テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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毒炎

リスベルン山 中腹 残り期日八十六日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「これが…………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェニックス………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェニックス「ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その鳥は紅蓮の炎に包まれていた。体の構造が炎のみで構成されているような姿をしている。噂通りの………想像していた通りのモンスターだ。近くにフェニックスがいるだけで炎から発せられる熱がカオス達にも伝わってくる。触らずとも火傷してしまいそうな程素肌の表面が焼かれてしまそうになる。触れずにこれほどならフェニックス自体は千℃近い温度を放っているはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「………!

 一応調べておきますか………。」

 

 

 タレスはフェニックスの姿に呆然としていたが懐からスペクタクルズを取り出してフェニックスに向ける。フェニックスの情報を探るようだ。

 

 

アローネ「ミシガン!カオス!

 相手は火です!!

 ミシガンはフェニックスに降りかかるように水を!

 カオスはその降らせた水を凍らせてください!!」

 

 

ミシガン「分かった!!」

 

 

カオス「………」

 

 

ウインドラ「………!?

 どうしたカオス!」

 

 

カオス「………あ………。」

 

 

ウインドラ「戦闘が始まっているんだぞ!

 呆っとするな!」

 

 

カオス「ごっ、ゴメン…!」

 

 

 フェニックスが現れたというのに別のことに気をとられてしまいアローネの指示に返事ができなかった。

 

 

カオス「(………あのフェニックス………、

 さっき………あの子がいた辺りから来なかったか………?

 あの子がいた辺りから………フェニックスが出てきた………。

 

 

 あの子は………無事なんだろうか………?

 俺が驚かせたからあの子は崖から飛び降りてフェニックスの方に逃げて………)「『スプレッド!!』」!」

 

 

 あの少女の安否も気になるがミシガンの術が発動した。それならば今はこの戦いに集中するしかない。カオスはアローネの指示通りミシガンの水を氷に変化させるべく氷の魔技を放つ。

 

 

カオス「『アイスニードル!!』」

 

 

 

 

 

 

パキパキパキンッ……!!

 

 

 

 

 ミシガンが打ち上げた水の魔術スプレッドがカオスのアイスニードルを受けて氷の雨を降らせる。相手が火のモンスターであるならこれを受ければ大ダメージを期待でき………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェニックス「フォフウウウウウウウウウウウウウゥォオッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・ミシガン・ウインドラ「!!?」

 

 

 ………期待はできなかった。フェニックスが翼を羽ばたかせると翼から火の粉が撒き散り氷の雨を一瞬にして蒸発させた。相手が火なら氷で相殺………それならば逆に氷を火でも相殺できる。カオスとミシガンの連携攻撃はフェニックスの羽ばたきの炎で打ち消された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピッ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「……!

 出ました!!

 フェニックスの詳細です!!

 フェニックスは………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()……!!

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!」

 

 

 スペクタクルズを使用していたタレスが四人に聞こえるようにフェニックスの情報を伝える。  

 

 

ウインドラ「……となれば俺の雷撃でもダメージを与えることは出来ると言うわけか………。

 それなら思っていたよりも戦いやすい!!

 今回はサポートに回ろうと思ったがそういうことなら俺も前に出て戦わせてもらうぞ!!」

 

 

 タレスの情報を聞きウインドラが技を出す体勢に入り、

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「『バニッシュボルト!!』」

 

 

 

 

 

 

ピシャアアッ!!ブオオオオンッ!!

 

 

 

 

 

 雷の魔技を放つ。ウインドラの電撃は先程の氷を打ち消した羽ばたきもさせぬままフェニックスに命中する。スピードが最速の雷の技なら打ち消される前に当てることはできる………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………しかし、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェニックス「ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「!………全然効いてないぞ!?」

 

 

タレス「属性耐久はありませんが素で魔術抵抗が高いです!!

 詠唱込みの魔術でないとまともにダメージを与えることはできません!!」

 

 

ウインドラ「そういうことは早く言ってくれ………。」

 

 

 

 

 どうやらこのフェニックスは並の魔術程度ではダメージを与えることができないようだ。

 

 

カオス「それなら俺の魔技で…!!

 『バニッシュボルト!!』」

 

 

 

 

 

 

ビビィ!!バチバチバチバチバチバチッ!!!バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 カオスのバニッシュボルトがフェニックス目掛けて放たれる。ウインドラのバニッシュボルトでダメージを与えられなくてもカオスの魔力ならいかにフェニックスといえども………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファアアアアアアアアアアアアアアア………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスのバニッシュボルトが炸裂する瞬間フェニックスの体の赤く燃えるが黒く染まり出した。あの反応は………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バチバチバチ…………ヂヂッ……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスが放った電撃がいとも簡単にかき消されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「俺のバニッシュボルトが…!?」

 

 

ミシガン「カオスの攻撃も効かないの……!?」

 

 

アローネ「いえ、効かないのではなくあの毒撃の炎で防いだのでしょう。

 あの黒い炎を纏っている内はいかなる攻撃もフェニックスには届かない……!」

 

 

ウインドラ「それは厳しいな………。

 とすれば奴があの黒く燃えている間は俺達は奴に攻撃しても………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスのバニッシュボルトに反応して黒く変色したフェニックスの体が再び真っ赤な炎の色へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「……あの黒い炎は………そう長くは使えないみたいですね。」

 

 

アローネ「そのようです。

 毒撃の炎を使えるのは私達の攻撃を迎撃する時のみ………、

 それ以外では通常の炎と使い分けしなければならないようですね。」

 

 

ウインドラ「そうと分かれば話は簡単だ!

 俺達全員で()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()すればいいだけだ!!

 全員で詠唱込みの魔術をあいつに食らわせてやれ!!

 そうすれば奴を弱らせることができる!!

 後はカオスのレイズデッドでフェニックスのウイルスを浄化すればフェニックスとの戦いは終わりだ!」

 

 

 ウインドラの提示した作戦で五人はフェニックスを迎え撃つことになった。理屈の上ではその作戦で今回のフェニックス無力化を謀れる………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………かのように思えた。

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