テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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六体目のヴェノムの主討伐完了

砕かれた山地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………グラビティの術が途切れ辺り一帯が一時の静寂に包まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カイメラによって破壊し汚染された大地以外ではこの場には薄暗い空しか無い………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カイメラの姿は………どこにもない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………終わった………のか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスの呟きだけが空しく木霊する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオス!!」

 

 

カオス「!」

 

 

 カイメラを探していると後ろからアローネが声をかけてきた。

 

 

アローネ「カオス………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何故あのような無茶な真似をしたのですか!?」

 

 

カオス「………」

 

 

 アローネは盾となると言ったのにそれを無視して前に飛び出したことを怒っているらしい。

 

 

アローネ「………なんとかカイメラを倒せたからよかったものを………、

 あそこでもしカオスが倒れるようなことになればあのカイメラを止められる方などこの世界には誰も……!!」

 

 

カオス「……そうは言っても俺にはカタスさんから教えてもらっていた粋護陣って技があったしアローネが盾になるって言っても俺はアローネを盾にすることなんて出来ないよ………。」

 

 

アローネ「それは私の力と言葉を信用出来ないと仰っているの「仲間だからだよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「俺にとってアローネは………アローネやタレス、ミシガン、ウインドラは………例えミストや世界が滅ぶことになったとしても守りたい人達だから………、

 そんな人達が傷付いて倒れるところなんてもう見たくないから………。」

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオス………。」

 

 

カオス「………俺が勝手に思ってるだけなんだけどもう四人は俺にとって………………、

 

 

 ()()みたいなものだと思ってるから………。

 世界なんかよりも俺は四人を守りたい………。

 盾になるんだとしたら俺が皆の盾になりたいんだ………。

 だからあそこでアローネをカイメラに殺らせる訳にはいかなかった………。

 俺は………もう親しい人達がいない世界には戻りたくないから………。」

 

 

アローネ「………」

 

 

カオス「…………俺は……………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 君を………死なせたく………」

 

 

ドサッ…

 

 

アローネ「!カオス!?」

 

 

 カイメラが消失したことを確認し緊張の糸が途切れたカオスは急に体の力が抜けていくのを感じその場に倒れ込んでしまう。それを見たアローネは直ぐ様カオスに駆け寄りその体を支えるのだが、

 

 

カオス「………こんなに魔術を沢山連発したのは生まれて初めてだよ………。

 魔術って………こんなに消耗するものだったんだな………。

 ………マナは………まだまだあるつもりだったんだけど………………どうやら俺にも限界があったみたいだ………。」

 

 

 カイメラとの戦闘中にカオスは少なくとも常人が一度放つだけでマナが枯渇してしまうレベルの魔術以上の術を十回は多用していた。そのせいかカオスも今回の戦いで流石に疲れを感じていた。最後に使用した粋護陣も何気に他の術に匹敵するほどのマナの消費量が発生していた。そこまで消費したにも関わらずあの毒撃の六射咆哮砲撃(アスタリスク)は完全には防ぐことが出来ずカオスの体に深刻なダメージを残した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の敵、ヴェノムの王カイメラはそれほどまでに凶悪な強さを誇っていた。精霊の力を持ってしても一度で倒しきれない敵。ヴェノムの主グリフォンですら一度で倒しきったというのにあのカイメラは十以上にも渡る大魔術を酷使して漸く勝利を納めることが出来た。

 

 

 ……正にこの世に顕現した精霊に次ぐ()()()()()と言ったところか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………早く………ウインドラ達を起こしてあげないと………。」

 

 

 戦闘による負傷とマナの消耗はあるがそれでもウインドラ達をこのままにしておけない。あの毒撃をまともに受ければカオスですら受け流すことは出来なかったのだ。今も毒撃の効果が続いていることだろう。直ぐに回復させなければ………、

 

 

アローネ「カオスはそこで休んでてください。

 他の三人は私が介抱しますから………。」

 

 

 そういってアローネは三人の治療に向かう。

 

 

カオス「………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………よかった………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰も死ぬことなくカイメラを倒すことが出来て………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「『ファーストエイド!!』」

 

 

 

 

 

 

 遠くからアローネが三人に治療術ファーストエイドをかける声が聞こえる。これでもう安心………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バキバキッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィイイイイイイィィィィィィィンッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイン「カオス……!!」

 

 

オサムロウ「倒したか………カイメラを………!」

 

 

 戦闘音が聞こえなくなりダインがオサムロウをレアバードに乗せて戻ってきた。

 

 

ウインドラ「………!!

 ここは………!?

 ……!!!

 カイメラはどうなった………!?」

 

 

タレス「…………カイメラがいない………?

 ………カオスさん達が倒したんですか………?」

 

 

ミシガン「………終わったの………?

 ……もうあのカイメラは本当に………?」

 

 

 カオスが耳を澄ませると仲間達六人の無事を確認する。治療術が使えるアローネとオサムロウ、ダインがそれぞれ疲弊しているであろう他の三人の介護にあたる。これで戦いは終わったと全員が安心しきっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキハギバキッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………まだ終わらないのか………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この戦いは………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先程から何かアローネ達の声や足音に混ざって何か別の物が蠢くような音がカイメラが消滅したであろう方向から聞こえてくる。

 

 

 見ればカイメラが立っていた場所付近の地面が小さく盛り上がってくるのが分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まだ倒れないというのか…………この魔王は………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボコボコボコッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何かが地面の中から飛び出してくる。そんな瞬間を予見する。今度出てくる姿は一体………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボコォッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「メェェェェェェェッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・オサムロウ・ダイン「!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地面から飛び出してきたモンスターは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 山羊のような姿の生物だった………。

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