テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
フリンク族の都市フリューゲル 残り期日八十四日
カオス「………話は纏まったね。」
ウインドラ「あぁ、
もうここで聞ける有力な情報は無いだろう。
と言っても皆カーヤを恐れたり嫌ったりでまるでカーヤのことを知らないようだしな。」
アローネ「善は急げです。
直ぐにでもカーヤに会いに行きましょう。」
タレス「素直に交渉に応じてくれれば大分この県は早くに片が付きそうですね。」
ミシガン「それにしてもまさか
まだ仮の話なんだけど………。」
アローネ「カーヤは元々ヴェノムではありませんよ。
ヴェノムによって人生を狂わされただけの被害者です。
彼女にはまだ幸せになる権利がある。
彼女を救えるのは私達だけです。」
カオス「そうだ、
例えヴェノムに感染していようがバルツィエの血を受け継ごうがハーフエルフだろうが関係ない。
俺達は………、
………必ずカーヤをこんな環境から救って見せる!
俺達にはそれができる手段があるんだから!」
フリンク族の都市フリューゲル 近辺
ラーゲッツ「………」
………そろそろまた仕掛けるか………。
二日前に何やらあの焼き鳥野郎何かとでかい戦いをしていたようだしな。
あの焼き鳥に負けないくらいとんでもなく強いのが現れたようだがあの焼き鳥のことだ。
苦戦はしていたようだが俺を手こずらせるぐらいに強いんだ。
当然勝っただろ………。
だとしても相当消耗はしたはずだ。
俺が奴を仕止められるとしたら今が好機。
奴は俺を追い返しはするが追い討ちはしてこない。
つまり奴も俺を相手にするにはギリギリということだろう。
連戦連敗でもそのくらいは分かる。
奴と俺との力の差はほんの少し奴が勝る程度でしかない。
……悔しいがそこだけは認めてやろう。
だが戦いにおいて最後に生き残ってた奴こそが真の強者となるんだ。
俺を仕止め損なってるようじゃあの焼き鳥も所詮は強者では無いということだ。
俺にはまだ対カオス、偽カオス用に取っておいた秘密兵器が残ってるし次こそは必ず奴を仕止めてあの街を火の海にしてやる………。
………にしても
前にここに来たときにヤった上玉がいたからここに飛んできたってのに戦闘ばっかしてたからなのか俺のリビドーが全く反応しやがらねぇ………。
まだそういう枯れた年でもねぇだろ?
どうなってやがんだ?
………まぁ流石に直に女を目の前にすりゃあ俺の性欲も沸き上がってくるとは思うが………。
それよりも先にあの焼き鳥をどうするかだな………。
一昨日の奴と激しくやり合ったのを考慮するならさっさと攻めるのがいいな。
奴がまだ戦闘の疲れが残ってるうちに殺れば俺にも勝機はある………。
それに奴があの街を守っているのは確かなんだ。
だったら奴の
………昔からバルツィエってのはそういう単騎で敵陣に乗り込む戦いに特化した兵士なんだよ。
恨むんなら俺を倒せないテメェの弱さを恨むんだな………。
リスベルン山 とある山小屋
マウンテンホーンズ「メェエェェッ」
カーヤ「!
メーメーさん………。
また来たの………?」
マウンテンホーンズ「メェッ」
カーヤ「……せっかく
………
マウンテンホーンズ「フスー?」
カーヤ「…それにしてもよくカーヤのところが分かったね………。
前は………どこか忘れちゃったけど
あの時は………メーメーさんだけがカーヤのお友達だったのにメーメーさんはだんだん様子がおかしくなって……、
いつの間にかいなくなってて探してみたら
………それなのにまたこうして会えて………、
………嬉しいけどメーメーさんがまたモンスターに食べられちゃうんじゃないかって心配だよ………。」
マウンテンホーンズ「メッ!」スリスリ…
カーヤ「………えへへ、
そうやって慰めてくれるところは
………またカーヤはここに戻ってきたけどやっぱりここでもメーメーさん以外にお友達はできないみたい………。
………カーヤにはメーメーさんだけがいてくれたらもうそれでいいよ。」
マウンテンホーンズ「フスッ!フスッ!」
カーヤ「………?
どうしたの………?」
マウンテンホーンズ「メェェ…!」
カーヤ「あっち……?
あっちは………外の世界だよ………?
外は………、
もういいよ………。
カーヤはね………、
もうここで生きていくしかないんだよ………。」
マウンテンホーンズ「メッ!メェェ!!」
カーヤ「……ここにいても酷い目にしかあわないことは分かってるよ………。
けどね……?
外の世界にでたところでもっと怖い目にしかあわないんだよ………。
そんなところにカーヤとメーメーさんだけで出ていってもメーメーさんがまたいなくなっちゃうんじゃないかって思うと怖いんだよ………。」
マウンテンホーンズ「キュルル………。」
カーヤ「………外の世界に出たとしてもカーヤには悪い病気にかかってるし前みたいに………、
《《電気を出す大きな猪が向かってきたり、海に出たら手が多い生き物に捕まりそうになったり、メーメーさんを食べちゃったあの大きな人みたいなモンスターがいたり、………後変な舌が伸びて跳ね回る生き物にも会ったね………。
他にも鳥みたいなのにも襲われたりカーヤみたいに火を扱う大きな蜥蜴もいたっけ………?
………一番驚いたのは木かと思って触ったら動き出した木のお化けとかもいたね………。》》
………そんなのが沢山いる外の世界になんてカーヤは行きたくないよ………。
もし出ていくとしたらその時は外の世界のどこかに住んでる