テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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死闘の果てに立つ者は………。

砕かれた山地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二度の削り取りで体が縮んでしまってもその咆哮砲撃の火力は健在だった。多少砲撃は細くはなっているがその破壊力が磨り減っている様子は見られない。

 

 

 おまけに体が収縮したおかげで自重が軽くなったのか身軽に回転も混ぜて毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)を放ちカイメラを中心とした辺りの風景が黒く染まってしまった。地図では真っ白な地形だったこの地方も今空から見下ろせば真っ黒な謎の空間と化していることだろう。当事者であるカオス達は何故そうなってしまったのかは分かるのだが全く事情を知らない者達からすれば異様な地形の変化に恐怖を覚えたかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「………無事かカオス………?」

 

 

カオス「ウインドラ………?

 ………なんとか無事だったけど………。」

 

 

ウインドラ「アローネは………?」

 

 

アローネ「……私もどうしてだか無傷です………。」

 

 

 毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)が放たれる瞬間にシックスヘッドカイメラが駒のように回り全方位に向けて放ったのを確認した。地上にいればその砲撃からは逃げられなかったと思うのだが何故今こうしてカオスとアローネは無事なのだろうか?その理由は、

 

 

 直ぐに判明した。

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「………………そうか、

 二人は………無事だったか………、

 二人………いれば………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後は………………頼んだ………ぞ………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ「ウインドラ……!?」

 

 

 ウインドラが二人が無事だったことを見届けその場に倒れる。どうしたと言うのだろうか………?ウインドラだけが倒れるという事態に直面し困惑するが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 倒れたウインドラに駆け寄りその原因を究明する。ウインドラが所持していたガードスピアは正面が黒く焼け焦げておりウインドラ自身も肩や足に黒い焼け跡が残っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウインドラがカオスとアローネを毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)から体を張って守ってくれたのだろう。だからウインドラ一人の負傷で済んだ。

 

 

 

 

 

 

 だがこれでカイメラと戦闘続行出来るのが二人………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「グルオオオアアアアアアアアアァァァッ!!!」「フゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」「ブルルルアアアアアアアアアッ!!!」「ギィイイイイイイイイイイイイッッッ!!」「クゴアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」「ゲルルルルルルルルルルルッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスとアローネでこのカイメラを倒しきらねばならない………。

 

 

 二度のグラビティを受けて収縮化したカイメラは恐らく後一度グラビティを受ければ倒せるような気がする。

 

 

 それには一度何かにカイメラの気を引き付けておかねばならないのだが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………カオス………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次は私がカオスの盾となります………。

 その隙にカオスは次こそカイメラを………。」

 

 

カオス「アローネ………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………アローネが提示してきた作戦ならカイメラを今度こそ完全に再生させることなく倒すことが可能だろう。例え再生したとしても次に復活したとしたらもうそれはギガントモンスターとはいえない少ししぶとい程度のそこらのヴェノムと変わらないぐらいに弱体化している筈だ。次のグラビティこそがこのカイメラとの死闘を終わらせる最後の一手となる………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………だが次の毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)をアローネが全て受け止めた場合、

 

 

 アローネは一人でその全てを受け止めきれるのだろうか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先に倒れた三人はシックスヘッドカイメラになる前のビッグフロスターやブルータルの姿をしている時に強化していたおかげで魔術抵抗力も上がっているだろう………。強化済みの三人はカイメラの攻撃で瀕死ではあるが息はまだあるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たがアローネは………果たしてあの毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)の回旋放火を受けても生きていられるのか………?

 

 

 これは………先にアローネを強化していた方が後々後悔しないのではないか………?先に倒れた三人が生存していることを踏まえればアローネを強化しておくのか先………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ヒュオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!」「ホオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!」「フォオオオオオオオオッッッッ!!!」「ゴスウウウウウウウウウウウウウウッッッッ!!!」「ジャボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!」「バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!!」

 

 

 しまった……!!考えている間にもうシックスヘッドカイメラが咆哮準備を開始してしまった!!これは……アローネの盾に入るしか……!!

 

 

 だけど俺が倒れるとカイメラは誰が………!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオス!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私には()()()()()()()()()()()()()!()

 私が囮になるので迷わずカオスはグラビティを!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………嘘だ。そんなことを言ってもさっきのウインドラが倒れた時の呆然とした顔は覚えている。あの時の表情からしてアローネはあの六射咆哮砲撃(アスタリスク)に有効な防御手段を持ち合わせてなんていないだろう。

 

 

 それなのに囮になるだなんてアローネは………死ぬつもりなのか………?あんな山を抉るようなレーザー砲を受け止めたりなんかすればそれこそあまり打たれ強い方じゃないアローネなんか………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオス!!

 仲間である私を信じてください!!

 カオスは早くグラビティで止めの一撃を…!!」

 

 

 

 

 

 

カオス「……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クソッ!!」

 

 

 もう躊躇っている時間はない!追い詰めていた筈が逆に追い詰められているこの状況で一瞬の停滞で全てが無駄に終わってしまう結果に繋がってしまうかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だったら………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この一撃で素早くカイメラを………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「『戒めの楔は深淵へと導く!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グラビティ!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………対に四十日に渡るカイメラとの戦いの結末に終止符を打つ一手が下される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックスヘッドカイメラ「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!「ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」「ビュヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」「ズドトドドドドドドドドドトドドドドドドトトドドドドドドドドドドドドドドッッッッ!!」「ザブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この両者の攻撃が御互いにこれで最後の一撃となった………。

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