テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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炎のバルツィエ?

放棄された村レーレ 夜 残り期日九十二日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「バルツィエの先見隊……!」

 

 

アローネ「一体誰が………。」

 

 

ウインドラ「先見隊がどの程度の人数いるのかは分からないし心当たりのある火を扱うことに長けたバルツィエは俺が一人殺した。

 だから誰が来るのかは俺でも予測できない。

 退役し地方に飛んだバルツィエはかなりの人数に上るしな。」

 

 

カオス「心当たりって言うと“ラーゲッツ”か………。」

 

 

ウインドラ「そうだ。

 だから今度かち合うとしたらそれ以外の火を使うバルツィエだろう。

 …ここの様子からしてダインのように口で丸め込めることは出来ないだろうな。

 この村の襲い方からして相当な暴れん者のようだ。」

 

 

ミシガン「火のヴェノムの主の次は火のバルツィエも相手しないといけないの~!?」

 

 

ウインドラ「“次”ではなく“同時”ということもあるぞ。

 フェニックスを相手にするのが難しいようなら先にバルツィエを何とかしないといけなくなることもある。」

 

 

タレス「火を使う敵が一体と一人………。

 カオスさんがどちらかを相手にしている間にボク達がもう一方に当たった方が良さそうですね。」

 

 

アローネ「ではカオスとこの中の誰か二人でフェニックス討伐に当たりましょう。

 いくらカオスでもヴェノムの主相手に一人では厳しいでしょうから。

 そして残りの三人で先見隊のバルツィエを足止めするということで決定ですね。」

 

 

ウインドラ「そういう作戦なら俺はバルツィエの方の相手をしよう。

 奴等は騎士でもある。

 接近戦ではこの中では俺以外にバルツィエと戦うのは厳しいだろう。」

 

 

タレス「それではボクかアローネさんかミシガンさんの誰かがカオスさんとフェニックスを相手にするんですね。

 カオスさんは誰と組みますか?」

 

 

カオス「そうだなぁ………そういう内分けなら………、」

 

 

 現在回復が出来るのが五人中三人。カオス、アローネ、ミシガンの三人だ。戦闘が激化するとすればフェニックスの方だが自分がいればどうにか勝利は納められるだろう。反対にバルツィエの先見隊との戦いではそちらは数が三人と自分のポシジョンよりも一人多くはなるがそれでも自分の見ていないところでの戦闘が行われることに少々不安がある。出来れば三人の方には回復役のヒーラーが多い方が安心できる。

 

 

 とすれば必然的にカオスのパートナーはタレスと決まるのだが、

 

 

 

 

カオス「じゃあ今回は俺とタレスで「私がカオスとフェニックス討伐に当たります。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「今回は私にカオスと一緒にフェニックス討伐に当たらせてください。」

 

 

 

 

カオス「アローネ………?」

 

 

 タレスを指名しようとしたらそれを遮ってアローネがフェニックス討伐に名乗り出た。それを聞いて他のメンバーは、

 

 

ウインドラ「それは構わんが何か考えがあってのことなのか?

 お前は風系統の魔術士だが風と火では特に相性は変わらないぞ?」

 

 

タレス「ボクはバルツィエが相手になるのならそれでいいですけど………。

 どちらかと言えばボクもバルツィエに当たりたいです。」

 

 

アローネ「ほら、

 タレスもこう仰っておりますしカオスとは私が組みます。

 ウインドラはミシガンとタレスの二人でバルツィエと当たってください。」

 

 

ミシガン「それはそうなるけど………どうしてアローネさんはフェニックスの方に行きたいの?」

 

 

 突然理由も言わずにフェニックス討伐を申し出たアローネにミシガンが訳を問う。他の二人もアローネがフェニックス討伐に行きたい理由を知りたそうだ。

 

 

アローネ「…私はこれまでの主との戦いではまともに活躍する場面がありませんでした。

 ウインドラがブルータル、ミシガンがクラーケン、レイディーがジャバウォックと来て私は自分がグリフォンを担当するのだと思っておりました………。

 しかしグリフォンは………。」

 

 

ミシガン「あぁ………もうカオスが倒しちゃったんだよね………。」

 

 

アローネ「仰る通りです。

 ですので私もこの辺りで何か功績をと思い今回はフェニックス討伐に参加したいのです。」

 

 

ウインドラ「そこまで深く思い詰めることもないんじゃないか?

 俺達は全員で主討伐に挑んでいるんだ。

 誰が倒しただとかそんなことに拘らなくても全員で主を全部倒したことにすれば………。」

 

 

アローネ「それでもやらせてください。

 今回はカオスと一緒にフェニックスと戦いたいのです………。」

 

 

タレス・ミシガン・ウインドラ「………」

 

 

 あまりにもアローネの決意は堅いようだ。ここまで強くお願いされれば無下には出来ない。

 

 

 しかしアローネがフェニックス討伐に拘る理由が何か他にもありそうだとは彼女の様子から感じ取れる。四人はそれを聞き出そうとは思わなかったが………、

 

 

ウインドラ「…そうまで言うのなら一先ずはそのチーム分けでいいだろう。

 ただしこのチーム分けはあくまでもフェニックスとバルツィエの先見隊が同時に相手しなくてはならなくなった時のことだ。

 どちらか一方だけでいいのならその時は五人全員で両方それぞれと戦う、それでいいな?」

 

 

アローネ「……私はそれで構いません。」

 

 

カオス「……?」

 

 

ミシガン「フェニックスとバルツィエが同時かぁ………。

 カイメラの時はあのダイン………さんが手伝ってくれたのに今度のバルツィエの人とは戦わなくちゃいけないなんて面倒だなぁ………。」

 

 

タレス「ダイン=セゼア・バルツィエはバルツィエでも例外だっただけですよ。

 あぁいう人は本の一握りもいないくらいです。

 本当のバルツィエはあんな物分かりがよくは………。」

 

 

ウインドラ「今回のバルツィエはそんな都合よく俺達と協力してフェニックスと戦うことにはならないだろう。

 バルツィエ的にはヴェノムの主はむしろそのまま倒されずに俺達を打ち負かしてほしい筈だ。

 ヴェノムの主とバルツィエが結託………することはないだろうが俺達がフェニックス討伐に当たっているタイミングで横槍を入れてくることもあるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………両者にとって俺達は敵ということになるがフェニックスとバルツィエには出来れば互いに潰し会ってもらえると助かるんだがそんな上手い話がある訳ないだろうな………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリンク族の都市フリューゲル 近辺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソッタレがああああああああああああァッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何なんだよ!!あの糞焼き鳥はァッ!!?

 この俺様が一ヶ月以上もあの街に入ることすら出来ないだと!!?

 あの鳥は何で俺だけを攻撃してくるんだッ!!?

 俺なんかよりもあの街の奴等を攻撃しろよ!!

 奇妙な見た目してるくせに人に飼い慣らされてんのかよ!!?

 

 

 ふざけるな!!

 この………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()様がたかがモンスターの変異種ごときにしてやられるなんてあっちゃならねぇ!!!

 偽カオスや本命カオスなんかよりも先に絶対にあの糞鳥を必ず俺の手でぶっ殺してやる!!

 俺様が炎使いの腕前で他の奴に越えられることなんざ許されることじゃねぇ!!

 

 

 絶対にあの焼き鳥野郎をテメェが守ってるその街の住人ごとぶっ潰してやるから覚悟しておくんだなぁッッッ!!! 」

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