テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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アローネ達の他にも………

ユミルの森 残り期日七十二日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレント「「「「「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「ビズリーさん…?

 いかがなさいました?」

 

 

 アローネ達の真下では今にも壁を崩してアローネ達を捕らえようとトレント達が暴れている。早々に決着をつけねばアローネ達にも危険が及んでしまう。トレント達を焼き尽くす作戦は成功すれば一気にトレント達の数を減らすことができるが失敗すればアローネ達はそのままトレント達の餌食となってしまう。()()()()()()()()とはよくいったものだ。勝利を勝ち取るためには多少の大胆な立ち回りも必要になってくるが今アローネ達は逆に追い詰められようとしている。

 

 

ビズリー「…分かりません…!?

 魔術が………!

 火の魔術が発動しないんです!!」

 

 

タレス「魔術が発動しない………?」

 

 

ウインドラ「何…!?」

 

 

ミシガン「ちょっと待って!?

 ビズリーさん火の魔術は元々使えたんだよね!?」

 

 

 作戦の大潮で魔術が使えないと言い出すビズリーにミシガンが責めるように問い質す。それにビズリーは、

 

 

ビズリー「は、はい…!

 火の魔術は危険ではありますが何かと多様性があるのでアインワルドの者達も()()()()()()()()()()()()()()()()()()は皆が使える筈なんですが……!?」

 

 

 作戦が自分のせいで失敗することを恐れてビズリーが戸惑いだす。彼も何故自分の魔術が発動しないのか分からないようだ。

 

 

アローネ「………使えた筈の魔術が発動しない………?

 それまでは普通に使えていたのに………?

 ………………それはまるで………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()ですね………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴオオオオオオオオオオオオオッ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「……!?」グラッ……

 

 

ミシガン「不味いよ……?

 ちょっとこの壁もそろそろ限界なんじゃない………?」

 

 

タレス「あと持っても………二、三分が関の山ですね。」

 

 

 アローネ達が困惑している間にもトレント達の壁を崩すペースが落ちる訳ではない。タレスが作った違和の壁は既にひび割れが全体にまで拡がっている。このまま何もしなければアローネ達がトレントの群れの中に落ちていくだけだが………、

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………火………使わないでいいの………?」

 

 

アローネ「………」

 

 

 今この場にいる中で火の魔術が使えるのはカーヤただ一人。もう選べる手は彼女に頼るしかない。

 

 

アローネ「……ではカーヤさんお願いします。

 できれば火の魔術は小規模なものに加減してください。」

 

 

カーヤ「……いいよ。」パァァ…

 

 

 カーヤの手が赤く発光する。その光はトレント達に向けられ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「『フレアボム………』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボフッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アローネの指示通りに本当に小さな火の粉をトレント達に向けて放った。アローネは直前までカーヤのフェニックスとしての力しか見たことがなかったためカーヤがここまで器用に力を使いこなせるとは思っていなかったのだ。

 

 

アローネ「(…考えてみれば彼女はバルツィエの血筋……。

 バルツィエはこのデリス=カーラーンではもっともマナを扱う粉とに関して抜きん出ている一族でしたね………。

 それならこの程度の力加減もお手のもの………。

 

 

 ………これでどうにかトレント達を殲滅できればよいのですが………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチッ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチッ………パチッ……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチパチパチパチ…………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチッ!!ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーヤの放った火の粉が少しずつ燃え広がりトレント達へと伝染していきどんどん大きくなっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレント「「「「「ゴガアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」」」」」

 

 

 火に包まれたトレント達は一斉に苦悶の叫びを上げる。感染個体であろうと体を覆う熱には抗いようのない苦しみを覚えるようだ。

 

 

ウインドラ「ゾンビ形態なら例えヴェノムの感染個体であっても燃えやすい体質は変わらないらしいな!

 これでトレント達も大分数を削れるといいが………。」

 

 

ミシガン「すごい………。

 こんなに間近で大量のモンスターが燃えるところなんて滅多に見れないよね………。」

 

 

ビズリー「…こんな手段があったなんて………。

 この手段をもっと早くに思い付いていればここまで()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろうに………。」

 

 

 それぞれがトレント達が燃え朽ち果てていく様を眺めながら感嘆の息を溢す。見事にアローネの作戦は成功した。後はここを拠点に後続に並ぶトレント達を全て倒す算段なのだが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレント「「「「「「「「「「グゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス「まだまだ数が多すぎますね。

 これは暫くここでこの作業が続きそうです。」

 

 

アローネ「そうですね。

 ではタレスはまたこの足場の補強をお願いします。

 ミシガンは火がこの壁の囲いの中だけに収められるように囲いの外側に燃え移った火の消火を。」

 

 

タレス「了解です。」

 

 

ミシガン「任せといて。」

 

 

ウインドラ「なら俺は囲いの外側から壁を崩そうとするトレント達を迎撃するぞ。」

 

 

ビズリー「私は何をすれば………?」

 

 

アローネ「ビズリーさんは………、

 ………今どの魔術が使用できるのか試していただけますか?

 貴方の身に起こっていることがもしかすれば私達と同じ症状を引き起こしているかもしれませんので。」

 

 

ビズリー「貴女方と同じ症状………?」

 

 

アローネ「えぇ………、

 私達は精霊の力によってこの世界における最強の生物ヴェノムに対抗する力を得ました。

 ただそれは直接精霊の力を授かった私達とカオスや私達を通して術を受けられた方々とは段階的な違いがありまして………。

 

 

 ………それがもしかすればなのですけど………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その段階的な()()()()()()()()()()()()()()()()になっているのではないかと思われます………。」

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