テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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アインワルドに会いに次の地へ

リスベルン山 麓 残り期日七十四日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「よし、

 じゃあアインワルド族の住むユミルの森に行くとしようか。」

 

 

 昨日カーヤを連れてリスベルン山の麓まで降りてきてそのままキャンプをした。カオスとウインドラ以外の四人は疲れていたようで直ぐに就寝していたが起きるのは皆ほぼ同時だった。

 

 

アローネ「えぇ、

 次のアインワルド族を苦しめているという“食人植物アンセスターセンチュリオン”を討伐しに………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………ですが………。」

 

 

カオス「ん?

 どうした………の?」ギュッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「……カーヤ?」

 

 

 カーヤはカオスの背中に隠れて他の四人と視線を合わせようとしない。どうやら人見知りしているようだ。

 

 

アローネ「あの………カーヤ………さん?」

 

 

カーヤ「!」ビクッ

 

 

アローネ「………私達は貴女に危害を加えるつもりはありませんよ?

 そんなに警戒なさらないでください。」

 

 

カーヤ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギュゥゥゥ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(……痛いなぁ………。

 凄い握力だ………。)」

 

 

 アローネに話し掛けられてカーヤはカオスの腰に触れている手に力を込める。まだ皆には心を開いていないのだ。

 

 

タレス「…まぁ、

 直接話をしたのは昨日が初めてですからね。

 そういう反応になってしまうのも無理はありませんが………。」

 

 

ウインドラ「何でカオスは平気なんだ?

 カオスとはフリューゲルに来た初日と………、

 後二回目と昨日俺達と会う前に少し会っただけだろう?

 そんなにカオスと俺達で差が出てくるとは思えないが………。」

 

 

ミシガン「って言うかこういうのって普通は同性同士の方が先に打ち解けていってそれから男子って流れじゃないの?

 何でカオスに?」

 

 

 四人はカーヤが妙にカオスに懐いているのを見て訝しむ。実際のところはカオスも何故こうもカーヤと距離が近いのが分かっていなかったが………、

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………貴方達は………カーヤとこの人と違って()()()()()()()()………。

 普通の血の人は………少し怖い………。」

 

 

カオス「血………?」

 

 

アローネ「血………。

 ………!

 カーヤさんは私達が混血かそうでないかが分かるのですか?」

 

 

カーヤ「…うん………。」

 

 

ウインドラ「それは………あれか………。

 フリンク族の気配を感じとる力か。

 その力は相手がどういった生まれなのかも分かるのか?」

 

 

カーヤ「なんとなくだけど………。」

 

 

タレス「なんとなく?」

 

 

カーヤ「………カーヤにはその人が純粋な血かカーヤのような血なのか分かる………。

 ここにいる人達の中でこのお兄さんだけがカーヤと同じ血を持つ人………。」

 

 

 そういってカーヤはより強くカオスを掴む手に力を入れる。

 

 

カオス「(痛い痛い痛い痛い痛い痛い………。)」

 

 

アローネ「…これはきっとハーフエルフと言うよりはバルツィエ特有のマナに感応して………、

 

 

 

 

 

 

 ………………一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

 

カーヤ「なっ、何?」

 

 

アローネ「………貴方は相手のマナを感じとることができるのですよね?

 フリンク族が持つスペクタクルズのような能力だと伺っておりますが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その能力で今私達がどういう状態なのか調べることはできますか?」

 

 

カーヤ「………?」

 

 

ウインドラ「どうしたんだアローネ?

 何故そんなことを今………?」

 

 

アローネ「…ずっと気になっていたのです。

 カオスと………精霊王マクスウェルに接触してから私達はこの世界で無敵と恐れられたヴェノムに強い力を得ることができました。

 ダレイオスに渡る際に授かったこの力は一体どのように作用してヴェノムにダメージを与えているのか………皆は気になりませんか?」

 

 

ミシガン「それは………。」

 

 

タレス「アローネさんは始めからこの力を持っていませんでしたっけ?」

 

 

アローネ「私もそう思っていましたがカイクシュタイフの洞窟で誰かが私に語りかけてくる声を聞きました。

 私に関しては分かりにくかったのですが私にも精霊王の()というものを受け取っているようなのです。

 ですから私にも何かしら精霊王によって変化が起きていると思うのです。

 

 

 私は………それが知りたい………。」

 

 

カオス「………」

 

 

アローネ「お願いしますカーヤさん………。

 貴女のお力で私達がどういう状態にあるのか調べることは可能でしょうか?」

 

 

カーヤ「それは………できないこともないけど………、

 ………ただ………。」

 

 

ウインドラ「何か問題があるのか?」

 

 

カーヤ「…うん………、

 お姉さんのお願いは聞いてあげたいけど………、

 ………カーヤにはどうしてもその前に()()()()()()()()()()()()()ことがあるの………。」

 

 

カオス「答えてもらわないといけないこと………?」

 

 

 フリンク族の能力には何か相手の状態を調べるのに必要なものがあるのだろうかと思うカオス達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………しかし、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………お兄さん達の()()………、

 ………まだ教えてもらってない………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・タレス・ミシガン・ウインドラ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………あぁー、

 思い返してみれば私達まだ貴女に自己紹介しておりませんでしたね………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーヤとアローネ達が合流した時にそこにはラーゲッツがいたのでのんびりと自己紹介する時間がなかった。皆ラーゲッツを警戒していたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………じゃあとりあえずは皆の名前を知ってもらうところからだね………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオス達は簡単な自己紹介をして先程の話を進めることにした………。

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