テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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フリューゲルに帰還

リスベルン山 中腹 残り期日八十六日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………ミシガンの話聞いてもカイメラがカーヤと仲良くなるのには時間が足りなかったはずだ………。

 カイメラがここに来たのはいつ頃なのか分からないけど俺達がここに来る前に最後に会ったのは()()()()()()だった………。

 ………一週間で野生の動物が人になつくことなんてあるのか………?

 ……野生の動物を世話したことなんて無いからそこら辺がよく分からない………。

 

 

 カーヤは今までフリンク領から外に出たことないみたいだしカイメラと()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()からカイメラの方がこのフリンク領内に来たことがあったとかかな………?

 そう考えるとカイメラが真っ直ぐこのフリンク領に向かって来たのは昔ここに来てカーヤと会ったことがあってカーヤに会うためだったとかか………?

 ………単純にエサが北には無いから南に下って来たんじゃないのか………カイメラはカーヤに会うためにフリンク領まで来たんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………それだといつ頃の話になるんだ………?

 フラットさんの話を整理するとカイメラがヴェノムに感染したのは()()()()()()

 六年前にカイメラが感染する時よりも前にカーヤとカイメラはここのどこかで会ってると思うけどそんな六年も前の記憶を頼りにカイメラがここに来たってことになるとなんか違う気がする………。

 カーヤとカイメラの関係がどういった関係なのかまだ全然分からないからな……。

 カイメラがその時からカーヤになついていたんならさっき見たカーヤとカイメラの仲も納得がいくんだけど具体的な二人が出会った時期についてはカーヤが生まれてからヴェノムに感染するまでの十年までとしか………。

 ………野生の動物の記憶ってそんな長く保っていられるのか………?)」

 

 

ウインドラ「どうしたカオス?そんな難しい顔をして。」

 

 

ミシガン「何か気がついたことでもあるの?」

 

 

カオス「……気がついたってより気になることなんだけどさ………。

 ミシガンって確か前にミストでボアチャイルド………、

 今はボアにまで成長したんだったか………。

 元はミストの森にいたやつなんだよね?

 そういった動物達って長い時間会ってないとお世話したミシガンのこと忘れたりとかするのかなーって。」

 

 

タレス「?

 何で今そんなことを………?」

 

 

アローネ「カイメラが私達に打ち解けてくれないのはカイメラと一週間程時間が開いたからですか?」

 

 

カオス「そうじゃないんだけどね……。

 ねぇ、ミシガンどう?」

 

 

ミシガン「どうって………、

 ()()()()()なんじゃない?」

 

 

カオス「同じ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「……私やカオスだって………今はこうしてウインドラと一緒にいるのは十年前に別れてからもずっと私達が御互いのこと忘れたりなんかしなかったからでしょ?

 離れて暮らしてたって一回気心知れる仲になったんなら

そう簡単には御互いのこと忘れることなんて出来ないよ………。

 

 

 人だけじゃなくて動物やモンスターだってそう………。

 一度自分が会って話して良かったと思う相手のことを忘れたりなんかしないよ。

 一旦心を開いたらその相手のことは何年何十年経ったって忘れることはない………。

 会う時間が開いたら相手のことがちゃんと生活できてるとか心配になるけど会って近況が分かればまたそこからやり直せる、会ってない時間をそこからまた始められる………。

 ウインドラやカオスが心配になってレイディーとレサリナスまで行ったけどブーブーさんは絶対に私のことを忘れることなんてないよ。

 私がミストに帰ればブーブーさんは私を快く出迎えてくれる。

 ………実は私ミストに一ヶ月くらい帰らなかった時があったんだけどそれでもブーブーさんは私が帰ってきたらちゃんと出迎えてくれたもん。

 動物にだってそういう記憶はあるんだよ。

 動物にだって()ってものはあると思う。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………絆か………。

 そこまで深い話を訊きたかったわけじゃないけど俺やウインドラ、ミシガンにも絆があった………。

 だから俺達はこうしてまた巡り会えた………。

 

 

 カーヤとカイメラに絆があるのかどうかはさておき二人にはそれなりの何かがあるのは確かだ。)」

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「…これ以上ここにいても仕方がない。

 カーヤとラーゲッツの件は保留にして一度フリューゲルに戻った方がいいだろう。」

 

 

アローネ「カーヤを連れ出すにしてもカーヤのことを私達はまだ何も知りません。

 フリューゲルにカーヤのことで何か御存知の方がいらっしゃると思いますので訊きに行きましょう。」

 

 

タレス「素直に話をしてくれるといいんですけどね………。」

 

 

ウインドラ「連中はカーヤを処分したいらしいからその参考に、と付け加えて訊けば話をしてくれるんじゃないか?」

 

 

ミシガン「なんかそういうのってあんまり気分よくないよね………。」

 

 

アローネ「そうでもしないとあの方々は話を訊いても口を割らないでしょう。

 ここは偽ってでもそうするしか………。」

 

 

カオス「全てはカーヤを助けるためだよ。

 カーヤのことを知らなければ俺達はカーヤと話すことだって難しいんだから。」

 

 

ミシガン「……はぁい。」

 

 

 

 

カオス「じゃあフリューゲルに戻ろう。

 カーヤを早く何とかしてあげるためにも。」

 

 

 

 

 

 

 こうしてカオス達はヴェノムの主フェニックス討伐のための来訪から一転してヴェノムの主カーヤをこの劣悪な環境から救い出すべくフリューゲルへと帰還するのだった。

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