テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
リスベルン山 ??? 残り期日七十五日
「何だ!?
何があった!!?」
カオス「!!
ウインドラ………!」
ラーゲッツとの戦闘が終わると茂みからウインドラ達が現れた。
アローネ「カオス……!!
!!
………これは………?」
後ろから出てきたアローネがカオスと踞るカーヤ、その側に寄り添うカイメラと、
カオスの足元で倒れているラーゲッツを見て固まる。
アローネ「………今どういう状況なのですか………?」
カオス「……そうだね。
一から話すと………、」
……………………………………………………………………
タレス「………そんなことに………。」
ミシガン「じゃあまだカーヤにはラーゲッツのことは話せてないんだね。」
カオス「これから話すって時にこいつが出てきたせいでね。」
ウインドラ「間の悪い奴だな。
………にしてもこうして見ると本当にこいつが生きていたことに驚かされる………。
俺は
ラーゲッツ「」
ラーゲッツはすっかりのびきっていた。戦った手前バルツィエとして各地に恐怖の名を刻み込む家の一員であったから手加減せずに容赦なく攻撃を叩き込んだのだがなんとも手応えを感じなかった。これならまだヴェノムの主の方が断然強さというものを感じる。
カオス「(………こいつは今のバルツィエの中でも弱い部類の方だとは聞いているけどそれでもこいつが分家とか言うのでは当主格なのは確かだ。
そのこいつがこの程度なんじゃとてもカイメラや他のヴェノムの主を作り出して野に放ったとは考えられない。
もしこいつらがヴェノムの主のウイルスをばら蒔いたんだとしたらこいつらは
行く行くはダレイオスを占領するためにダレイオスの弱体化を謀ったのだとしてもヴェノムウイルスの上位版
それを知らずに他の国にポンと放り込んでも最終的にそれを相手にするのは自分達になるはず………。
………やっぱりダインの言う通りバルツィエがヴェノムの主を作り出したんじゃないんだろうなぁ………。
第一このラーゲッツ自身がヴェノムの主のカーヤに追い払われてたんだし………。)」
実質ヴェノムの主はほぼ同時期に各地に出現した。それは何者かの何らかの陰謀によってヴェノムの主が作られた線が非常に濃厚だ。今のところはダレイオスに敵対していてダレイオスにも渡ってこれるバルツィエが可能性としては高いのだがどうにもそれは間違いであるような気がしてならない。
他に考えられる組織としては未だ所在がどこのどういった組織なのかすら検討が付かない
カーヤ「………」
マウンテンホーンズ「メェェェッ………。」
ミシガン「………それで言っちゃうの?
本当のこと………。」
カオス「…言わないとカーヤは前に進めないと思う………。
もうカーヤにはこれ以上フリンク族の人達と……?こいつのことで苦しんでいいわけがないんだ………。」
ウインドラ「本人には残酷なことになるかもな………。
待ち望んでいた父親がまさかの………。」
タレス「見た目は………こうして見ても似ているところはありませんね………。
カーヤは母親似だったということでしょうか………。」
アローネ「父親似でなくて良かったとは思いますが能力の面に関しましては父親依り………、
………いえ父親以上のポテンシャルを秘めていると思います。
同じ炎使いで既にカーヤは父を越えていらっしゃる………。
………これでこの方が普通の人柄でさえあればカーヤも報われる話なのですが………。」
カオス「………それでも言うしかないな………。
カーヤ………、
さっきの話の続きなんだけど………。」
カーヤ「………」
カーヤは虚ろげな目をした顔をカオス達に向けた。暗い闇の中をさ迷うその目の奥にはもう一分の希望すら光ってはいなかった。
こんな目をする彼女に真実を突き付けても精神が砕けてしまわないかという心配はある。
………それでもこのまま彼女が永遠に抜け出せない闇をさ迷い歩くよりかはマシなはずだ。ナトルやフラット達の虚実が発覚した今、カーヤはやっと真実を知る機会を得たと言えよう。そういう意味ではラーゲッツはいいタイミングで現れてくれた。カーヤが実の父がアルバートだと思い込んだままラーゲッツが真の父だと告げても受け入れてもらえない可能性があった。しかしそれも今となっては“では真実は何なのか?”という思考に変わることだろう。カーヤの父親がフラットでもアルバートでもないのだとしたらでは誰がカーヤの父親なのか、彼女の情報の中にはその二人以外には見付けられない。だからこそ今こうして絶望の淵に沈んでいる。………カーヤの父親は実は今目の前にいるということを伝てあげなければ………、
………問題はカーヤにそれを伝えて次にラーゲッツがどう反応するかなのだが………、
カオス「………カーヤのお父さんは………実は………、
………ここにいるラーゲッツなんだ………。」
告げてしまった………。
カーヤが求めていた父を遂に………、
これを聞いたカーヤは果たして…………………。