テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
フラット「わっ、私達はただ私達がしたことはダレイオスではごく普通に行われてきたことで………!?」
アローネ「その行ってきたことというものがどれ程人道に反していることだか理解しておられますか!?
貴殿方は誰一人として味方のいない幼い一人の少女を追放しただけでなく六年もの間道具のように扱いそれでいてカーヤを処分するように私達に命じたではないですか!!?」
カーヤ「………処分………?」
アローネ「………こんな手酷い扱いを受けてなお貴殿方に従わされ続けたカーヤを見て何も思うところは無かったのですか!!?
貴殿方は自らがこのような仕打ちをされたらどのような気持ちになるのか分からないのですか!!?」
アローネがフラットに叱責する。こういった奴隷の扱いの酷さに過剰に反応するアローネ。アローネは身内にいた義理の兄のことをカーヤに当てはめて感情的になっているのだろう。その分普段は見せないような気の昂りにカオス達も圧倒されるが………、
フラット「………前にも言いましたが私はカーヤのことを自分の娘として愛することは「娘として愛せなければ仇の娘になるのですか!!」!?」
アローネ「…私達がカーヤと接した時間は貴殿方に比べてほんの少しの間だけしかありませんでした………。
ですがその短い期間の間でもカーヤはマテオのバルツィエのような野蛮な人格者だとはとても思えません!!
そう!!
カーヤはバルツィエの血を受け継いでいることとヴェノムによる自我の崩壊が無い以外では特筆して貴殿方にこんな仕打ちをされるような子ではない!!
私達や貴殿方と同じくどこにでもいる普通のエルフなのです!!
それを個人の出生というその本人にとっては変えることのできない点で差別をする貴殿方は私はとても人のする事だとは思えません!!
………貴殿方こそが………、
真に淘汰されるべき立場であるはずです!!!」
フラット「ぐぅっ………!!」
タレス「いい加減に自分達が間違っていたと認めたらどうですか………?」
ウインドラ「バルツィエ達は自分達が悪党だと自覚して悪事を働いている。
奴等は自分達の悪事は伏せたりなどしない。
奴等は………………このような言い方は変だが奴等は
誰かを傷つけることがあればバルツィエはそれを隠したりせず堂々とその行いを公表する。
………今のお前達を見てるとどうにも俺の目にはお前達フリンク族は
フラット「!!?
黙って聞いていれば好き放題貶してくれますねぇ……!!
私達は「では認めるとしましょう」!?」
ナトル「我々フリンク族は己が犯した過ちを認めます。」
フラット「族長!!?」
フラットを問い詰めてると急に横からナトルが割ってはいってきた。
ナトル「私達は大変なことをしでかしてしまった。
その罪は潔く認め他の部族達にもその事を告白します。
ですのでフラットをあまり強く責めないでください。
全ては私がそう指示したのです。」
アローネ「ナトル族長が………?」
ナトル「はい、
………私達も始めは他の部族に伝えるべきだとは思いました。
カーヤを追放してからまたこの地に戻ってくるまでの間は私達の誰もがカーヤがどこをさ迷っていたのか知りませんでした。
カーヤが戻ってきてから暫く経った後にセレンシーアインで私は他の各部族達からバルツィエが
その時はまだ私達は事態がバルツィエの仕業だと思い込んでいたのです。
それからすぐにダレイオスの部族達が各々の地に戻ることになりダレイオス国家は離散した。
私は最後にフリンク領以外の地に現れたヴェノムの主とやらはどのように発生したのかを質問してみました。
………すると返ってきた答えは貴殿方の推測した通りのものでしてそこでやっと私達はカーヤがヴェノムの主の大元、すなわち
後でフリューゲルに戻りカーヤに話を聞き出してからそれが事実だと発覚しましたがその時には既に各部族が統治する土地はヴェノムの主が徘徊する危険な閉鎖空間と化してしまっており私達には他の部族達にそのことを通達することができなくなっておりました………。」
タレス「…上手く話を繋げてきましたね。
それでボクが納得すると思ってるんですか?
そんなアドリブ話を素直に信じると本気で「ですので」」
ナトル「このダレイオスに発生したヴェノムの主災害の責任を後日皆様の功績によって解放された土地の部族達に正直にお話致します。
………そしてその責任を………、
カオス「…………なんだよそれ………。
結局そこに結びつけたいだけじゃないか!!」
アローネ「カーヤが追放されたのは当時まだ十歳という年齢です。
であるば責任は彼女にではなく彼女を保護する立場にある貴殿方大人の責任であると思われますが?」
ナトル「子供が犯した過ちは大人が責任をとる………。
至極もっともな意見だとは思います。
けれどそれはそれが
ミシガン「普通の子供である場合………?」
ナトル「カーヤは六年前は子供………それは正しい認識です。
ですがヴェノムに感染してからは
人でないモンスターが罪を犯したのであれば人の法はそのモンスターを殺処分するのが古くからの決まりです。」
ウインドラ「カーヤに全ての責任を背負わせて消すつもりなのか!
このクソッタレどもめ!!」
ナトル「全ての責任ではありませんよ。
私共も責任をとって貴殿方がダレイオス再統合を成し遂げた際にはフリンク族は最下層の階位に格下げすることを提言致します。
そしてカーヤが死ぬことによって他の部族への一応の立て前はたつことでしょう。
カーヤが死ねばこれ以上ヴェノムの主が生産されることはない。
元々はラーゲッツとカーヤが蒔いた種なのですからその二人さえ死ねばダレイオスはもうヴェノムとヴェノムの主に怯えることも無くなる。」
タレス「とことんバルツィエ以下………バルツィエ以上の畜生ですね。」
ミシガン「信じられない………、
この人ってカーヤのお祖父ちゃんにあたる人なんじゃないの………!?
よく平気でそんなことを…!」
アローネ「貴殿方の考えは理解しました。
しかしカーヤを処分する話に賛同はできません。
私達はカーヤを「もういい!!」」
カーヤ「………もうカーヤのことでそんなにお兄さん達とおじいちゃんが言い争うことはないよ………。
カーヤが………、
いなくなれば解決する話なんでしょ………?
………だったら………、
カーヤはそうするからもういいの………。」