テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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二度死んだ男

リスベルン山 ??? 残り期日七十五日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「ラッ………ラーゲッツ……!?

 そんな死んでいたんじゃ……!?」

 

 

 今しがた地面に埋まっていて掘り返したら何事も無かったかのような様子を見せるラーゲッツ。

 

 

ラーゲッツ「ふぅ………!

 あぁ苦しかった!

 せっかく生き返ったってのに地面の中で身動きできなくてどうしようかと思ってたんだよ。

 お前が土を除けてくれたんだな。

 ………誰だお前?」

 

 

フラット「いっ、生き返った!?」

 

 

 よく観察してみれば土を被って服は汚れているが胸の辺りに刺し傷があるのが分かる。そこを貫かれて絶命していたのは確かだろう。………つい先程掘り起こすまでは。

 

 

ラーゲッツ「…俺がお前に誰かって訊いてるんだ。

 お前はそれに素直に返事すりゃあいいんだよ。

 で、お前は誰だ?」

 

 

フラット「!

 わっ、私はフリンクの「あぁやっぱいいや。」?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「…それよりもフリンク族ってんならあいつらのこと知ってんだろ?

 カオスと偽カオスと………、

 

 

 ………俺の娘を名乗るあのガキはどこいった?

 全員俺がぶっ殺してやる。」

 

 

 

フラット「!?

 カーヤを殺すと言うのか!?

 あいつはお前の娘なんだぞ!?」

 

 

ラーゲッツ「ふざけるな。

 俺に娘なんていねぇ。

 俺の足を引っ張るような娘なんざ俺の娘なんかじゃねぇんだよ。」

 

 

フラット「………」

 

 

ラーゲッツ「………言わねぇつもりなら俺はお前を殺すだけだが」「待ってくれ!」

 

 

フラット「言う!

 言うさ!

 カーヤは()()()()西()()()()()()()()()()()()()()!!

 彼等はカーヤと一緒にそこに行く手筈だったんだ!」

 

 

ラーゲッツ「西に………?

 嘘はついてねぇだろうな?

 またテメエらのところで匿ってたりするんじゃ「本当だ! 」」

 

 

フラット「彼等は今ダレイオス全土に生息しているヴェノムの主を討伐する旅に出ている!

 ここでのヴェノムの主もカーヤを………フェニックスを無力化することに成功して次はブルカーンの地に行ってもらうようお願いしたんだ!

 今フリンクとブルカーンは非常に面倒なことになっててブルカーンの様子を探るべくそこに向かってことになってる!!

 地図の位置からしても彼等がここにいたってことはそれが真実だからだろう!!?」

 

 

ラーゲッツ「………そういやここはお前達の住みかから西の方の山だったな………。

 ルートとしてはそのまま更に西のそっちの方面に行くのが合理的だな。」

 

 

フラット「信じてくれるのか!?」

 

 

ラーゲッツ「………あぁ、

 お前はどうやら嘘は言ってねえようだな。」

 

 

フラット「そ、そうか……!」

 

 

 フラットはいっぱいいっぱいだった。ラーゲッツが甦ったことでも気が狂いそうなくらい動揺していたがそれよりも今はこのラーゲッツの機嫌を損ねて殺されないようにするだけで限界だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………ところでよ?」

 

 

フラット「なっ、なんだ!?」

 

 

ラーゲッツ「今俺猛烈に()()()()()んだよ。

 何か食い物寄越せよ。」

 

 

フラット「食い物……!?

 そんな急に言われても私は何も持っていないぞ!?」

 

 

ラーゲッツ「何言ってんだよ。

 ちゃんと食い物持ってるじゃねぇか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュゥゥゥゥゥゥ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「………は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………テメェの、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブジュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「!!!?

 おっ、お前はその体どうなって………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぐああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………ふぅ、

 こんな感じになるんだな。

 体が徐々に馴染んできたぜ。

 ………これからは人も()()()()()()なったんだな………。

 

 

 …まぁいいか。

 そんなことよりもガキ共を追うのが先だな。

 手っ取り早く飛んで………?

 

 

 ………何だよ。

 剣も()()()()()()()()()も無ぇじゃねぇかよ!

 あの糞共持っていきやがったな!

 チッ!!

 歩いて行くしかねぇのかよ!!

 かったりぃことさせてくれんじゃねぇか!!」

 

 

 自分の持ち物が何も無くなってしまっていることにフラットを()()()()()()()気付くラーゲッツ。

 

 

ラーゲッツ「………喚いていても始まらねぇな。

 とりあえず俺は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 西に向かえばいいんだな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラーゲッツは西に向かう。彼等カオス達に追い付き彼等に仕返しをするためだ。彼が受けた痛みを何倍にもして返すため、

 

 

 

 

 

 

 そして彼が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラーゲッツは確かに胸を貫かれて死んでいた。心臓は肺といった器官に槍が刺さってだ。それを一人でに治癒することは人の身ではあり得ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを治癒したのはウインドラに最期槍を刺された際にラーゲッツが奥歯を噛み砕いて発動した()()()()()()ラーゲッツを甦らせたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオス達が終わったと思ったラーゲッツの脅威がまだ去っていないことを知るのはもう少し先のことだった………。

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