テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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精霊を殺めし者霊人

アインワルド族の住む村アルター クララ邸 残り期日七十二日

 

 

 

カオス「!」

 

 

ウインドラ「精霊を殺すだと………、

 そんなことができるのか?」

 

 

ラタトスク『………』

 

 

アローネ「ラタトスク………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ「可能のようですよ。」

 

 

ミシガン「うわっビックリした!?

 また急に!」

 

 

 ラタトスクの人格に移ってから暫く成りを潜めていたクララが話し出す。

 

 

クララ「これはラタトスクからお聞きした話ですが六(・)大(・)精(・)霊(・)以(・)上(・)の(・)格(・)位(・)の精霊はマナが安定している場合実体を持つことができるようです。

 その際の精霊は物理的な攻撃でどうにか倒すことができるのです。」

 

 

カオス「!!

 本当ですか!?」

 

 

ラタトスク『………あぁ本当だ。

 それで精霊達は一(・)時(・)的(・)に(・)お前達でいう死んだ状態になる。』

 

 

タレス「一時的に?」

 

 

ラタトスク『俺達精霊は死ぬことはあっても絶対に消えて無くなることはない。

 また時間が経てば周りのマナを吸収して再生するんだよ。』

 

 

ミシガン「それって死んだって言わなくない?」

 

 

ラタトスク『そうでもねぇのさ。

 お前達生物は生まれた瞬間は何も記憶がないまっさらな状態から始まるだろ?

 精霊もそれと同じさ。

 

 

 俺達精霊は一度死んで復活したら死ぬ前の記憶が無くなっちまう。

 一度死んで甦った精霊は同じ精霊でも全く違う別物に生まれ変わるんだよ。』

 

 

ウインドラ「精霊にそんなメカニズムが………。

 ………ではさっき言っていた無(・)理(・)の(・)な(・)い(・)話(・)と(・)は(・)ど(・)う(・)い(・)う(・)意(・)味(・)な(・)ん(・)だ(・)?」

 

 

アローネ「一度記憶が無くなって甦ったとしても実験に使われている事実は変わりません。

 それでしたら再び貴方達精霊は激怒するのでは………?」

 

 

ラタトスク『そう言われたらそうだが俺達精霊はあ(・)る(・)特(・)定(・)の(・)条(・)件(・)下(・)で(・)は(・)俺(・)達(・)精(・)霊(・)の(・)力(・)だ(・)け(・)が(・)残(・)り(・)続(・)け(・)て(・)俺(・)達(・)精(・)霊(・)の(・)意(・)識(・)が(・)永(・)遠(・)に(・)回(・)復(・)し(・)な(・)い(・)ケ(・)ー(・)ス(・)が(・)あ(・)る(・)んだ。

 そうなったら俺達精霊は完全にシャーマンに全てを乗っ取られた状態になる。

 そしたらもう精霊の復活は絶望的だな。』

 

 

ウインドラ「何なんだその条件下とは?」

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『精霊が死んだ瞬間にその精霊から出てくる“精(・)霊(・)の(・)核(・)”、要するに心臓を奪われることだ。』

 

 

アローネ「心臓を奪われる………?

 精霊の心臓を取り込むと言うことでしょうか………?」

 

 

ラタトスク『その考えが正解だな。

 俺達精霊が実体化してから誰かに倒されると精霊からは精霊の核が飛び出てくる。

 それを生物に取り込まれるとその精霊の核が取り込んだそいつを次(・)の(・)精(・)霊(・)と(・)し(・)て(・)認(・)識(・)す(・)る(・)。

 さくっと言えばそこで昨日話したシャーマンと精霊の器の取り合いが無くなって残るのが精(・)霊(・)の(・)力(・)を(・)持(・)っ(・)た(・)霊(・)人(・)と俺達が呼ぶ存在が完成する。』

 

 

タレス「霊人………?」

 

 

ラタトスク『俺達精霊はシャーマンの中にいる時シャーマンに圧力をかけて殺すこともできるが霊人になってしまえば精霊は何もできない。

 と言うよりかはもうその霊人自体が精霊みたいなものだからな。

 後はその霊人の元となった奴の人格が精霊の力を自由に使うことができるようになる。

 殺した精霊の司る力も思いのままだしなんだったら他の生物からマナを奪う能力も備わり出す。』

 

 

ミシガン「え?

 待って待って……!

 ってことは何?

 

 

 今ラタトスクがデリス=カーラーンにいるって言ったイフリートとシルフなんだけどもしかしてその霊人………とか言うのになっちゃってるの………?」

 

 

ラタトスク『………俺はその線が高いと思っている。

 俺がイフリートとシルフの気配を感じた時妙に精(・)霊(・)ら(・)し(・)く(・)な(・)い(・)人(・)の(・)よ(・)う(・)な(・)行(・)動(・)を(・)と(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)よ(・)う(・)に(・)思(・)え(・)た(・)。(・)

 あれは確実に霊人の動きだ。』

 

 

ミシガン「だ、だけどさ……!?

 精霊って………とんでもなく強いよね!?

 カオスの精霊だってとんでもない力を持ってるし………、

 ………霊人ってのがいるってことは………。」

 

 

ラタトスク『方法はどうやってだか知らんがそのようだぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 精霊イフリートと精霊シルフはそいつらを上回る力を持った奴に殺されて力と存在そのものを奪われた。

 そう考えるのが妥当だろう………。』

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「精霊が………あんな破壊的な力を持つ精霊と同等の力を持つ精霊が誰かに倒されたというのか………!?

 そんな力の持ち主が………!」

 

 

ミシガン「ね、ねぇねぇ!?

 霊人ってのになるとその人ってどんな風になるの!?

 精霊の力を奪うってくらいなら精霊と同じで寿命とかは………!?」

 

 

ラタトスク『霊人化に成功したらそこからそいつが老いることはなくなるぞ。

 精霊は皆その世界にマナがあり続ける限りはお前達のように病気で死ぬこともないからな。

 精霊は他者によって倒されなければ死ぬことはない。

 よって霊人もその然りだ。

 

 

 

 

 

 

 ………そしてもう一つ付け加えるとその霊人は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どういう意図があったかは不明だがゲダイアンと大勢のダレイオス人を殺害しているんだ。

 その経歴から俺達やお前達の敵であることは明確だ。

 ミーア族の奴等が言うにはその霊人達はマテオでは大(・)魔(・)導(・)師(・)軍(・)団(・)って噂されてるらしいじゃねぇか。

 丁度お前達がその名をパクってるようだが………。

 

 

 

 

 シルフの方はまだよく情報を漁れてないがイフリートの方は会っちまったらやべぇぞ。

 そいつに敵として会ったが最後そん時は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダレイオスごと消し飛ばされると思いな。

 半(・)年(・)前(・)に(・)ト(・)リ(・)ア(・)ナ(・)ス(・)周(・)辺(・)の(・)海(・)域(・)で(・)感(・)じ(・)た(・)奴(・)の(・)マ(・)ナ(・)は(・)十(・)六(・)年(・)前(・)と(・)比(・)べ(・)て(・)そ(・)ん(・)だ(・)け(・)上(・)が(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)ん(・)だ(・)。』

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