テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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復活しつつあるダレイオス

ユミルの森 残り期日七十三日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「…って言うと貴方………貴殿方うさにんはこのダレイオスが再興するのを予見してそれを調べにうさにんのいる島からここまで来たということですか?」

 

 

マクベル「そうでやんす!

 俺っち達はいつかきっとダレイオスはまた昔のように元通りになることを祈ってずっとダレイオスを見守っていたでやんす!

 数ヵ月前まではそんな兆しは見られなかったでやんすがここ最近東側のヴェノムの情勢が急激に落ち始めたでやんすからこれはもしやと思いこの森の巫女様に話を聞きに参ったんでやんすよ!」

 

 

ウインドラ「それでこの森にいたということか………。

 しかし………。」

 

 

アローネ「()()()………と言うのは………?」

 

 

 うさにんのマクベルはこの森に住むアインワルド族に話を聞きに来たみたいだがその相手が巫女という聞き慣れない単語に疑問を浮かべる一同。

 

 

マクベル「え?

 巫女様のこと知らないでやんすか?

 坊やも?」

 

 

タレス「スミマセン………、

 ボクもダレイオスの住人ではあったんですが他の部族のことについてはまだよく習ってなかったものでして………。」

 

 

マクベル「そうでやんしたかぁ………。

 巫女様と言うのは他の部族でいうところの族長と同じ扱いでやんすよ。

 呼び方が違うだけで基本は同じものだと俺っち達は考えてやんした!」

 

 

アローネ「何故わざわざ族長とは違う別称を………?」

 

 

マクベル「それは………さぁ?

 クリティア族のように自身を長老と呼べと言うような方もおりましたでやんすからねぇ。

 その類いではないでやんすか?」

 

 

ウインドラ「長老に巫女か………。

 クリティアの長老オーレッド殿は拘りみたいなものがあったが巫女とは………。」

 

 

ミシガン「巫女ってことは女の人が族長なの?」

 

 

マクベル「そうでやんすよ。

 アインワルドは代々女性の方がその職に就いてるでやんす。

 アインワルド族は新たな命を産み落とす女性の方が社会的に立場が高いと考える()()()()で高い役職の人も殆どが女の人でやんす。」

 

 

カオス「女尊男卑………ってどういう意味?」

 

 

アローネ「女性の方が階位的に偉いということですよ。」

 

 

タレス「でも何でアインワルド族の巫女に話を訊きに来たんですか?

 話を訊くだけなら貴方達のいる島からはここよりもミーア族の人達や元首都として機能していたセレンシーアインのスラート族達に話を訊きに行った方が早いんじゃ?」

 

 

マクベル「それはまぁそうでやんすけどね?

 うちにも一応話しを訊く相手として誰が一番真っ当な話してくれるかがあるんすよ。

 要は信頼度の問題っす。

 アイネフールとミーアはどこにいるか分からなかったでやんすしスラートの人達はどうにも堅苦しくなりそうだしクリティアやカルトの地方は寒いからパス、

 ブロウン、フリンク、ブルカーンの三部族に至っては遠いしまともに話が通じるとも思えなかったでやんす。

 その点アインワルドの巫女様達は()()()()()()()()()()()ことは分かってるでやんすし他の部族達のように野心も無い。

 何より巫女様は美人で物腰もやわらかで会いに行くだけでも俺っちはなんだか幸せになれる気がするでやんす。」

 

 

ミシガン「なんか最後の意見が一番重要そうに聞こえるんだけど………。」

 

 

ウインドラ「婚約者だか子供だかがいる奴がそんな考えで会いに行っていいのか?」

 

 

マクベル「それはそれ、これはこれでやんしょ?

 雄に生まれたんなら例え恋人や妻がいたとしても他の女性に目がいっちゃうのはどうしようもないことなんでやんすよ。

 そこは目をつぶっていてほしいでやんす。」

 

 

アローネ「そんなものなのですか?」

 

 

カオス「いやぁ……、

 うんまぁ………?

 その通りかもしれないけど俺は………。」

 

 

カーヤ「?

 奥さんがいても他の女の人がいいと思えるものなの?」

 

 

カオス「お、俺に訊かれても困るんだけどなぁ………?

 俺にはそんな人いないんだし………。」

 

 

タレス「話が逸れてますよ。

 今はそんなことどうでもいいでしょ。

 

 

 ………マクベルさん、

 貴方はこれからアインワルド族の巫女の元へと向かうんでしたよね?

 でしたらボク達のことはそこで話をします。

 一緒に行きませんか?」

 

 

 タレスがマクベルにアインワルドの元への同行を誘い出る。それに対してマクベルは、

 

 

マクベル「え?

 いいでやんすか?

 俺っち乱暴な亀達とは違って戦闘はからっきしでやんすよ?」

 

 

タレス「分かってますよ。

 うさにんは基本的に逃げ足が早く戦闘をしない種族だってことは昔から聞いていましたから。

 それならボク達が戦闘を行ってマクベルさんは付いてくるだけでいいですよ。

 戦闘はボク達に任せてください。」

 

 

マクベル「!!

 それなら助かるっす!

 俺っちこの森に入ってからずっと迷ったり逃げたりで中々巫女様のところに辿り着けなくてそろそろ帰ろうかと諦めようとしていたところなんでやんす!!

 お客さん達が俺っちを守りながら進んでくれるって言うなら俺っち安心して巫女様のところに行けるでやんす!」

 

 

 タレスの提案に大喜びのマクベル。しかしどうしてタレスがそんなことを言い出したのか分からなかった他のメンバーは、

 

 

ウインドラ「……タレス、

 いいのか?

 何か信用に欠ける業者らしいが………。」

 

 

タレス「いえ、

 これでいいんだと思いますよ。

 近々ダレイオスが復興するという話は間違っていませんしそれにダレイオスが復興するとなると物流の流れは大事ですからこれを機にうさにん達にはまたダレイオスで活動を再開してもらうのが対マテオへのいい宣伝にもなると思います。」

 

 

アローネ「…そういうことでしたか。

 彼等が活動をし始めれば部族間での情報や物資の流れが速やかになり、それに伴ってよりダレイオスが復興するペースが早まるということですね?」

 

 

タレス「その通りです。

 ダレイオスの部族間でのやりとりは部族同士がやるよりかも仲介のうさにんがいた方がスムーズに進めやすいですし今からうさにん達にはその話をしておいた方がいいですよ。

 後になるとこの問題がどれだけ大きく関わってくるのかは皆さんにも分かるはずですから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マクベル「なにやってるっすか!!

 早く行くでやんす!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………本当にあの人に頼ってもいいの?」

 

 

タレス「………ちょっと心配なところはありますけど多分大丈夫だとは思います………。」

 

 

ウインドラ「自信なさげだな。

 それであれがどんな働きをしてくれるというのかがいまいち分からんところだが今はあいつを案内するのが先決か………。」

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