テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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フリンク族との決別

フリンク族の都市フリューゲル 残り期日八十四日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おらおらッ!

 さっさとあんなバルツィエぶっ潰してこいよ!

 この汚ならしい化け物め!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供達の小石の投擲はなおも続く。カーヤがラーゲッツを追っていなくなるまで続けるつもりだろう。本人達はその行いを非道なことだとは思っていない様子。その様子からこれがこの街では当然のことのように教わってきた証だろう。大人達でさえそれを止めようとはしない。大人達も別段悪気を感じている素振りはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それがこの街の常識のようなのだから………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………………………こんなこと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黙って見ていられないよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほ~ら!

 今度はちょっと大きめのやつをあいつの頭にぶつけてやるよ!」

 

 

「おっ!いいねぇ!」

 

 

「どうせ当たっても痛がらないんだしいいよな!

 賛成!」

 

 

「俺は連弾ぶつけてやるぜ!」

 

 

「止めとけよ!そんな沢山同時に投げても当たりにくいだろ!」

 

 

「別に気にしねぇし!

 何個か当たるだけでも爽快だろ?」

 

 

「どうせならもっと近くで当てろよ!」

 

 

「それこそ止しなって!

 ウイルスに感染しちまうぞ!」

 

 

「平気だよ!

 触る訳じゃないんだし!」

 

 

「だったら俺もそうしよう!

 後ろから頭に思いっきり俺のこの一発をあいつに…!?」ガシッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 カオスは一瞬にしてカーヤに向けて小石を投げつけていた子供達のもとに移動し次にカーヤに小石を投げつけるであろう子供の腕を取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……!?

 なっ、………何だよお前!!

 何すんだよ!

 手を放せよ!!」

 

 

「そうだ!!

 邪魔すんなよ余所者が!!

 今いいところなんだから大人はすっこんでろよ!」

 

 

「何なんだよお前は!!」

 

 

カオス「………何なんだよ、って………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “何なんだよ”は君達の方だろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「!!?」」」ビクッ!!

 

 

 カオスは子供達を叱責する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「黙って見ていれば君達はなんて酷いことをしてるんだよ……!!

 こんなに大勢でたった一人を責めて石なんか投げつけて………!!

 自分達が今どんなことをしてるのか分からないのか!!?」

 

 

「どんなことって………、

 ただのカーヤに()()()()()()()で………。」

 

 

「別に悪いことは俺達はしてな「誰にそんな遊びを習った………?」………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「誰にそんな遊びを習ったんだ!!!!」

 

 

 カオスは子供達に本気で怒声を響かせて叫ぶ。その怒声に子供達はすっかり竦み上がり自分達が何故怒鳴られているのか分からずおろおろし始める。その声は周りにいた大人達にも聞こえ、

 

 

「おっ、おいアンタ!?」

 

 

「何も子供にそんな本気で怒らなくても……!?」

 

 

「そっ、そう!!

 子供達はただ無邪気に遊んでただけで「遊びのつもりであったならこんな遊びを教えたお前達の責任だな。」!?」

 

 

 

 

ウインドラ「……この街は住人が増えすぎて土地の活用に困っていると聞く。

 故に遊び場が無く遊び方にも色々と難儀しているようだがそれが原因で辿り着いた遊びがこれか…… 。

 周りにいたお前達が止めなかったところを見るとこれを教えたのはお前達なんだろう?

 よくこんな弱いもの苛めを思い付くものだな。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()………。」

 

 

アローネ「貴殿方は自らの行いに疑問を持つことは無かったのでしょうか?

 このようなことを平然と行われる光景を見て誰かが止めるだろう………。

 そんなことすら頭の中で考え付きすらしないとは………。

 この地方の部族の方々には人情というものが欠けているのでしょうか?」

 

 

「でっ、でも子供が小石をぶつけたくらいでカーヤは別になんとも感じたりは「なんとも………?」………。」

 

 

ミシガン「アンタ達にはこの子が流しているこの涙が見えないの!!?

 痛い痛くないって痛覚の話じゃないでしょ!!?

 何なのよこの街の住人達は!!?

 何雁首揃えて一人の女の子を泣かせてるのよ!!?

 何でこの子が苛められてるのを見て誰も止めに入らないのよ!!

 何でこの子の心の悲痛の声を無視するの!!?

 普通こんなことされたら誰でも嫌だってことが何でわからないのよ!!」

 

 

「「「………」」」

 

 

タレス「……つくづくこのフリンク族というのは話を聞いてるだけでも虫酸が走りますね。

 元は同じダレイオスの民としてマテオと戦うために立ち上がった同志だったのだと思うと不快です。

 貴方達は攻撃してこない相手にしか攻撃できないんですか?」

 

 

カオス「……こんな嫌なことをされる人の気持ちが分からない人達がいるところにカーヤを置いてなんておけない!!

 

 

 カーヤ!!

 こんな人達なんてカーヤが守らなくていいんだよ!!

 俺達と一緒にここを出「カーヤを連れていかれては困りますね。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「貴殿方は我々の生命線をどこへと連れていこうと言うのですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………フラットさん………。」

 

 

アローネ「このようなまだ成人にも満たない少女をいたぶるような劣悪な環境でカーヤを放ってはおけません。

 貴殿方がカーヤをそこまで忌み嫌うのでしたら私達がカーヤを保護します。」

 

 

ウインドラ「街の被害を最小限に抑えたにも関わらずこんな仕打ちをされるのではカーヤもたまったものではないだろう。

 やはりカーヤは殺さずに連れていくことにする。」

 

 

 

 

 

 

フラット「ほほう………?

 貴殿方がカーヤを引き取ると………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーヤ、

 こんなことをこの方々は仰っているがどうする?

 この方々に付いていくのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タタッ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ「「「「「!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーヤはフラットに問いに返事はせず無言でこの場を去っていった。方向はラーゲッツが飛んでいった方だ。先程の指示通りラーゲッツを追うのだろう。と言うことは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「………残念ながらカーヤは貴殿方とは共にこの地を去りたくないようですね。

 それはそうですよ。

 カーヤには幼い時からこのフリンク領の外にはモンスターやヴェノムよりも質の悪い八つの部族がいると教えてきました。

 カーヤは何度かブルカーンとも戦っていますし私達が真実を伝えていることも理解しています。

 ですのでカーヤがこの地を去ることは永遠にありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………ですが貴殿方は今私達をからカーヤを取り上げて私達のことを危険に晒そうとしましたね………?

 誠に申し訳ないのですがそんな方々にいつまでもここに滞在させておくのは私達にとっては不利益しかありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴殿方はこの地で何もなさらなくてよいの即刻このフリンク領から立ち去っていただき願いたい。」

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