テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
アインワルド族の住む村アルター クララ邸 残り期日七十二日
タレス「ダレイオスごと………、
………精霊マクスウェルの力を見たあとではそれが冗談で言っていることとは思えませんね。」
アローネ「精霊達の力がどれ程のものか未知な部分がありましたから………、
正直なところ精霊マクスウェルは基本六元素の六大精霊よりも上の存在なのだと想定していましたがそこから六大精霊の力がマクスウェルの力に劣るものとばかり考えてました………。
それでもそれほどまでの力をお持ちなのですね………。
それは敵として相対したくはないですがどうなのでしょう………。」
ウインドラ「ラタトスクの話では大魔導師軍団………この場合は軍団というよりも
ゲダイアンを消滅させた犯人は死亡していた可能性があったがそのイフリートとシルフを殺して力を奪った二人はまだ生きていると見ていいな。
………一体どこでどうやって精霊達と出会いその力を奪ったのか………それとそいつらは何が目的なのか………?
その二人はどういう関係なのか、その二人が仲間だったとして他に後
六大精霊の力を二人も持っている者がいるのならば残りの四体ウンディーネ、ノーム、セルシウス、ヴォルトを手中にしている奴がいるということもありえる。」
ミシガン「ラタトスク今イフリートが半年前にトリアナス周辺で感じたって言ったよね………?
それでダレイオスにはシルフしかいないって………。
………ってことはイフリートは………。」
ラタトスク『マテオにいるだろうな。』
カオス「マテオにイフリートが………!?」
アローネ「半年前にトリアナス………?
半年前と言えば………
タレス「!
まさか………!
あの時にボク達の近くにイフリートを納めた霊人がいたんですか!?」
ラタトスク『そのようだな。
現場がどうだったかは目撃していない俺には分からんが
以来クララにお前達とイフリートの行方を探らせていたがそれから感じた波動は
ウインドラ「イフリートの次はシルフか………。」
カオス「各地でってことはシルフの霊人はダレイオスを移動しているんですか?」
ラタトスク『みたいだな。
俺とクララに追えた痕跡はいずれもダレイオスの
シルフの霊人にはどこか決まった停留場所は無いようでな。
奴は常にどこかを転々としている。
お前達気を付けときな。
そいつはイフリートの霊人と同じように気配を隠す術があるようだ。
何がしたいのかさっぱりだが関わりあいになるのは避けたほうが身のためだぜ。』
ミシガン「…まぁマクスウェル級の力を持った相手なんて会いたくもないけど………。」
アローネ「………六大精霊の霊人………、ゲダイアン消滅の真犯人でダレイオスを転々としている………、………半年前に………?
………それはもしやバルツィエの先見隊の中にその霊人がおられるのではないでしょうか………?」
タレス・ミシガン・ウインドラ「「「!!」」」
カオス「先見隊の中に霊人が………!?」
アローネ「状況を整理しますとゲダイアンを消滅させたイフリートの霊人はシルフの霊人と同じ技術を使用しているものと思われます。
その点からイフリートとシルフの霊人の関係性が非常に深い関係だということが推測できます。
そして霊人がゲダイアンを消滅させたということはダレイオスの敵であることは間違いありません。
ダレイオスの敵………それで半年前からダレイオスを移動し続けているというのであれば
ですからバルツィエの先見隊のどなたかにその霊人が潜んでいるのではないかと………。」
カオス「だ、だけど……!
それだとゲダイアンを攻撃したのは結局バルツィエってことになるよ!?
でもバルツィエのダインはゲダイアンを攻撃したのはマテオは関係無いって………!?」
アローネ「しかしそうとしか考えられません………。
半年前からシルフの霊人が出没するようになったと仰るのであればあのトリアナスの件では私達の他にダレイオスに渡ってきたのは先見隊ぐらいしか………。」
カオス「それはそうだけだど………けど!」
ウインドラ「………俺もその疑いが強いと思うぞ。」
カオス「ウインドラ………!」
ウインドラ「今世界的にも魔道具を開発する能力が高いのはバルツィエだ。
だったらアローネがそう考えるのも分かる話なんだ。
バルツィエの中に霊人………ゲダイアン消滅の犯人はやはりバルツィエにいると言うことだ。」
カオス「ならなんでダインはそのことを否定したんだよ!
バルツィエは自分達が攻撃したのなら素直にそのことを認めるんだろ!?
じゃあバルツィエは違うってことにならないか!!?」
ウインドラ「俺は前にそうお前に言ってたな………。
ではこうは考えられないか?
バルツィエの中に
そいつが霊人で独断で勝手にゲダイアンを攻撃したと………。」
カオス「別に動く者………?」
タレス「それはあると思いますね………。
バルツィエの連中も全員が同じ考えで行動しているとは限りませんし………、
騎士団長のフェデールはカオスさんを仲間にしようとレサリナスで演説していましたがラーゲッツやユーラス、ランドールは逆にカオスさんを殺そうとしていました。
ダインだけはカオスさんをどうこうしようとは思ってないみたいですが。」
ミシガン「そうだね。
なんかバルツィエって皆が皆自分達で物事を判断してる感じがするし連絡とかは取り合ってると思うけどそれでもその時その時で好きなようにやってるっぽかったよね。」
アローネ「ウインドラの追加補足が正しい気がします。
バルツィエは一つの組織で上下関係は決まっているようですがお互いが近くにいない時はそれぞれの自己判断を優先して活動している伏があります。」
カオス「………そうか。
それならバルツィエの中に霊人が二人いてその二人がゲダイアンを………、
………あ、でもそれだとバルツィエの連中は自分達の中に大都市を一瞬で消すような奴がいることを知らないのかな………?
そんな強い力を持ってたらそいつが真っ先にダレイオスに攻撃を仕掛けると思うけど………。」
ウインドラ「そこがどうにも意図が掴めんな。
バルツィエの奴等なら大半がダレイオスを殲滅したいと目論んでる者ばかりだ。
そんな奴がこの十六年でゲダイアンを一度滅ぼしたきり次の行動に出ないとは………。
…何か動かない理由があるのかそれか潜伏するくらいだから同じバルツィエの仲間にも自分がそういう力を持っていることに気付かれたくないかだが………。」
アローネ「カオス、
ダインさんはカオスが話すよりも先に精霊のことを御存知だったのですよね?
そしてダレイオスの大魔導師軍団をバルツィエが警戒していたと…………。」
カオス「うん、
ダインはそう言ってたけど………。」
アローネ「………バルツィエはただダレイオスを征服したいだけではないのかもしれませんね………。」
ミシガン「アローネさん何か分かったの?」
アローネ「まだこれが真実なのかはハッキリしませんが私が思うにバルツィエは………、
デリス=カーラーンの六大精霊をバルツィエの元に集めて何者にも抗うことを許さない絶対的な帝国を築き上げようとしているのではないでしょうか………?」