テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ミストを訪れし者

ユミルの森 入り口 夜 残り期日七十四日

 

 

 

 リスベルン山を出立してからユミルの森に到着したカオス達だったが到着した頃には夜になってしまった。

 

 

ウインドラ「日が暮れてしまったか………。

 今日のところはこのままユミルの森に入るのは危険だな。」

 

 

アローネ「えぇ、

 暗い中で森の中へと入るのは遭難する確率が高くなりますからね。

 今日はここまでです。」

 

 

 その言葉を合図にカオス達はキャンプの準備に取りかかる。

 

 

 

 

 

 

 そんなカオス達をよそ目にカーヤは、

 

 

カーヤ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシュンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「カーヤ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーヤは一人で近くにあった木の枝に飛び乗ってそこでじっとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「…まさかあそこで就寝するつもりなのでしょうか?」

 

 

タレス「まだ完全に心を開いてはくれていないようですね。」

 

 

ミシガン「昨日は一緒に寝たのに………。」

 

 

ウインドラ「昨日はカーヤも傷付いて誰かに寄り添いたかったんだろう。

 ずっと孤独に生きてたようだしな。

 それが今日になって俺達との距離にまだ戸惑ってるところとみた。

 ………まだまだ彼女が俺達に馴染むには時間が必要だということだ。

 一緒に出ていく決意をしてくれただけでも今は十分だ。

 ここはカーヤを尊重しよう。」

 

 

アローネ「そういうことでしたら………。」

 

 

 昨日の今日ではカーヤとカオス達五人には仲間としての距離があった。一人で生きてきた彼女にいきなり足並み揃えて同じことを強要したところで彼女と余計な確執ができても仕方がないことだ。なので五人はカーヤのやりたいようにさせることにするが、

 

 

ミシガン「………カーヤちゃん!

 寂しくなったら降りてきてもいいからね!!」

 

 

 ミシガンがカーヤにそう告げる。対してカーヤは、

 

 

カーヤ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プイッ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「ありゃ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メーメーさん「メェェッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!?」

 

 

 

 

 

 

 ミシガンがカーヤに木の下から話し掛けたら木の上からはカーヤの代わりにカイメラが返事を返してきた。

 

 

ウインドラ「いつの間にカイメラまで木の上に………?」

 

 

タレス「あの蹄でどうやって木に登ったんでしょうか?」

 

 

ミシガン「カイメ………メーメーさんがカーヤちゃんにはついてるみたいだね。

 それなら問題ないか。」

 

 

アローネ「そうですね。

 メーメーさんが一緒なら寂しいということはないでしょう。」

 

 

タレス「…というかカーヤさんを連れてきたらカイメラも付いてきましたね。」

 

 

カオス「そうみたいだね。

 でもカイメラも本当はカーヤに会いにフリンク領まで来たみたいだしカーヤにとってはカイメラは一番の友達らしいから一緒にいてもいいんじゃないかな?」

 

 

タレス「元はカルトとブロウンを滅ぼした悪魔ですよ?」

 

 

カオス「今のカイメラにそんな力は残ってないだろ?

 カイメラだってヴェノムウイルスでおかしくなってたって話だしそんな過去のことは今のカイメラには関係ないよ。」

 

 

アローネ「全てはヴェノムウイルスが災いしたことです。

 ヴェノムさえ無くなればメーメーさんはどこにでもいる普通の山羊ですよ。」

 

 

タレス「………もうメーメーさんって名前を皆さんは受け入れてるんですね。

 ………そこまで言うのならボクからは何もありませんが………。」

 

 

ウインドラ「そうだな。

 俺達にとっては()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ダレイオスのヴェノムの主達はヴェノムウイルスによって生来を狂わされた哀れなモンスター達だ。

 ならそのウイルスの驚異さえ無くなれば無理に倒すこともないだろう。

 ましてや今はカーヤの唯一心をケアする間柄のようだ。

 特に害がなければこのままでいいだろう。」

 

 

 カオス達はフリンク領に来てカーヤを仲間に引き入れた。それに伴いつい先日敵として戦っていたカイメラも同行するのを認めることにした………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………彼女には………、

 ………カイメラという友………、

 ()()とも言えるような心の支えがいたようですね………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………今の私にはそれが………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秘境の村ミスト 同時刻朝方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「………へぇ、

 アルバートがここでねぇ………。」

 

 

村長「えぇ………。

 十年前までは村の一員としてここで住んでおりました………。」

 

 

フェデール「もう一度お聞きしたいんですがアルバートの家族は………?」

 

 

村長「………カオス一人でした………。」

 

 

フェデール「………そうですか………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………アルバートの家族はカオスただ一人………。それならダレイオスでランドールは何故カオスに姉がいるだなんて勘違いをした?詳しく調べてみれば確かにアルバートが死んだことによってカオスは形式上この村長の家に引き取られてそこの娘と()()()()()()()()にはなるみたいだが年齢的に間違っても義姉にはならないだろう。

 

 

 義理の兄妹間の順番が間違っているだけなら理解できるが実の兄妹かを間違ったのはどうだろうか?血筋的にバルツィエと凡人の家の者を間違うか?俺達バルツィエと一般の奴等の魔力の()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「……フム………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………とにかくもうアルバートの家系はカオス以外は出てこないことは確定した。他は病気や事故で他界している。ランドールが勘違いしたミシガンという娘についてはこの村にいた時から何かしら自主的に訓練のようなことをやっていたらしい。平凡な奴等の中にもそれなりに自力を上げてくる奴は多少はいるんだ。現にラーゲッツはそれでレサリナスでウインドラというダリントンの隠し玉に殺られている………。ミシガンという娘もそういった類いの力を持っていたということだろう………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………しかし気になるのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 調査すればするほど不可解な答えが返ってくる。一体どうしたというんだカオスは………?

 

 

 カオスが幼少期に………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔力欠損症を患っていただと………?

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