テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

50 / 972
 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしている。

 カストルについた一行は旅の路銀集めにギルドでクエストを探すがその日は請けられず帰ろうとした矢先に騎士団が請け負うヴェノムクエストの存在を知る。


強襲ガーディアント

ネイサム坑道最深部

 

 

 

「ゴァァァァァァッ!!」

 

 

ズズーーーーーーンッッッ!!

 

 

 

「うわっ!凄い一撃だねっ!」

 

「ギガントモンスター並のサイズでこの機動力…!

 カオスさん!あまり接近し過ぎるとやられちゃいますよ!」

 

「そうだね!魔神剣!」ザザザッ!カシュッ!

 

 

 

「オォォォッ!」

 

 

 

「あまり効いてないみたい!?」

 

「相手は鉄製です!衝撃波じゃあ通じにくいですよ!」

 

「じゃあどうすれば「オォォォォォォ!」うわっとぉ!!?」ズバンッ!

 

 

 

「ボクが鎌で剣を止めます!その隙に懐へ!」ブンブンッ!

 

「分かった!!」

 

「『我らに力の加護を!シャープネス!』カオス!」パァァッ

 

「ありがとう!」

 

「ゴォォォォッ!!」ブンッ!

 

「そこだ!」シュッ!

 

 

 

カラララララ!ガコッ!

 

 

 

「今です!」

 

「おぉぉぉぉ!!魔神剣・槍波!」ザザザザザッ!!

 

「オオオッ!?」ガガガガガッ!!

 

「おしっ!ナイスヒット!ナイスタイミング!」

 

「やりましたか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴアァァァァァァァァァァァァァァァァァァォッ!!!!」

 

 

 

「傷が浅いようです!」

 

「………参ったなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんなに硬い敵は初めてだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「タレス!危ない!」

 

「!「ゴオォアッ!」クッ!」ブオンッ!!カスッ!

 

「無事ですか!?タレス!?」

 

「…傷は浅いです!まだいけます!」

 

「よかった!にしても硬いなぁ!コイツ!

 もう結構撃ち込んでいるのに!

 何か弱点はないのかな!?」

 

「長年の老朽化で所々傷んではいますが間接をヴェノムが補強しているようです!

 間接を狙いましょう!」

 

「間接かぁ、けどこう素早い上に暗いんじゃあ狙いにくいよ。」

 

「一旦退きますか!?」

 

「ここまで戦って今更逃げるなんて出来ないよ!」

 

「ですがこのコンディションではどちらが先にやられても…。」

 

「なんとか灯りを…付けられない!?

 火とか!?」

 

「洞窟の中で火は酸素を一気に消耗しますよ!」

 

「それならどうしたら……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「灯りが欲しいなら任せな!!」パァァァァァァ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「!!!」」」

 

「これでいいんでしょ!」

 

「誰!?」

 

「誰かは分かりませんけどこれなら…。」

 

「カオスさん今はこのゴーレムに集中しましょう!」

 

「あ、あぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴアァァァァ!」

 

「これで終わりだぁぁ!魔神剣!飛燕連脚!!」ザシュッ!ガガガガッ!!

 

「ゴアッ……」

 

 

 

ダダーーンッ!!

 

 

 

「なんとかなったなぁ、フゥ、フゥ!」

 

「こんなに長い戦いは経験ありませんね。」

 

「カオス大丈夫ですか?ファーストエイド。」パァァ

 

「ありがとうアローネ。」

 

「どういたしまして。タレスは無事ですか?」

 

「さっき掠めましたが感染はしてないようです。」

 

「よかったです。」

 

「それで………貴女は?」

 

「……その前にアンタ達から名乗って欲しいね。

 アタシのおかげで助かったんだから。」

 

「……僕はカオス。」

 

「私はアローネです。」

 

【ボクはタレスです。】

 

「カオスにアローネね…………で?アンタは何で紙で書いてんのさ?さっき喋ってたろ?」

 

「タレスは…「まぁ、どうでもいいけど。」……」

 

「先程は助かりました。

 あの場で灯りが無かったらどうなっていたか…。」

 

「本当にな。

 こんな暗い中であんなおっかないの相手にしてたらいくつ命があっても足りないよ?感謝しな。」

 

「はい。」

 

「……貴女が僕達の後をつけていたんですね。」

 

「「……」」

 

「そうだな。」

 

「何故そんなことを?貴女は一体何者なんですか?」

 

「何者か………それはこっちのセリフだわ。」

 

「こっちのセリフ?」

 

「ちょっと待ってな。」パシャ

 

