女が見えなくなる辺りで俺はカイメラの方を向き、
カオス「………俺も皆と一緒にカイメラをやっつけにいかないとな………。」
グラビティを受けてジャイアントヴェノムには戻したがまだまだカイメラの体はギガントモンスターと同等の質量を詰まらせている。ここからカイメラがいつまた復活するか分からない。今のうちに皆に加勢してカイメラを弱らせないと………。
そして俺は先にカイメラを攻撃しているアローネ達に合流する………。