テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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力について

リスベルン山 麓 残り期日七十四日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「…それでカーヤさん、

 私達のことなんですけど………。」

 

 

カーヤ「う、うん………。

 えっとね………。

 カーヤの印象的にね………。

 アローネさん達は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()って感じがするの。」

 

 

アローネ「マナが澄んでいる………?」

 

 

タレス「それはどういう状態なんですか?」

 

 

 あまりに抽象的な表現で再度説明を要求するタレス。それに対しカーヤは、

 

 

カーヤ「普通の人達のマナはね?

 よくみると六つの属性のマナが混ざりあってごちゃごちゃしてるんだけどアローネさん達のマナはそれぞれ()()に染まりきってる………。

 多分アローネさん達って一つの属性の魔術しか使えないでしょ?」

 

 

ミシガン「!」

 

 

ウインドラ「………その通りだ。

 しかしよくそこまで分かるな。」

 

 

カーヤ「この能力はフリンク族特有のものだから………。」

 

 

アローネ「…まぁ、

 概ねの内容は把握しました。

 それでこの能力が何故ヴェノムに有効なのかは分かりますか?」

 

 

カーヤ「………カーヤの感想だけどアローネさん達のマナと普通の人達のマナは大分違う性質を持ってる………。

 普通の人達と違ってアローネさん達のマナは()()()()()()()って感じがする。」

 

 

アローネ「マナが生きてる………?」

 

 

カオス「どういうこと………?

 マナって普通は………生きてるものなんじゃないの?」

 

 

カーヤ「うん、

 それは合ってるよ?

 けど普通の人達とアローネさん達のマナとでは生命力が段違いに違うと思う。

 

 

 普通の人達のマナは体から離れたら直ぐに消えてしまうくらい生きる力に乏しいけどアローネさん達のマナは多分離れても暫くは力が残り続けてる。

 それがヴェノムに効く理由なんじゃないかな?」

 

 

ウインドラ「どう言うことだ?

 マナが残るか残らないかでヴェノムを打ち払えると言うのか?」

 

 

カーヤ「それは少し違う………。

 アローネさん達のマナは一言で言うと………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()………が違うって言うのかな………。

 みなぎるマナそのものが全くの別物って言うか………。」

 

 

カオス「存在力………?」

 

 

カーヤ「ヴェノム達は皆がね?

 ヴェノム達より存在力が下の人達のマナを吸収しちゃうの。

 この世界の人達はそれで皆ヴェノムに殺られちゃうんだよ。」

 

 

タレス「それはよく理解してますが………、

 存在力という表現は初めて聞きましたね。」

 

 

カーヤ「アローネさん達はその生命力がヴェノムよりも上だからヴェノムに攻撃が効くんだよ思うよ?

 アローネさん達の存在力がヴェノムの存在力を上回っているから。」

 

 

ウインドラ「ふむ………。」

 

 

カーヤ「でも普通の人達のマナは………沢山の人を見たことがあるけどどの人も体とマナが上手く適応していないというか………なにかしら得意な属性の術があったとしてもそれ以外の属性のマナが足を引っ張ってて………余分なマナを持ちすぎてる………。

 だからヴェノムに負けちゃうの………。」

 

 

アローネ「!

 今の説明ですとほぼ全ての人々が生まれながらにして複数の属性のマナをもつためヴェノムに敗北してしまうことが決定していますが貴女は………?」

 

 

カーヤ「カーヤは………、

 火の一つしか使えなくて………、

 それでも存在力がヴェノムより上だったみたいで平気だったみたい。」

 

 

ウインドラ「……なるほど………。

 ヴェノムは単純に一つの力に特化した力には弱いが逆に六属性のマナを多く取り揃えた者達の力には強いということだな?

 マテオは元々ダレイオスからの移民達が建てた国だ。

 マテオの住人達はダレイオスでいうところのハーフエルフだらけだから大抵の者が二つから六つの属性のマナを持っている。

 そういう余分な成分があるからマテオの者達はヴェノムの誰一人として抵抗を持つ者がいないのだな。」

 

 

ミシガン「その理屈で言うとハーフエルフはヴェノムに勝てないんでしょ?

 男でカーヤは感染してても平気だったの?」

 

 

アローネ「…恐らくバルツィエの血が強く作用しているのではないでしょうか?

 バルツィエの家計は代を重ねるごとにマナが強くなっているらしいですから。

 ………今のところはまだワクチンを使わない限り直接ヴェノムを倒す段階には来ていないようですが近い将来もしくはこれからのバルツィエの世代にカーヤのような方が現れないとも限りません。」

 

 

タレス「言われてみれば純粋なマナといったらバルツィエの連中も一部を除いては一つの属性に特化した戦闘スタイルですからね。」

 

 

カオス「……纏めるとこうなるのかな?

 普通の人達→ヴェノム→精霊の力を得た俺達とヴェノムの主みたいな関係に………。」

 

 

アローネ「私達は絶対にヴェノムのように一般の人々からして無敵と言うわけではありませんがね。」

 

 

ウインドラ「俺達は一般人が俺達の相反する属性の術を使われたらそれだけで即アウトだ。

 決して三竦みの関係じゃない。」

 

 

カーヤ「…アローネさん達に関してはそんなところだと思う………。

 

 

 

 

 

 

 ………けどカオスさんに関してだけはちょっと事情が違う気がする………。

 マナが澄んでるとかじゃなくてもっと別の何かがカオスさんの中に………。」

 

 

カオス「………うん、

 分かってる。

 それについては俺も………。」

 

 

アローネ「………ありがとうございましたカーヤさん………。

 私のお願いを聞いてくださって………。」

 

 

カーヤ「?

 ………うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………できれば………純粋な俺の力がどんなものだったのか知りたかったなぁ………。)」

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