テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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まだ終わらぬ戦い

ユミルの森 残り期日七十二日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「…それでアンセスターセンチュリオンがトレント達の中から………?」

 

 

 カーヤの話ではトレント達を一ヶ所に留めていたらそれらがいきなりまとわりつくように絡み出してその中からアンセスターセンチュリオンが出現したと言う。

 

 

カーヤ「うん………。

 だからカオスさんを急いで呼びに来た。」

 

 

カオス「………」

 

 

 カーヤの話からビズリーがそのモンスターにむかってアンセスターセンチュリオンと発言したことからアローネ達の方に現れた個体はアンセスターセンチュリオンで間違いないのだろう。そしてそれを目撃した後にこちらの方へとやって来たカーヤがカオスが倒した個体もアンセスターセンチュリオンだと言う。フリンク族の時のフェニックスのようにアインワルド族から伝え聞いていた情報と今回のことは明らかに情報に伝えられていないとおかしな部分がある。アンセスターセンチュリオンが()()()()()()()流石にアインワルド族もカオス達に話すはずだ。何故それを伝えなかったのか?あんな巨大で目立つ風貌をしていたら見つけられなかったなどという言い訳はできない。六年前に出現したのであれば目撃例が一体だけなどということもないだろう………。

 

 

 

 

 

 

 …とすればアインワルド族もこの事態になることを予測できなかったのだろう。アインワルド族でさえも今回は()()()()()()()()()()()()()()()()()()だと認識して動いていた。案内人のビズリーとダズもそう想定して今回の作戦に参加してもらった。であるならば色々と辻褄が合うのだ。今度の二体目のアンセスターセンチュリオンは()()()()()()()()()()()()()()()()()であったと言うことだ。()()()()()()()()二体目のアンセスターセンチュリオンが出現してしまったとしか思えない。

 

 

カオス「(………一体何がどうしてこうなってるんだ………?

 アンセスターセンチュリオン討伐はまだ終わってないのか………?)」

 

 

 パーフェクト試合を達成したカオスでももう一度あの巨大モンスターを相手するのは辟易する。元が植物であるため適格な急所がないアンセスターセンチュリオンやトレント達は攻撃に一切怯まず向かってくる。生物には大抵痛みを避けるための()()が備わっている。ヴェノムの感染個体ゾンビにはそういった作用はなかったがそれで呻き声や仕草でまだ感染前のモンスターのように倒すことはできた。

 

 

 ここでのトレント達は今まで倒してきたモンスター達の特長が全くない。呻き声は上げるがそれは攻撃に関係なく上げているのか攻撃が効いていて上げているのか判断のしようが無いのだ。なにせトレント達は()()()()()()()()()。流すとしたら樹脂ぐらいのもので生物として正しくダメージを与えられているのカオスには分からない。アンセスターセンチュリオンにもそれは当てはまりカオスは戦闘中何度も剣撃が通用していないのではないかと思ったほどだ。それも体力が自慢と言う情報を事前に知っていたからこそ呑み込んで剣を振り続け倒せたが今度はもう一体………。

 

 

カオス「とにかくアローネ達を探さないと!!

 アローネ達はまだそのもう一体のアンセスターセンチュリオンと戦ってるの!?」

 

 

カーヤ「戦ってるかは分からないけど………多分まださっきの場所に………」ピカッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バチバチバチバチッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瞬間カオスとカーヤの見ていた景色が明滅し直後に二人がレアバードで飛んでいた場所から真東の方角から()()()()()

 

 

カオス「!今のはウインドラの………!」

 

 

カーヤ「あっちは………アルターだけど………。」

 

 

カオス「アルター………?

 ってことはウインドラ達はアルターに戻ったのか?」

 

 

 このユミルの森に来るまでの旅でウインドラの雷の魔術ライトニングを使ってモンスターを呼び寄せたりウインドラが自分の居場所を報せる目的で天空に向けてライトニングを放つことがあった。今射ったのは恐らく後者だろう。

 

 

カオス「…ウインドラ達のことだから今よく分からないことが起こってるみたいだからアルターに一度戻ってるのかもしれないね。

 カーヤ、

 悪いけどあっちのアルターの方に向かってくれる?」

 

 

カーヤ「…うん………。」

 

 

 カオスとカーヤはライトニングが見えたアルターの方角に向かうことする。カオスとカーヤ以外のメンバーは纏まって動いていたからウインドラ一人だけがアルターに戻っているということはないだろう。それなら全員が今アルターにいるということになる。ライトニングを使ったのは皆かれ離れていたカオスとカーヤに現在地を報せるべく使ったものと思われる。

 

 

 十分程レアバードで飛行してカオスとカーヤの二人はアルターに帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインワルド族の住む村アルター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオス!!」

 

 

カオス「アローネ!

 皆は無事!?」

 

 

 アルターに到着した途端アローネが駆け寄ってきた。

 

 

アローネ「えぇ、

 皆は全員「無事だ。」」

 

 

ウインドラ「こちらにアンセスターセンチュリオンの姿を確認したんで俺達は一旦体制を建て直すべくアルターに急いで戻ることにした。

 皆多少は負傷していたがそれも治療した。

 全員無事だぞ。」

 

 

カオス「!

 そうか………。」

 

 

 離れていた仲間達の無事を聞いて安心するカオス。少しの間離れていただけだったが自分のいないところで自分が強敵と認めた相手と対峙したと聞し内心では心配していた。

 

 

ウインドラ「…それよりも今はアインワルドともう一度話をする必要があるな。

 聞かされていた情報通りに動いたというのにまさかこちらの方にアンセスターセンチュリオンが現れるとは………。」

 

 

アローネ「カオスは今までトレント達の相手をしていたのですか?」

 

 

カオス「そのことなんだけど………。」

 

 

 カオスは先程までのことを二人に話す。それから現時点でアローネ達の班の方にも本物のアンセスターセンチュリオンが出現していたことを。

 

 

 二体目のアンセスターセンチュリオン………。討伐すべきヴェノムの主はこの地に二体いた。ウィンドブリズのカイメラのことを彷彿とさせる事態だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし実際にはこの地に現れたヴェノムの主は………。

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