テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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うさにんマクベル登場

ユミルの森 残り期日七十三日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ふぅ!

 危ないところを助けていただき感謝するでやんす!

 危うく猛毒兎から昇天兎になるところでやんした!」

 

 

カオス「…今度から先のことを考えて行動した方がいいですよ?」

 

 

アローネ「そうです。

 私達がいなければ貴方は貴方の持っていた毒のナイフで命を落としていたところなのですよ。」

 

 

???「ハハァ!

 今後はこのようなことがないよう肝に銘じておくでやんす!

 俺っちもこんなことで一つしかない大切な命を失ってしまうようなことは勘弁でやんすからね。」

 

 

ミシガン「…にしても何で毒のナイフ持っていながら自分を切っちゃうかなぁ………。」

 

 

ウインドラ「今回はメーメーがちょっかいをかけて自衛のためにナイフを取り出したところまではよかったが何故その後に自分を切りつけたんだ?

 刃物であるなら自分を切るよりかはメーメーを切りつける方が効率的だとは思うが?

 毒も塗ってあったようだし………。」

 

 

???「いやぁ、実はこの森にもう()()()()()()()()()()と思い違いをしてましてぇ、

 貴殿方のお連れさんだとは知りませんでしたでやんすからヴェノムに感染した個体に噛み付かれたのだと思いヴェノムに侵されて少しずつ意識を失っていく恐怖を味わうくらいならいっそのこと自分で決着を、と判断した上での行動だったでやんすよ。」

 

 

アローネ「なるほど、

 それでヴェノムに感染したゾンビ相手にナイフは無意味と悟り自身を切りつける結果に………。」

 

 

カオス「(………あれ?

 でも助けてとか言ってたような………。)」

 

 

ミシガン「それで貴方は誰なの?

 アインワルド族じゃないよね?」

 

 

ウインドラ「その耳はつけ耳………では無さそうだな。

 しっかりと皮膚と一体化している………。

 人語を介してはいるが人………か?」

 

 

???「え?

 俺っちのことが分からないやんす?

 そんなまさか………、

 高々六年前後いなかっただけで()()()()のことを忘れたりはしないでやんしょ?

 ()()ならともかく()()()()()()()()()()()()()()()()()()()絶対に覚えているはずでやんす。」

 

 

カオス「…悪いんですけど俺達実はダレイオスの住人じゃないんですよね………。」

 

 

???「はい?

 ダレイオスにいてダレイオスの住人じゃない?

 それはどういう………?

 ………!?

 まさかマテオのバルツィエ………!?

 ヒィィ!?

 とんでもないのに俺っち助けられちゃったってことでやんすかぁ!?」

 

 

ウインドラ「違うぞ。

 俺達はバルツィエに組するものではない。

 マテオの出身であることは正しいがな。」

 

 

???「?

 バルツィエではないマテオの出身者達がここで何を………?」

 

 

アローネ「先に質問していたのは私達なのですが………。」

 

 

 カオス達と謎の自称兎の話が段々と進まなくなってきた。互いに互いの素性が相手に分からないことに疑問を持っているようだった。カオス達からしてみればダレイオス半分以上を旅してきたのだ。カオス達のことを知らないのであれば彼はアインワルド族かブルカーン族のどちらかになるのだがカーヤが言うにはアインワルド族ではないらしい。

 

 ………では彼がダレイオス国家体制崩壊後にフリンク族の領地に侵攻し始めたブルカーンになるが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「貴方は………“()()()()”ですよね?

 ダレイオスの各部族が散り散りになる前までダレイオスにいたあの………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 突然タレスが自称兎に対して確信をつくかのようにそう指摘した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うさにん?「お?

 おぉ~!!

 やっぱりそうでやんすよね!?

 六年で忘れられるほど俺っち達はそんなダレイオスでは影薄くはなかったでやんすよね!!

 よかったよかったぁ!

 俺っち達のこともうダレイオスの誰も覚えてないのかと思ったでやんすよ!

 坊やはもしかしてダレイオスの人でやんすか?」

 

 

タレス「はい、

 ボクはアイネフーレ族です。」

 

 

うさにん?「アイネフーレ!?

 東側の人達じゃないでやんすか!

 アイネフーレの人達にはよく利用してもらっていたでやんすから俺っちも覚えてるでやんすよ!

 九部族の中で最先端ってこともあってスラートの次に活用してもらってて~!

 懐かしいでやんすねぇ!」

 

 

タレス「その節はボクの同胞達がお世話になりましたね。

 物資の運搬の早さには信用があったので多少の不備があっても使わせてもらっていました。」

 

 

うさにん?「いやはやお恥ずかしい限りでやんす!

 俺っち達は誰よりも早くお届け先にお荷物を届けたい一心でやんして決して手を抜いてた訳じゃないでやんすよ?

 ただ気持ちが焦りすぎて代金だけ頂いてお荷物を持っていくのを忘れたりしてただけでやんす。」

 

 

タレス「それじゃただの窃盗詐欺になりますからね?」

 

 

 謎の自称兎とタレスが何故か知り合いかのように話が盛り上がっていた。それを見ていたカオス達は、

 

 

カオス「タレス………、

 この人は一体………?」

 

 

タレス「カオスさん………?

 ………あぁ、

 前に一度カオスさんとアローネさん、ミシガンさん、ウインドラさんの四人にはお話していたと思いますが彼が昔ダレイオスで運送業を営んでいたうさにんです。」

 

 

ミシガン「うさにん………?

 ………なんだっけそれ?」

 

 

ウインドラ「マテオでいうかめにん達のことだよな?

 …確かに一度そんな話をしていたなぁ………。」

 

 

アローネ「ダレイオスに来た始めの頃にその話はタレスかれお聞きしましたね。

 では彼がその………。」

 

 

うさにん?「そうでやんす!

 俺っち達がダレイオスの主な流通を取り仕切っていた()()()()()()のうさにんのマクベルでやんす!」

 

 

カオス「マクベルさん………?」

 

 

タレス「でもうさにんがこんなところでどうしたんですか?

 うさにん達はとっくの昔にダレイオスから撤退していたという話ですが………。」

 

 

 タレスの話ではうさにんはダレイオスが崩壊したことによって職を失い自分達の故郷に帰ったという話だったはずだがなぜそのうさにんがこのような場所に?と思ったカオス達だったが、

 

 

 

 

 

 

マクベル「その事についてなんでやんすが俺っちは調査のために来たでやんすよ!」

 

 

アローネ「調査………?」

 

 

タレス「何の調査なんですか?」

 

 

マクベル「そんなの決まってるでやんすよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダレイオスが()()()()()が出てきたようでやんして俺っち達もダレイオスが復活したらまた仕事を再開できるかどうかの調査でやんす!

 そのために俺っちはこのアインワルド族の巫女様に話を聞きに来たんでやんす!

 本当に仕事が再開できるかどうかの交渉でやんすね!」

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