テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
砕かれた山地
収縮したシックスヘッドカイメラから毒撃の
カオスはグラビティの呪文を唱えながら、
カイメラに突撃していった。
アローネ「カオス…!?」
後ろからアローネの驚くような声が聞こえる。それもそうだろう。自ら壁を買ってでたのに自分を放置して敵に突っ込んでいく護衛対象がそこにいるのだから………、
カオス「(ごめんアローネ………。
俺には仲間を盾にすることなんて出来ないよ………。)」
カオスは始めから仲間を守りたい一心でこの戦闘に挑んでいる。その仲間を盾にする選択肢など取りようがなかったのだ。かといって次のカイメラの砲撃をどう捌くべきか。
それは自らが仲間の盾となり自らで呪文を完成させてカイメラを倒すという結論に至った。足の早さには自信がある。今飛び出していけばカイメラは必ず自分に集中放火をする筈だと確信して前にでた。
シックスヘッドカイメラ「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!「ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」「ビュヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」「ズドトドドドドドドドドドトドドドドドドトトドドドドドドドドドドドドドドッッッッ!!」「ザブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!」
案の定シックスヘッドカイメラは先程のような回転を織り混ぜた毒撃の
それをカオスは、
カオス「
アローネ「…!?」
レサリナスでカタスティアから教わった護身術、粋護陣で受け止めた。
カオス「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!」
カオス自身カタスティアから教わったこの技を使う日が来るとは思っても見なかった。自身の中に精霊が宿ることによって得た福音に守られてきた日々を送ってきたせいで正直自分にエネルギー波のような技で害をなすような存在など出てくる訳がないと本気で思っていたからだ。こんな防御の技が役に立つ日が来るわけがないと本気で思っていたのだが………、
シックスヘッドカイメラ「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!「ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」「ビュヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」「ズドトドドドドドドドドドトドドドドドドトトドドドドドドドドドドドドドドッッッッ!!」「ザブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」「バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!」
カオス「うっぐぅ………!!!!」
シックスヘッドカイメラの毒撃は確かにカオスに対してダメージを及ぼしている。カオスは自身に通用するエネルギー系の攻撃があったことに心底驚いた。
あの祖父が死んだ日以来、地水火風氷雷のエネルギー攻撃を食らっても自身に触れたところからそのエネルギーを体の内に取り込んでしまう体質になってしまったせいで久しく忘れていた感覚………。
カオス「(火って………こんなに熱かったんだな………。水もこんなに激しく勢いがあって………風も気を抜いたら吹き飛びそうなくらい強い………。
地の魔術ってこんなに質量があったのか………?氷も凄く冷たい………………。
雷は………体全体が酷くつりそうなくらい痛い………。
………こんな感覚………、
子供の時にザック達から苛めを受けていた時以来の懐かしささえ感じてしまう………。)」
カイメラの毒撃の
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!
カイメラとの戦いが終わる音が鳴り響いてきた。
ドドドトドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッ!!!!!
けたたましい轟音がカイメラを中心として響き渡る。
シックスヘッドカイメラ「ギィオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!?」「ブオハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!?」「コギィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!?」「クギィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!?」「ギチィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイキイイイイイッッッッッッッッ!!!!?」「カァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!?」
カイメラの六つの首が同時に断末魔の声をあげた。
その叫びはグラビティから発生した空間を圧縮する爆音にすら勝るほどの酷い叫びだった………。