テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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避けられぬ攻撃

砕かれた山地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 既にこの付近は元々山や人が住んでいたという面影は消えている。今広がっている景色はかつてこの場で国をあげた酷い戦争が長期的にでも起こっていたのかというような有り様だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが今ここで戦っているのはたった七人の戦士と一匹の猛獣の戦争だ。その戦争はたった一夜で山を倒壊させ地図の風景を大きく変えてしまった。これほどまでに凄まじい戦いはデリス=カーラーン史上でも数度あったか無いかぐらいのものだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その戦争にカオス達は直面しその戦争ももうそろそろ終わりを迎えようとしている。この戦争ももうあと少しで終わる。この戦争で勝てば人類は今後ヴェノムとの生存競争で大きなハンデを得るだろう。ダレイオスに出現した九の悪魔はこれで半数を切る瀬戸際。ここがダレイオスに蔓延るヴェノム達との戦いの大きな転換期。

 

 

 この戦争だけには絶対に負けるわけにはいかない。ここで負けるようなことになればこの突然変異からどんどん進化していったヴェノムはやがて世界を覆い尽くす程の脅威となるだろう。それほどまでにこのカイメラというモンスターは強くなりすぎた。一体何がどう成長を遂げたらここまで強くなってしまうのだろうか………。これまで一撃でどんな生物でも消してきた魔術がこのカイメラには何度も耐えられている。精霊の力も絶対という訳ではないのか………?それともまだ精霊の力が完全では無いのだろうか………?ダレイオスに来てから上がり続けている魔力もまだまだ天井が見えない。本当にデリス=カーラーンを破壊するまで上がっていくのだろうか………?

 

 

 世界に災厄をもたらすと言えば精霊もヴェノムも大して差は感じられないな。このカイメラも殺生石の精霊ですらも地水火風氷雷が効かず世界に多大な被害をもたらすほどの力を持ち種族も魔法生物という分類だ。精霊の話では生物はいつかは精霊と同じ境地に辿り着くという話ではあっが本当にそんな境地に辿り着くのだろうか?とても世界を砕くような力を持つ程に生物が強くなるとは………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 考えてみればヴェノム自体は人が作り出したウイルスだという。こんな危険なウイルスを作り出せる人類はまさしく精霊と同じく世界を破壊に導く力を持ったということにならないだろうか?ヴェノムを製作した人がどうなったのかは分からないが一体どういうつもりでこのウイルスを作ったのだろうか?精霊のような力を持つことに一体どんな意味があるのだろうか?

 

 

 このヴェノムウイルスが作られたのは………確かアローネやカタスさんのいた時代アインスの時期だったらしい。そんな時代で作られたヴェノムウイルスがどう活かされるだろうか………?

 

 

 

 

 

 仮にこのウイルスがばら蒔かれたとしたらそのばら蒔かれた国は壊滅的な打撃を受けることになるだろう。実際にダレイオスがほぼ滅ぼされかけている。アインスの時代でこの()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が蔓延して得をするとしたら………、

 ………ダンダルクというアローネ達の国と敵対していた国が怪しいものだが………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「グルオオオアアアアアアアアアァァァッ!!!」「フゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」「ブルルルアアアアアアアアアッ!!!」「ギィイイイイイイイイイイイイッッッ!!」「クゴアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」「ゲルルルルルルルルルルルッ!!!」

 

 

 眼前のシックスヘッドカイメラがグラビティにより圧縮される重圧から苦痛の声をあげる。二度目のグラビティも安定してダメージを与えられているようだ。これで決められるか?この魔術はウィンドブリズ山をまるごと押し潰す力がある。それをその身に二度も受けてまだ耐えられるとは思えないが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャイアントヴェノム「プスッ………!!!」

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「よし!!今だ!!」

 

 

アローネ「これで終わりにしましょう!!」

 

 

 ウインドラとアローネがジャイアントヴェノム化したカイメラに畳み掛ける。ウインドラはガードスピアで一気に体を削り取りアローネはオーレッドにもらったアオスブルフを装着した布を巧みに使って剣のように切り裂いていく。シックスヘッドカイメラとの戦いが始まった当初の大きさからもう既に半分の大きさにまで小さくなっている。これはギガントモンスターのサイズというよりかは少し大きい程度のモンスターぐらいにまでその体を縮めていた。これはもう普通に倒せそうなレベルにまで持っていけたか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「グルオオオアアアアアアアアアァァァッ!!!」「フゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」「ブルルルアアアアアアアアアッ!!!」「ギィイイイイイイイイイイイイッッッ!!」「クゴアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」「ゲルルルルルルルルルルルッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうやらまだカイメラは諦めていないらしい。懲りずにまた同じシックスヘッド形態に変身する。

 

 

ウインドラ「……まだ倒れんか………。

 だがもうそのネタは尽きてることは分かってるんだぞ!!」

 

 

アローネ「カオスこのまま決めてください!!」

 

 

カオス「あぁ!!

 もうここまで追い詰めたら後はまたグラビティで「ヒュオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!」「ホオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!」「フォオオオオオオオオッッッッ!!!」「ゴスウウウウウウウウウウウウウウッッッッ!!!」「ジャボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!」「バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!」!!」

 

 

 縮小したシックスヘッドカイメラはまた六射咆哮砲撃(アスタリスク)を放とうと空気を吸い込む動作をし体も黒ずませていく。またあの毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)か。

 

 

 しかし今度の毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)は伸ばした首六つが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()何をしようというのだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!「ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」「ビュヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」「ズドトドドドドドドドドドトドドドドドドトトドドドドドドドドドドドドドドッッッッ!!」「ザブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)は放たれた。これまでと同じ様に六つの首から………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかしその砲撃は今度は咆哮の力によって体を回転させ文字通り三百六十度全方位に向けて放たれるものであった。これは確実に避けられる筈もなく………。

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