テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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自白

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………ヴェノムの主出現の全ては()()()()()()()()()()()()()()()のです………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゲダイアン消滅………、

 十六年前、()()かがゲダイアンを消滅させた………。

 私達もその何者かについては未だ確かな情報を掴めてはおりませんがその事件によってダレイオスはマテオへの戦意を削がれ連合国ダレイオスは瓦解しました………。

 ダレイオスで起こったゲダイアン消滅はマテオにも伝わりそれによりマテオから様子を伺うに来たラーゲッツがこの地で不貞を働き………カーヤが誕生した。

 ここまでは貴殿方の話が正しかったことは認めます。」

 

 

ウインドラ「ここから先がフリンク族がどうしても伏せておきたかった真実が隠されていたのだろう?」

 

 

フラット「……ッ!!」

 

 

 ウインドラの問いかけに息をのむフラット。その様子から彼がとても緊張しているのが分かる。

 

 

ウインドラ「……ゲダイアン消滅、ダレイオス国家崩壊、そしてカーヤ誕生から十年後、つまり今から六年前にマテオで動きがあった。

 マテオはダレイオスとの約百年の休戦から遂に開戦しようとしていた。

 その偵察として北東のアイネフーレの村に踏みいった。

 ………本来なら偵察だけのはずだったんだが粗暴なバルツィエ達がそれだけで留まることはなくタレスの村を荒らしてタレスを拉致した。

 その情報がまだ戦意を失ってはいても国家としては一応機能していたダレイオス全土に広まった。

 それは勿論のこと、このフリンク領にも。

 

 

 ここから()()()()()()までは事実なんだろう、フラット殿?

 俺達にはその大事な()()()の話を省いて伝えたんだ。

 フラット殿の話を聞いてカーヤがまだこのフリンク領内にいるから俺達は自然とカーヤがずっとこのフリンク領から出たことが無いのだと信じきってしまっていた。」

 

 

ミシガン「実際はカーヤを………、

 ………まだ十歳になったばかりの子供をヴェノムに感染したことを理由にここから追い出したんでしょ。

 自分達がカーヤをどうすることもできないからって外のことを何も分からないカーヤを追放した………。」

 

 

タレス「…その結果………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーヤが各地を放浪しまったせいでヴェノムの主が誕生してしまった………!

 カーヤがダレイオスを回ってギガントモンスターや通常のモンスターに接触することで飢餓で消滅しない不死身の主達が誕生させてしまった!!

 ………アンタ達はカーヤが戻ってきてその事にいち早く気付きカーヤのことを隠蔽しようとした!!

 だからアンタ達はカーヤのことについて頑なに嘘を重ねていったんだ!!

 

 

 自分達が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ということを他の部族達に知られないように!!

 そのせいでアイネフーレは………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザスッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「ヒグッ!?

 やっ、止め………!?

 私達は……!?」

 

 

 タレスが勢い余ってフラットの肩を斬りつける。フラットも本気でタレスが斬りつけてくるとは思っていなかったようでパニックに陥る。

 

 

ウインドラ「ヴェノムの主による犠牲者は()()()()()か………。

 このフリンク領からしてみればそれは事実だったんだろうが大元がこの地から始まったのだとしたらその数は誤りだ。

 

 

 実際の犠牲者はアイネフーレ、カルト、ブロウンがほぼ全滅、他の部族達も半数に及ぶ人が犠牲になった。

 どこの部族もバルツィエがヴェノムの主を作り出したのだと疑っていなかったよ。

 

 

 まさか身内にヴェノムの主を作り出した原因がいたとは夢にも思ってなかっただろうな?

 このことが公になればフリンク族はマテオの他にもこのダレイオスの残りの部族全てが敵に回る。

 だからそのことを隠しておきたくて必要に俺達に真実を悟られないようにここを素通りさせようとしたり俺達のダレイオス再統合計画に積極的に荷担しようとしたんだろう?

 自分達が()()()()()()()()()()()()するために………。」

 

 

アローネ「カーヤが戻ってきてからの話は特に不審なところはありませんでした………。

 その辺りのことは事実なのでしょう。

 …しかし疑問に思ったところはカーヤに火を纏わせて姿を隠すようにしていた点です。

 あれはフリンク族の者からヴェノムの主が現れたのを隠すという体裁を目的としたものではなく()()()()()()()()()()()()()()()()()()という目的があったのではないですか?

 火というものはそれだけで人を寄せ付けない効果があります。

 夜でも明るく目立つ火を纏う生物がフリンク領にいては他の部族もフリンク領に近付けませんから。」

 

 

 カーヤならではの上手い隠し方だ。本当に隠しておきたかったのはフリンク族の血を半分受け継ぐカーヤ………、

 

 

 ………自身よりもカーヤという存在そのもの。六年前にヴェノムの主が出現した過程でダレイオスの各部族達が皆バルツィエの仕業だと思い込んでいたのはその時期にバルツィエがダレイオスに渡って来たからだ。

 

 

カオス「……もしかすれば六年前にカーヤがレアバードで各地を移動してるのを見た人がいるかもしれないね。」

 

 

ウインドラ「カーヤがどういった存在なのか知らない者からすればレアバードに乗っている………と言うだけでバルツィエと認識する。

 バルツィエがヴェノムの主を作り出したと広まったのはそういった経緯があったんだろう。

 カーヤのレアバードの登場の仕方は独特だからな。

 あんな乗り方するバルツィエがいたとなれば誰かしらの記憶に残っていても不思議ではない。

 

 

 追々裏を確認してみればカーヤがヴェノムの主を発生させたという事実が発覚する。」

 

 

ミシガン「カーヤが通ってからカーヤに触れたモンスター達が後でヴェノムの主になったんだね。」

 

 

 

 

 

 

アローネ「フラットさん………、

 

 

 ここまでで私達の推理に何か食い違う点がございますか?

 それともこの推測はただの戯れ言と切り捨てますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しっ………、仕方がなかったんですよッッッ!!!?

 私達はあの時ああするしか無かったんです!!!

 カーヤをフリューゲルから追い出すしか手は無かったんだ!!!!」

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