「それはスペクタクルズ?」

 

「………やっぱりだ。

 今のゴーレム、ヴェノムだったんだろ?」

 

「「「!」」」

 

「もともとここは立ち入り禁止の警告があった時点でヴェノムまみれなのは分かっていたろ。

 なのに構わず入っていって。」

 

「それは…。」

 

「……そう!私達はワク「ワクチンは持ってないよね?」」

 

「アンタらはさっきのカストルでクエスト探してたくらいだし金に困ってるやつがワクチンなんてバカ高い薬を持ってるはずがない。」

 

「「「!?」」」

 

「持っていたとしてここまでの道中それらしい薬を使った素振りもない。」

 

「……貴女は何時から僕達を追っていたんですか?」

 

「トーディアででかいヴェノムをアンタらが狩っていた辺りからだよ。」

 

「そんな前から…!?」

 

「私達に何の用があると言うのですか?」

 

「それよりいいの?その子供。」

 

「子供?」

 

「見てたけどさっき攻撃食らってたろ?

 ソイツヤバイんじゃないの?」

 

「…!」

 

「タレスは大丈夫です!」

 

「感染は免れました!」

 

「ソイツぁおかしな話だねぇ。」

 

「おかしな話?」

 

「ヴェノムウィルスは掠り傷一つですら見逃してくれない恐ろしいウィルスなんだよ。

 さっきの戦闘中その子供だけじゃなくアンタやアンタも攻撃を食らっていた。

 本当だったら今頃三人揃ってそこでぶっ倒れてるゴーレムのお仲間入りの筈なんだけどねぇ。」

 

「……」

 

「トーディアでヴェノムをぶっ倒して、カストルからここまで真っ直ぐヴェノムの巣窟に入っていってこの有り様。

 まるでヴェノムなんかその辺のモンスターと変わらないような動向だったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でアンタらは何者なの?

 どうしてヴェノムを感染もしないで真正面から殺せる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕達は……」

 

「カオス!良いのですか!?こんな不躾な人に!」

 

「助けてもらったことにかわりはないし問い詰めるような言い方されて戸惑ったけどもともと僕達も隠してる訳じゃないからね。

 言うよ。」

 

「おぉ、いいねぇ恩情を大切にするやつはアタシ好きだよぉ!

 アタシは誰かに恩を感じたりはしないけどね。」

 

「……」

 

「ほらこんな人ですよ!?」

 

【ボクたちをずっとつけてきていたようですしあやしいですよこのひと。】

 

「いいんだよ。

 僕達の知りたいことは多分知っている人はほんの僅かにしかいない。

 なら小さな可能性を信じて誰かに知ってもらうのも悪くない筈だ。」

 

「カオス………………分かりました。」

 

【カオスさんがそういうなら。】

 

「話はまとまった?

 そろそろ聞かせてくれない?

 アンタらの秘密を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ~、殺生石ねぇ。

 封魔石と何が違うんだ?」

 

「それは僕達にも分かりません。

 僕達はそれを知るために旅をしているんですから。」

 

「はぁ~ん?

 ま、そんなもん見つかるとは思えないけどね。」

 

「(イラッ)………それはどうしてですか?」

 

「アタシが聞いたことないから。」

 

「貴女が知らないだけで他の人は知ってるかも知れないじゃないですか!?」

 

「いや~、絶対誰も知らないって本当に。」

 

【どうしてそこまでだんげんできるんですか?

 なにかこんきょでも?】

 

「だから読みにくいって!

 もっと字を丁寧に書け!

 お仲間も困ってるだろ!」

 

「!?」

 

「いや!全然困ってないよタレス!?」

 

「そうですよ!私達はそれでも十分読めますから!?」

 

「字が汚いってのは認めるんだな。」

 

「貴女は黙っててください!」

 

「ほ~い。」

 

「………スミマセンカオスさん、アローネさん。ボクは………。」

 

「喋れるんじゃねぇか。

 最初ッからそうしとけ!

 まどろっこしい。」

 

「黙っててくださいよ!!?」

 

「五月蝿いな!?

 響くんだからもっと静かに出来んのか!?」

 

「誰のせいで!!」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

 

 

「で何の話してたっけ?」

 

「貴女が誰も知らないって言う根拠は何ですか?」

 

「……」

 

「無いんですか?」

 

「……」

 

「無いんですね、じゃあもう僕達は帰「あっ!喋ってよかったん!?」」

 

「何で今そこを気にするんですか!?

 アンタさっきから喋ってたでしょう!?」

 

 

 

「そんなら言うけどアタシが封魔石を作ったから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。